(Theodore John Kaczynski、1942年5月22日 - )
平坦でない起伏のある土地で、縁まで行けばそこから崖のように急角度の斜面になっているのがわかるし、滝まで流れ落ちている。私の小屋から歩いて2日はかかる所なんだ。1983年の夏までは、散歩をするならそこ、というような場所だった。その年の夏は私の小屋の周りには人が多すぎて、ちょっとした平穏を求めて出かけることにしたんだ。あの高台に戻っていつもの場所に行ったら、あの人間たちがちょうどそこの真ん中を通るように道路を建設しているのに気が付いたんだ...。私がどれだけ取り乱したか想像もつかないことだろうね。その時から心に決めたんだ。これ以上自然の中に生きる技術を身に着けるよりも、体制そのものに仕返しをするのが先だ、と。つまり、復讐だ。
— セオドア・カジンスキー
人は安易な生き方を選ぶ。車やテレビ、電気を手放すことに、抵抗感が薄い人などほとんどいない。私が思うに、穏当で計画的な手段によって産業主義的な体制を解体することなどできはしない。それを取り除くための唯一の方法は、機能停止させたうえで破壊することだと思う...大きな問題は、人は革命が起こるとは考えてもいないということだ。正確には、それが可能だと信じていないから不可能なのだ。エコアナキズムの運動が大きな成果を上げていることは私も認めるが、まだ足りない...。真の革命は改革とは距離をとるべきだ...。できるだけ多くの人が自然に親しめるように意識高い努力がされていればいいとは思う。ざっくり言えば、すべきことは自分たちが正しいと世間の大半に納得させたり説得することではなく、まずは体制が機能停止になるところまで社会に緊張感をもたらすことを目指すべきだ。人が反逆者に変わるだけの社会不安をつくりだすんだ。それではどうやってその状態まで緊張感を高めるのか?— セオドア・カジンスキー
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