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ダリア・ドゥギナ 自動車爆破事件

2022年08月23日 | ヒトゴロシ

2022年8月20日夜、ダリア・ドゥギナは父ドゥーギンとともに映画監督エドゥアルド・ボヤコフと公正ロシアの元下院議員ザハール・プリレーピンが主催するイベントに参加し、ドゥーギンは「伝統と歴史」の講義を行った。イベント終了後、帰宅する途中の21時30分ごろ、ボルシエ・ヴィアゼミ村近くのモジャイスコエ高速道路で、運転していたトヨタ・ランドクルーザープラドSUVが爆発。目撃者によると、車はコントロールを失い、路肩に停車後に発火。車内で爆発装置が作動したと見られ、現場でひどく火傷を負った遺体が発見された。身元特定のDNA検査はなされていないものの、ドゥギナの遺体であると報じられた。
車両はドゥーギンの所有とされており、犯行に関わった人物はドゥーギンの暗殺を目論んでいたと推測される。しかし同乗の予定だったドゥーギンは、直前に別の車での移動となったため無事であった。車が燃え続ける事件現場に駆け付け、頭に手を当てて立ち尽くすドゥーギンの姿が、写真や動画で報道機関のTelegramなどにアップロードされている。
タス通信は、約400gのTNT火薬の威力をもつ爆弾が使われ、爆破装置はリモートで操作されたとみられると伝えた。装置は運転席側に埋め込まれていたという。
  • ドゥーギンは病院に入院。長年の後援者であるオリガルヒのコンスタンチン・マロフィーエフのTelegram(8月22日投稿)を通じ、娘がウクライナ政権のテロ攻撃で殺されたと主張、「我々が渇望するのは、報復や復讐だけではない。それだけでは小さすぎ、非ロシア的だ。私たちが求めるのは、ただ『勝利』だけだ。私の娘はその祭壇に処女の命を捧げた。だから勝ってくれ!お願いだ」とロシアの軍事行動を改めて支持するコメントを発表した。
  • 8月21日、ロシア外務省の報道官マリア・ザハロワ、ロシアのタカ派コメンテーターのマルガリータ・シモニャン、親ロシア派のドネツク人民共和国首長のデニス・プシーリンなどは事件の責任をウクライナに負わせる発言を行っている。
  • これに対して、ウクライナ当局は関与を否定し、「我々はロシア連邦のような犯罪国家ではなく、ましてテロリストでもない」と述べている。
  • ロシア元下院議員でキーウ在住のイリヤ・ポノマリョフは、事件を起こしたのはロシア国内の地下組織である「国民共和国軍」(NRA)であると主張した。ポノマリョフは、地下組織がこれまで未知のものであったことや、ドゥギナを標的にした理由について取材で詰問した別の記者に対し「ドゥーギン父娘はどちらも戦争のイデオロギー的支援に関与しており、正当な標的である」と言い切った。ドゥーギンはウクライナでの大虐殺を呼びかけ、ドゥギナは父親の片腕として共にオレニフカ捕虜収容所爆発の加害者であるとしている。記者はこの取材でポノマリョフの父親とドゥーギンの後援者コンスタンチ・マロフィーエフとの繋がりや、2013年にスコルコヴォ財団から75万ドルの支払いを受けていたことをアレクセイ・ナワリヌイに告発され「詐欺師」と呼ばれたことにも言及している。
  • 8月22日、アメリカ国務省のプライス報道官は定例会見でこの事件について問われ、「米国はいかなる場所でも意図的に民間人を攻撃することを明確に非難する」との声明を発表した。アメリカ政府が事件についてどの程度把握しているかについては言及を控えたが、「ロシアが何かの結論を出すことは間違いない」と述べている。
  • 8月23日、国連のステファン・デュジャリック報道官は、この事件に関して調査し、全ての事実を明らかにするよう求めた。
8月22日、ロシア連邦保安局(FSB)は。加害者をウクライナ国民のナタリア・ヴォフクであると発表した。7月23日にヴォフクは、12歳の娘と一緒にロシアに入国しており、プスコフ地方からロシアを出国し、エストニアに入国したとしている。また、ロシアのハッカーグループRaHDitは、ヴォフクがアゾフ連隊の兵士であると主張している。
同日、プーチン大統領はドゥギナへの哀悼の意を表明し、「職務中に犠牲となったツァーグラード・メディア特派員」として勇気勲章を授与した。

Александр Гельевич Дугин,
Aleksandr Gel'evich Dugin,
1962年1月7日

ロシアのプーチン大統領の側近、アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘・ダリア氏が乗った車が、モスクワで爆発し死亡した事件で、ロシア国内の反プーチン勢力・国民共和国軍(NRA)が、犯行声明を出した。 犯行声明で、NRAは「プーチン大統領が民族戦争を起こし、ロシア兵を無意味な死へと追いやった軍事犯罪者だ」と批判した。 ドゥーギン氏は「プーチンの頭脳」と呼ばれ、死亡した娘のダリア氏も、父親同様、今回のウクライナ侵攻を支持していたという。

ドゥーギン氏の娘でジャーナリストのダリヤ・ドゥーギナ氏は20日、モスクワ郊外で起きた車の爆発で死亡した。 クレムリン(ロシア大統領府)がテレグラムに投稿した声明によれば、プーチン氏は「卑劣で残酷な犯罪が、明るく才能にあふれ、親切で愛情深く、思いやりがあり公平で、真のロシア人の心を持ったダリヤ・ドゥーギナの人生を奪った」と述べた。 プーチン氏は「ジャーナリスト、科学者、哲学者、従軍記者として、彼女は国民と祖国に誠実に奉仕し、ロシアの愛国者であることの意味を行動で証明した」と述べた。 ドゥーギナ氏の殺害をめぐって、ロシア連邦保安局(FSB)は襲撃にはウクライナの治安機関が関与しているとの見方を示した。ウクライナ国家警備隊の報道官はCNNに対して、そうした主張には当面対応しないと述べた。
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1 コメント

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ダリアの死 (匿名)
2022-08-24 15:35:13
ダリアの死はロシアの狂信的右派の起こした自作自演でプーチン大統領に圧力をかけるものであるとも考えれれる。チェチェン以来、常に自作で相手を攻撃するのがロシア政府のやり方だからだ。
惑わされてはいけない。
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