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「おい、小池」小池俊一 容疑者(52)岡山市内で死亡

2012年10月20日 | ヒトゴロシ

2001年に徳島市の父子が絞殺された連続殺人事件で、岡山、徳島両県警は20日夜、殺人容疑で警察庁指定重要指名手配を受けていた住所不定、無職小池俊一容疑者(52)が、岡山市内で死亡していたと発表した。

病死とみられる。

発表によると、19日夜、同市北区内で小池容疑者と同居する女性から、「(小池容疑者が)トイレの中で倒れている」と119番があり、市内の病院に救急搬送。その後、死亡が確認された。岡山県警が変死事案として調べ、体の特徴などから小池容疑者と判断した。県警は同居する女性からも詳しく事情を聞いている。

事件は2001年4月20日に発生。徳島市吉野本町の徳島県営住宅1階で火事があり、この部屋に住む無職松田優さん(当時66歳)の遺体が見つかった。翌21日未明には兵庫県五色町(現・洲本市)の別荘造成地の草むらで松田さんの長男で無職浩史さん(当時38歳)の他殺体が発見された。ともに絞殺で頭などに鈍器で殴られた痕があった。

徳島県警は父子と交友関係があった小池容疑者を、浩史さん殺害容疑で指名手配。04年に製作した手配ポスターの「おい、小池!」のキャッチコピーが関心を集めた。警察庁は10年9月、「捜査特別報奨金対象事件」に指定していた。

(2012年10月20日21時47分 読売新聞)


小池俊一容疑者:岡山で病死…徳島父子殺害事件で指名手配

01年4月に徳島市の父子が殺害された事件で、徳島、岡山両県警は20日、殺人容疑で指名手配し、「おい、小池!」のポスターも使って行方を追っていた小池俊一(としかず)容疑者(52)が、岡山市内で死亡していたと発表した。心臓疾患による病死とみられる。徳島県警は小池容疑者の逃走経路や生活実態を調べるとともに、容疑者死亡で書類送検する。

両県警によると、今月19日午後9時10分ごろ、岡山市北区中山下2にある自宅マンションのトイレで倒れているのを見つけた同居の女性(67)が119番通報。約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。「偽名ではないか」と不審に感じた葬儀業者が通報し、岡山県警が調べたところ、指紋などの照合で小池容疑者と判明した。

小池容疑者の岡山での職業は不明。通報した女性と05年から同居し、「小笠原準一」と名乗って年齢も55歳と偽っていたという。

事件は、01年4月20日、徳島市の松田優さん(当時66歳)の自宅が火災になり、焼け跡から首にコードが巻かれた優さんの遺体が見つかった。翌日には、同居していた長男の浩史さん(同38歳)が兵庫県五色町(現洲本市=淡路島)の草むらで焼死体で発見された。

優さん宅から約4000万円を預けた口座の通帳と印鑑が無くなっていたが、金は引き出されていなかった。両県警の捜査で、父子と遊び仲間だった小池容疑者が浮上した。

徳島県警は専従捜査員を置いて行方を追っていた。04年に手配ポスターを作製し、有力情報に対し上限300万円の公費懸賞金もかけられていた。

(2012年10月20日 21時39分 毎日新聞)



「おい、小池!」 殺人容疑で手配の容疑者、岡山で遺体で発見 

平成13年4月に徳島市で起きた父子殺害事件で、長男への殺人容疑で徳島県警が全国に指名手配していた小池俊一容疑者(52)について、徳島、岡山両県警は20日、岡山市内で遺体で見つかったと発表した。病死とみられる。

徳島県警は16年に「おい、小池!」と書かれた手配ポスターを作製、情報提供をよびかけていた。

岡山、徳島両県警によると、小池容疑者は19日午後9時10分ごろ、岡山市の自宅トイレで倒れ、同居女性(67)が119番したが、約1時間後に死亡が確認された。小池容疑者は女性と17年から同居し「小笠原準一」と名乗っていた。

