社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

岩手国体③!

2016-10-09 19:39:34 | Weblog

 今回のいわて国体で、特に感じたことは、俗に言う取り巻きの皆さんのさまざまなバックアップである。

 少年・成年とも男子は専北勢の選手であり、ここしばらく特に野田先生が教員として赴任以来強固なチーム作りをしてきているのは周知の事実だが、それを支えているのは父母会の力が大きいのである。

 合宿をやれば、炊き出しから水分補給から様々なサポートをし試合ではおそろいのTシャツで大声援を送る。芋の子会や選手たちの激励会、もちろん総会で選ばれた保護者会の会長さんがうまく取りまとめ盛大に催す。

 私も何度か立場上参加させていただいたが、それはまとまりのある大人の集団なのである。

 選手・子供たちが一生懸命頑張れる環境を創り出しているのである。

 この信頼関係の上に成り立っている、この専北卓球部の将来は明るい。

 必ずや近い将来、8・4そして頂点を目指して昇りつめていく集団になることができると思うしなってほしいと願っている。

 専北出身の子供たちが、大学などに行って羽ばたいている現状を見ると、野田先生のその指導力の高さを目の当たりにし、岩手県卓球界の将来に光明が当たることを確信している。

 今回も多くの応援をいただいた、専北父母の会の皆さんに感謝申し上げている。


岩手国体②!

2016-10-08 16:30:58 | Weblog

 今回の地元岩手国体では、思いがけない応援や懐かしい同期の皆さんとの再会があった。

 46年前、高校2・3年で岩手国体に少年男女で出場、男子3位・女子2位のメンバーが2巡目岩手国体を機に集い、私を激励に来てくれたのである。

 男子は、小原勇孝・天坂先輩、後輩の矢野・藤島(兄)、女性は旧姓横沢姉妹・元アジアチャンピオンの枝野とみえ・元全日本チャンピオン長洞久美子さんの8名である。

 当時を思い起こし、しばし懐かしい時間であり2回戦の試合の1時間余り前であったが、戦いの前の緊張感を一時の安らぎの時間をもらって、言葉に言い表せられない喜びと、不思議になぜかむず痒いのだけど心地よい恥ずかしさも感じていた?

 皆さんからは、頑張ってね!凄いね!と勇気づけられ、激励の餞別までいただいて有り難くて涙が出そうになってしまった。

 あらためて、地元国体というのは卓球人にとって特別なことだと再確認させられた。

 みなさん!ありがとうございます! 


いわて国体卓球競技終わる!

2016-10-07 10:24:01 | Weblog

 2日から競技の始まった第70回国民体育大会卓球競技が5日終了した。

 昭和45年以来、46年ぶり2巡目国体であった。この国体の為に5年ほど前から岩手県卓球協会では小野会長を本部長に強化本部が設置され、男子は白神コーチ、女子は平岡コーチを招聘し全国で勝てるレベルの練習を積み重ねてきており、また数々の合宿や県外遠征・視察を実施、岩手の卓球界が総力を挙げて臨んだ国体であった。

   

    *駒形神社 参拝

 そして、少年男子・成年男子の選手たちは、専大北上高校とその卒業生で編成され、少年女子・成年女子の選手は大野高校とその卒業生での編成となった。

   

   

    *開始式

 もちろん選手選考にあたっては選考会を実施し、また最近の大会や実績などを含め、厳正な選考がなされた結果であり、選手個々がそれぞれに頑張りがあって、栄えある岩手県代表を勝ち取ったのである。

 この岩手国体代表選手をめぐっての競い合いは、かなり熾烈なものであり地元国体に対する選手たちの意気込みが熱く伝わってくるものであった。

 その願いが叶わなかった選手の中には、充分な実績や力がありながら故障を抱えていた為に外れた選手など、代表となった選手に引けを取らない実力を持った選手たちがいたことを忘れてはいけないと思っている。

 さて、本題の岩手国体であるが結果は成年男子がトーナメント3回戦敗退(ベスト16)、成年女子予選リーグ2勝2敗(予選3位敗退)、少年男子予選リーグ1勝2敗(予選3位敗退)、少年女子予選リーグ1勝2敗(予選3位敗退)で終了し、地元国体での念願の8位入賞は残念ながらならなかった。

   

     *試合風景

 それでも、少年男子はあの全国の強豪東山高校勢の京都府を3-0と圧倒し勝利したことは驚きであったし、東京戦も1-3で敗れたがあと一歩まで肉薄し、今年3冠の愛工大名電の愛知県に対しても真っ向から挑み接戦の好試合を演じたことは、選手の力が全国の強豪にもある程度通用するものと証明された。

 少年女子も、インターハイ3位の高知・明徳義塾に対し1-3で敗れたもののそれぞれが互角の勝負を演じた。

 成年女子は、東京戦1・2番を会心の当たりで勝利し一時はもしかしてと期待を抱かせ、最後は日本リーグ1部のサンリツで固めた実力を見せつけられたが大健闘であった。

 さて、私が監督として率いた成年男子は1回戦は強豪兵庫県であり、勝ち目は岩手4.5に対して兵庫が5.5と劣勢だと考えていたが、周到な分析やその準備と地元国体というプラスαを加味して接戦になるだろうと覚悟していた。

