すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

血湧き肉踊り最後は叙情でドッチラケ 「民宿雪国」

2011年02月27日 | 書籍

書評褒め過ぎやろ これ

民宿雪国
樋口毅宏
祥伝社


残念ながら「事実は小説より奇なり」とゆー定説通りでした やっぱし作り物の脆弱感は否めません

つかみ~中盤にかけては めっさ面白く 色んな工夫がしてあって ワクワクどきどきなのですが 
オチとゆーか着地点とゆーか四章がね あまりにも あんまりでした
血湧き肉踊るで盛り上げるだけ盛り上げといて しんみり叙情に落ち着いてドッチラケって感じです
このドッチラケ感は「冷たい熱帯魚」に近いもんがあります
とゆーか 連続猟奇サイコ殺人者に「理由」とか「説明」とかがあってはいけません 
常識で考えたわかりやすい整合感があると リアリティがゼロになってしまいます
小説家の国語力で考えれるレンジとゆーのはかなり狭いですから ヒトゴロシの方々の広範囲のレンジに太刀打ちするにはムツカシイんではないでしょうか
ケッチャムさんはなんとか頑張ってはりますが それでも太刀打ちできてるとは思えませんし
僕がわくわくドキドキしてしまう絵描きさんやヒトゴロシの皆さんは全然そーゆー底の浅い方はいらっしゃらないのです

樋口穀宏さんの本はデビュー作も買ってしまったので それを読んでみてから 今後読むべき作家さんかどーか判断したいと思います

「民宿雪国」は重ね重ね残念でした ちゃんとしたヒトゴロシノンフィクションで口直ししないと 不満足度120%です



シリアルキラーSerial killer

サイコキラー(Psycho killer)

スプリー・キラー(Spree killer) 



52人を殺した男―異常性犯罪者の欲望と心理
ミハイル クリヴィッチ,オルゲルト オルギン
イーストプレス


恐怖の地下室 (海外ノンフィクションミステリー―ダイエット編集版)
ケン イングレイド
中央アート出版社


死の腕(ハンド・オブ・デス)―ヘンリー・リー・ルーカス物語 (non‐fiction mystery)
マックス コール
中央アート出版社


死刑囚ピーウィーの告白―猟奇殺人犯が語る究極の真実 (扶桑社ノンフィクション)
ドナルド ギャスキンズ,ウィルトン アール
扶桑社



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