「じゃれ合う程度」の暴行11回で隣人殺害か…
全身入れ墨の男「犯行後も区役所で」遺族を驚愕恐喝
「傷害や暴行と呼ばれるようなことはしていない。じゃれ合う程度だった」 警察の調べに対し、男はこう言って容疑を否認しているという。
23年1月4日に大阪府警捜査1課が暴行の疑いで逮捕したのは、堺市中区の無職・楠本大樹容疑者(32)だ。楠本容疑者は、同区にあるマンションの隣人で無職・唐田健也(たつや)さん(当時63)に繰り返し殴る蹴るの暴力を加えていたという。 「府警によると、楠本容疑者はマンション4階に住む唐田さんに対し22年10月から11月にかけ少なくとも11回にわたり暴行をしていたそうです。加害場所はマンションの廊下や唐田さんが生活保護受給の相談で訪れた堺市中区役所、飲食店などさまざまで、日常的に暴力をふるっていたとみられます。 11月21日午前中に、区のケースワーカーが一人暮らしの唐田さんの部屋を訪れインターフォンを押したが反応がなかった。玄関にカギがかかっていなかったため室内に入ると、唐田さんが居間の床に仰向けで倒れていたんです。駆けつけた消防隊により、スグに死亡が確認されました」(全国紙社会部記者)
司法解剖の結果、唐田さんの身体中に打撲が確認され、肋骨などが何ヵ所も折れていた。呼吸ができなくなり、前日20日午前中には亡くなっていたと思われる。楠本容疑者は、事件直後に奇妙な行動をとっていた。 「警察が来る前に、第一発見者のケースワーカーに唐田さんの財布やキャッシュカード、運転免許証を渡したそうです。『これまでに預かっていたもんや』と言って。唐田さんとの関係を聞かれると、こう説明したといわれます。『コイツのカネの管理を任されているんや。身寄りがないからオレが管理している』と」(同前) さらに楠本容疑者は、唐田さんの遺体が発見された日の午後、遺族に対し驚きの恐喝行為を行っている。 「唐田さんの弟や親族を区役所に呼び出し、シャドーボクシングのような素振りをして『(唐田さんが)借金を返していない』『いつでも殴るぞ』と脅したそうです。『保険があるから返済しろ』と、区役所の職員が同席しているにもかかわらず脅迫。
『(弁護士や警察に)一切の異議の申出をしない』という誓約書に署名、捺印させ、現金約12万円を脅しとったとされます。楠本容疑者は12月に恐喝の疑いで逮捕されました。警察の調べに対し『区役所で話し合ったことは事実だが文面の内容が違う』と供述していたようです」(同前) 楠本容疑者は、以前からトラブルの絶えない人物だったようだ。フェイスブックには全身に入れ墨が彫られた自身の写真を掲載。〈あの糞女絶対にただでは済ましません!地獄見ますよ!〉〈ボンクラ殺すぞ!〉〈闇討ち行くぞ!覚悟しとけよ〉と、尋常ではない書き込みも頻繁にみられる。 警察は楠本容疑者が唐田さんの殺害に関与している可能性が高いとして、さらに捜査を進めている。
(FRIDAYデジタル 2022.1.6)
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