樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

ちょっとだけ☆スピリチュアル その2

2007年06月25日 | つれづれに

自分の家のことばかりで、恐縮ですが、今朝急に思い出したことがありました。

この家を借りようと、見に来た時の印象です。

庭の大樹は目を見張るものがありました。
そして、その時もうひとつ、あらっ?思ったことがあったんです。

それは大樹に面したベランダが、とてもきれいだったということ。
その時は、大家さんがお掃除しておいてくれたんだろうなと思っていたのですが、
そうでもなさそうです。というのは、
住んでみても、不思議なくらいうちのベランダは汚れません。
犬がいるので、ベランダが汚れていると足がよごれて
結果的に室内が汚れるから気にしてはいます。
でも、特にすごくお掃除するわけでもないんです。

今朝、こんな大樹が残るってことは、
きっと誰もがこの樹に霊性を感じて切らなかったからだよねー
なんてベランダで思っていたら、ふと「憑神」の祠を思い出しました…。

そこであわてて、私はベランダにお茶とお水を供えました。
お茶とお水は、毎朝ミニ仏壇に供えているから特に手間ではないんです。
これから仏様といっしょにお庭の樹にも供えてみようかな。

「憑神」でツキがめぐるとか厄払いがわからないと書きましたが、
もしかしたら、私の場合はこれに気がつきなさいってことだったのかも。


ちょっとだけ☆スピリチュアル その1

2007年06月24日 | つれづれに

まず、私は特に霊感が強いというわけではありません。
ましてや、霊能者ではありません。

でも、世の中に霊能者という人がいることは、嘘ではないと思います。

東京という土地は、地形の変化に霊的な働きを敏感に感知していた縄文人の、
思考からいまだに直接的に影響を受け続けている(アースダイバー)と言うように、

縄文人は一般的にも、現代人に比べ直観力というものが何十倍もあったでしょう。
それは直観力不足がそのまま身の危険につながるからです。

その縄文人の中にあって、
さらに優れた直観力を持った人たちがいるのは不思議なことではないし、
その血が現代まで流れていることも、やはり不思議ではないと思うのです。
つまり、霊能者という人たちは、
自分の意志とは関係なく、縄文の血を濃く受け継いでいる人

というのが、私の解釈です。

その人が本物であれば、ですが。

まあ、私は勘の鈍い現代人の中でも、さらに鈍い方かもしれません。

でも、そんな私でも気にすれば気になることはある。

私が引越しするにあたって、ある霊能者の方に見てもらったと以前書きました。
その方は土地を非常に大事にする方で、アースダイバーともつながる見解をお持ちです。

その時、現在の場所は風流人の庵の跡だと言われました。
(それが樹庵の由来ということも書きました)
あとで調べたら、明治時代は侯爵邸の池の島だったことも書きました。

ここへもってきた植物で、引っ越した直後に、どっと葉を落としたものがありました。
5年ぐらい育てて一度もそういうことはなかったので、枯れたのかと思ったのですが、
古い葉を落とした後から、今までにない元気な葉が出ました。

じつは、それを思い出したのは、先日鉢植えをいくつか買ったのです。
買って3日目に、全ての鉢で買った時に咲いていた、たくさんの花が散りました。
そして、その後元気な蕾が出ています。
きっとこれから咲く花はとても元気だと思います。

白いむくげのサボテンは、
前の家では、気がつくと白い毛が真っ黒になってしまったんですが、
引っ越してから、上からどんどん白くなっています。

素人考えですが、どうやらここは気が強くて、
(性格ではないですよ、気功とかの気です)
どうも一度、その洗礼を受けるようです。

そういえば、うちの愛犬イヴも、引っ越した直後からおなかの調子が悪くて…、
今はすごく元気で、太ることを恐れている(実はもう太っている)くらいです。
引越しのストレスだと思っていたんですけど。もしかしたら…。

そしたら、この私は?どうなんでしょうか?…鈍感なんでねぇ。


「憑神」

2007年06月23日 | 映画

 

♪御利益、御利益♪~と、
米米CLUBの景気のいい音楽が流れて映画は終わってしまったが、
私は御利益どころではなく、消化不良に苦しんでいた。

「全てのツイてない人の幸せ(ツキ)が動き出す!!」
って新聞広告には書いてあったじゃん。
「浅田:きっとこの映画を見た人はしあわせになりますよ。
うん、そんな感じがした!厄払いにはもってこいの映画だと思いますね。」
って館内でもらったかわら版にも書いてあったじゃん。
どこが?どこがそうなの?

時は幕末、
代々将軍の影武者を務める家柄とは言え、
借金だらけの下級武士の別所彦四郎(妻夫木聡)。
文武に優れ秀才ではあるが、出世の見通しはまったくない。
裕福な武家に婿養子に入るが、子供を作ったらもう用済みと追い出されて、
兄夫婦と母のいる実家で肩身の狭い思いをしている。
ある夜、間違えて詣でた稲荷の祠。
そこは貧乏神、疫病神、死神を呼び寄せる稲荷だった。

貧乏神(西田敏行)、疫病神(赤井英和)まではけっこう笑えるし、
とり憑かれても、なんとかクリアして行くのが面白いが、
問題は死神。
死神のおつや(森迫永依)が登場してから、話が急速にわからなくなった。(私には)
彦四郎はおつやと会ったことで自分を見つめ直し、

最後に彼は「武士として」上野の山で死ぬのだが、
御利益とかツキが動き出すとか、厄払いと、どういう関係になるわけ?

