「幇間」
谷崎潤一郎
今まで生きてきた中で このお話は飛ばして読んどったん
読み方がわからへんかったし 出だしが どーも入り辛かったし
(ほうかん、たいこ)と読むそーや
55歳にしてようやく 到達
ちょっとばっかし マゾ気のある 太鼓持ちの話でしたね
出川さんや ワッキーさんを彷彿させますな
ネチっこく屈折したマゾ世界じゃなく ライトマゾ
ひょうきん者の悲しみとゆーか でも悲しくはないん
いや やっぱ悲しいんかなー
そのあたりが はっきりせん
いつもの冷徹さが少なめっちゅーか
ちょっと谷崎節がビンビンに出ていない感じです
梅吉ってゆー芸者さんのSっぷりがちょっとお茶目
痴人の愛のナオミの原子とゆーか
種ですな
そーゆー風に扱われるのが好きな感じが この頃からちょびっと出てるわけやね
ただし このお話には性欲とリンクするよーな被虐性はまだ薄っすらです
ライト
谷崎潤一郎全集 - 第一巻 | |
クリエーター情報なし | |
中央公論新社 |
それはそれで良いですね。しかも全集で読むというのは贅沢で憧れますな。
私は中公文庫のラビリンスを少しづつ集めて行こうという警告も、すっかり止まってしまっています。反省。
ただ、あちらはカテゴリー別の編集なので美味しい所を読んでしまうと、継続意欲は落ちます。
全集の構成はどのようになっているのでしょう。
読書もフェチが大切ですから、谷崎くらいになってくるとキンドルではあかんと思います。
紙媒体の全集は所持しときたいだけで
読み易さ機能性はkindleが一番です
全集の構成は中心となるお話と、それに関連するものが年代で編纂されていて、フェチ的コンプリート感があります。まさに所有欲を満たしてくれるナイスな全集です
紙媒体の全集を所有欲用に、kindle版をいつでもどこでも閲覧できる用に、全部集めるのがベストです
谷崎もんだけは、その価値ありだと思います