すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

ライフスペースは

2022年08月25日 | 社会



成田でミイラ事件を起こした「ライフスペース」の今
「定説」の教祖は死去、元信者は別団体で活動中

1999年11月に千葉県成田市のホテルで発生した“ミイラ事件”を覚えているだろうか。発生直後に「ライフスペース」(SPGF)という団体の創設者・高橋弘二が記者会見し、「定説」「サイババの勝手なんです」などの迷言を残したあの事件だ。
高橋はインドのサイババの弟子を勝手に名乗り、病人の頭を叩いてエネルギーを注入する“シャクティパット”で病気を治せると吹聴していた。  病気で入院中だった男性を信者が連れ出して成田のホテルで“治療”したが死亡。それでも「生きている」と言い張って、ミイラ化するまでシャクティパットを続けたのだ。  ライフスペースは宗教と関係ない団体で、もともとは参加費数十万円の自己啓発セミナーを開催していた。バブル崩壊後に経営が傾き、高橋が教祖化。病気直しや予言の能力を持つグル(宗教指導者)を自称し、セミナーで数百万円もの料金を取るようになった。95年には高温の風呂に入る修行で学生信者が死亡する事件も起きている。  ミイラ事件では高橋を含め11人が逮捕。学校に通わせてもらえず共同生活をしていた児童9人を、児童相談所が保護した。後に高橋は殺人罪で懲役7年の実刑判決が確定し、信者1人が保護責任者遺棄致死罪で執行猶予付きの懲役判決を受けた(他は起訴猶予)。  信者は「ミイラは生きており警察の司法解剖によって死亡した」として冤罪を主張。「再審支援の会」を名乗って活動を続けた。2009年に高橋が出所すると、ライフスペースを批判した弁護士に対して民事訴訟や懲戒請求を行った。  出所時点で70歳だった高橋は公の場に姿を見せることはなく、その後の活動は妻の伸子や実質ナンバー2の釣部人裕が仕切っていたとみられている。伸子はミイラ事件で逮捕されている。  15年12月に高橋が死去すると「再審支援の会」の活動は止まり、ライフスペースは実質的な休眠状態になった。伸子は17年に「一般社団法人NEOビジョンアカデミー」を設立。信者とともにヨガ教室や瞑想セミナーを開催するようになる。「ビジョン」はライフスペースで高橋が好んで使った用語だ。  釣部は18年に「豊島区倫理法人会」の会長に就任。同会のウェブサイトには伸子ら複数のライフスペースの信者たちが会員として掲載され、伸子のヨガ教室も紹介された。釣部は会長の任期を終えたが、現在も同会に所属している。  豊島区倫理法人会は全国の統括団体である一般社団法人「倫理研究所」に加盟。この研究所は戦前に弾圧された宗教団体を起源とする団体で、企業経営者らを集めて「モーニングセミナー」などを開催している。ここでもライフスペースの信者が活動しているようだ。  (2022.8.25.日刊ゲンダイ 藤倉善郎/ジャーナリスト)



 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダリア・ドゥギナ 自動車爆... | トップ | THE 菅野美穂 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事