そこがどうしてもわからないよぉってんで、帰りに原作を買って、
彦四郎が将軍の影武者として上野の山に向かうところを読んだ。

八方塞でどうにもならない彦四郎だが、
幕末と言う今までの仕組みがひっくり返る時代にあって、武士とは違う道もあった。
しかし敢えて彼は武士の本懐を遂げる。
ああ、「武士道とは死ぬことと見つけたり」っていう葉隠れのあれだ!…かな?

彦四郎が、将軍(の影武者)として馬上から
「出世として、これほどの出世はない」と言うが、
その時彼は確かに将軍彦四郎だったと思う。
下級武士の八方塞がりの境遇と、武士としての生き方というものを考えるに至って、
ようやく彦四郎が武士の本懐を果たしたところまではわかった。

でも、まだ「ツキを呼ぶ」とか、「厄払い」というのがよくわからないぞー。


「キサラギ」

2007年06月22日 | 映画

キサラギバナー

オタクで、手っ取り早くイメージできるのは「電車男」だけど
実際には、見た目がいかにもというオタクは、
普通に暮らしているとなかなかお目にかかれない。
だからオタクを見たくて行ってきた。
(動物園じゃないんだけどね)

キサラギでは
全員が喪服という最も社会的な服装で集まったから、
(途中で塚地の安男も洋服の青山で買ってきた)、
それが逆に、オタクさを際立たせた。
あれが電車男のファッションだったらぜんぜん面白くない。
そう、喪服にも意味がある。

自殺したアイドル如月ミキの一周忌に、ファンサイトを通じて5人が集まる。
家元(小栗旬)、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)、
スネーク(小出恵介)、安男(塚地武雅)、いちご娘(香川照之)だ。
思い出話でもするつもりが、「彼女は自殺じゃない」という言葉から、
密室での犯人探しが始まる。

さっきまで犯人扱いされていたひとりが、
数分後には立場が逆転している展開の速さがとにかく楽しい。

オタクは、しあわせだ。あそこまで熱くなり、
あそこまで打ち込めるものが人生にあるって、羨ましいっすよ。

全員が納得できる結論に収束したあと、
ホームスター(部屋で天井に星空を映すあれです)を見ながら
それぞれが如月ミキの思い出に浸る。
来年もと呼びかける家元に、
もういいじゃないですか、というオダ・ユージ。

私が妙に納得したのは、
そんなに熱くなり、そんなに打ち込んでも、
所詮は自分の世界のことで、
如月ミキも自分の中の如月ミキ、他人と共有する気はないというところ。
ああ、これがオタクのオタクたるゆえんだ。

いいモノを見たなって気分。

喪服の男たちが、如月ミキの歌に合わせて踊るのは、
なんだか嬉しくなるエンディングでした。


「しばわんこの和のこころ」

2007年06月21日 | 絵本

しばわんこさんは、
こじんまりした和風のお宅に住んでいらっしゃいます。
床の間のついたお座敷のあるお宅で、古風な台所があります。
毎日お掃除したくなるお庭と竹垣が気持ちの良いお宅です。

でも…わんこさん、何で食ってらっしゃるの?
しばわん太郎さんとか、しばわん介さんとかいう

ご主人がいらっしゃるのでしょうか?
こんなに優雅に日本の四季を楽しめるあなたって…。

でも、表札を見ると、
しばわんこと、みけにゃんことだけしか書かれていないんですよね。
ふーん、そんなら年金暮らし?

犬に年金出たかな?
でも、あの社会保険庁のことだから出ても不思議はないかも…しれない。

<も少し詳しく書きますと>

しばわんこさんが、日本の四季に合わせて、和のこころを教えてくれるという絵本です。

日本犬らしい、落ち着きとやさしさをもった、しっかりもののしばわんこさんは、
まずは掃除の仕方から教えてくれます。
それも掃除機なんぞは使いません。
姉さんかぶりもかいがいしいわんこさんが、ほうきと雑巾でのお掃除を、
やさしい表情でバシッと教えます。(陰でほうきでひっぱたかれるかも)

お掃除が済んだら、お客様を座敷にお通しする作法、
敷居をふんだらあかんとか座布団のすすめ方とか、
お茶の出し方なんかも細かく教えてくださいます。

お姑さんみたいだって?
いまどきこれだけ知っている姑はいないと思うけどな。

そして春夏秋冬と、日本の四季と共に、しきたりや作法を
「あんたね、最低このくらいは知っておかんかい!」と、やさしく教えてくださいます。

着物の着付けも出来るわんこさん。
手作りのちらしずしも水羊羹も美味しそうです。

特に贅沢はしないけど、心が豊かなわんこさんの、
満たされた感じが表情によく現れている絵本です。
考えてみれば、お作法だのしきたりだのは、
心豊かに暮らすためのちょっとした心使いなんだろうな。
ああ、気持ちが豊かになりました。ありがとうございました。

…で終わってしまうから、
いつまでたっても不束者な私でございます。