岡山県警は、19日の検視段階では小池容疑者と気付かなかったが、20日午前に葬儀業者が「偽名ではないか」と疑念を抱いて通報。その後の指紋照合で小池容疑者と判明した。

父子殺害事件は13年4月20日、徳島市の県営住宅の松田優さん=当時(66)=方で火災が発生、焼け跡から首を絞められた松田さんの遺体が見つかった。翌21日には兵庫県洲本市の別荘地にある草むらの焼け跡で長男の浩史さん=当時(38)=が焼死体で発見された。徳島県警は、松田さん父子と接点のあった兵庫・淡路島出身の小池容疑者の犯行と断定、同年5月に全国に指名手配。昨年には優さんに対する強盗殺人、現住建造物等放火の疑いで逮捕状を取っていた。

 

生年月日:昭和35年-月-日
身長:174㎝位
特徴:右下腹部10cm手術痕
出生地:北海道

2001年4月中旬、徳島市内にあった自宅マンションで松田浩史さんの首を絞めて殺害し、 同21日未明、兵庫県五色町(淡路島)の別荘造成地に遺体を捨てた後、焼いた疑い。
小池容疑者は同県洲本市に住み、淡路島内の会社などに勤務していたが金銭トラブルなどで辞め、 最近、徳島市内に移りパチンコ店に通ううち松田さん父子と知り合ったらしい。
今月中旬に、小池容疑者が使っていた車が兵庫県淡路町の岩屋港近くに放置されているのが見つかり、 車内の衣類に付着していた血痕がDNA鑑定で松田浩史さんのものと確認された。
この事件では、父親の松田優さんも先月20日、徳島市吉野本町4の県営団地1階の自室の焼け跡から、 頭部を鈍器で殴られたうえ首を絞めて殺されているのが見つかった。
部屋から総額約4000万円の預金通帳がなくなっている。 

事件概要


平成13年(2001年)4月20日、徳島市内にある県営住宅内の一室で 火災が発生し、焼け跡からその部屋に居住する松田優さん(当時66歳)の遺体が、さらに翌21日には兵庫県淡路島の別荘地の草むらで松田優さんの長男 松田浩史さん(当時38歳)が焼死体となって発見されました。両名は、殺害された後、その遺体が焼かれたものでした。

徳島県警では事件認知後、捜査本部を設置して強力に捜査を進めた結果、被害者と接点のあった北海道生まれで淡路島出身の小池俊一を被疑者として断定 し、同年5月に全国に指名手配しました。



火葬寸前だった「おい、小池!」 被害者遺族は「生きて捕まらず複雑」

交番や警察署に張られたポスターで知られる「おい、小池!」は火葬寸前だった。徳島市の父子殺害で指名手配中の小池俊一容疑者(52)の死亡が20日、確認された。事件から11年。岡山市の住民は「まさか」と驚き、被害者遺族は「生きて捕まってほしかった」と複雑な表情を見せた。

 県警本部や県庁にほど近い岡山市北区の雑居ビル。住民男性(23)によると、小池容疑者は3階に女性と同居。少し茶色がかった短髪で、Tシャツやジーパン姿が多かった。姿を見掛けるのは週に1度ぐらいだったといい、「こんにちは」と声を掛けると「うぃっす」と返された。

 約1カ月前、ビル階段で携帯電話をしていると、コンビニの袋を抱えた小池容疑者とすれ違った。目が合うと、振り返り、のぞき込むように何度も顔を見られたという。

 この男性は「手配ポスターを見たことがあるが、似ているとは思わなかった。まさか…」と絶句した。

 殺害された松田優さん=当時(66)=の義理の姉春子さん(73)=福岡市博多区=は「10年以上捜査してくれた警察の苦労は分かるが、生きて捕まらず複雑な気持ち。法で裁いてほしかった」と話した。

 優さんの遺族らは2004年9月「捜査に協力する会」を結成し、独自の懸賞金を設けるなどしていた。10年11月からは上限300万円の公的懸賞金の対象になった。

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