 1番の大槻は緊張とプレッシャーで手の震えがいつまでも止まらなかった。しかしその中にあっても最後まで粘り強くプレーしたがストレート負け。私は試合後すぐ4番に必ず回るから、と大槻に練習調整を指示をした。

 2番北原は、スタートが上手く行かずなかなかリズムに乗れなかったが、何んとか3セット目を取ることが出来、少し落ち着きを取り戻したが遅く1-3と敗れた。

 いよいよ後が無くなった我が岩手チームであったが、「勝負はここから!」ともう一度選手と共に意思統一を図り、「最後まで諦めない強い気持ちで立ち向かおう!」と確認し合った。

 3番皆川には、ただ勝つだけでなくこの悪い流れを変えるような、相手にショックを与えるような試合を期待して送り出したが、皆川は鬼気迫る形相と闘争心で出だしから相手を圧倒、3・7・5の3-0と期待を上回る快勝で岩手の逆転劇の口火を切ってくれたことは本当に大きな勝利であった。

 4番大槻は、中盤から本来の動きを見せ、大槻らしい素晴らしいプレーの連続で1-2から関西学生チャンピオンの坂根(関西大)を3-2と逆転勝ちでラスト主将の北原につないだ。この勝ちは返す返すも本当に本当に貴重な1点であり、大きな興奮にさらせられたのである。

 そして、いよいよラスト5番の戦いが始まった。「出だしから100%で!」と送り出したがもともとスロースターターの北原の悪い癖が出て相手の好調さもあり、1セット目8本・2セット目6本といよいよ後が無くなり、ベンチに戻った北原も勝負の手を見い出せずにいた。その時、私はあらためて観覧席からの大応援団の大声援を受けていること、最後まで諦めずに踏ん張れば4番の大槻のように逆転勝ちが出来る!と激を飛ばし、「我慢していれば必ずチャンスは来る!今は我慢だ!」と励まし3セット目に送り出した。気持ちが吹っ切れた北原が3・4セット目をともに7本で奪い返し、これで全くの互角となり運命の5セット目の突入したが、出だしが悪く1-5でチェンジコート、本当の崖っぷちに立たされる状況になったが、徐々に相手も緊張し少しずつ挽回、ついに10-8とマッチポイントを握った。次の1本は北原にチャンスボールが巡ってきたが力が入り過ぎ、まさかのドライブミス。この時私はジュースを覚悟していた、案の定10-9からのラリーは押されて台から下がらされたがここで相手選手も緊張していたのかフォアドライブしたボールがサイドアウトとなり3-2からの大逆転劇がついに現実となったのである。その瞬間は会場中が大歓声に包まれ、まるで何が起きたのか、ガッツポーズはとってみたものの、本当にこの瞬間が現実なのか?私は、体が宙に浮いたような不思議な感覚の中にいた。

 監督という立場にありながら、ベンチでは亡くなった恩師や、お世話になったたくさんの人たちに「勝たせてください!」と懇願していた自分がいた。勝利への思いと負けたくない反骨心だけは最後まで強く持ち続けることができていた。そしてその思いはついに報われたのである。

 整列をし、監督同志のあいさつを交わした際、兵庫県の監督さんに「次の試合も頑張ってください!」と声を掛けられ、なんとも嬉しく有り難く感謝の気持ちで一杯になった。

 これだけの、激戦を戦ってくれた兵庫県のチームがいたからこそ、岩手も素晴らしい感動を与えられるパフォーマンスが出来たのである。相手チームの監督さんと選手にも感謝である。

 そして何より、スタンドで2時間48分もの長い時間必死に応援してくれた選手の父母や、専北とその応援団、大船渡からも駆けつけてくれた夜の協会練習に参加している子供たち協会員、そして妻子や職場の仲間、400人以上とも思われる大応援団の皆さんのおかげで勝たせて頂いたと感謝!感謝!しかないのである。

 退場の時は、小野会長兼強化本部長・川村総監督・長沼副会長・高橋理事長が出迎えてくれて、握手をしながら喜びを分かち合った。お互い目には光るものがあった。

 最後まで諦めずに戦い、それぞれが1点を積み重ね勝利をもぎ取ってくれた北原・皆川・大槻の3選手に手ごたえを感じるとともに、素晴らしい選手たちと一緒に戦える喜びと感謝をし最大の賛辞を贈りたいと思っている。

   

    *成年男子stuff

 2回戦は、富山県に対しプレッシャーから解放された3人の選手たちは、リラックスして本領を発揮3-0で勝利した。

 3回戦は、前年3位の埼玉県前回世界代表の塩野選手(東京アート)の2点は仕方ないと考えていた。あとの二人にどれだけ肉薄できるかがカギであったが、皆川が善戦及ばず西沢に2-3で競り負け、2番大槻は塩野に対して果敢に挑み2セット目を奪取ポテンシャルの高さを示した。3番北原も最後まで頑張ったが1-3と万事を休した。

 かくして岩手国体は終了したが、これまで私たちを支えてくれた小野会長・川村総監督・高橋理事長をはじめとする協会役員の方々、そして裏方で支えてくれた71国体責任者の高橋栄喜事務局長・大沢礼二会計担当事務局次長、佐藤・山門トレーナーや白戸・大川・伊東コーチやスタッフのみなさんへは、言葉だけでは言い表せないくらいの感謝の気持ちで一杯である。

 また、柏山会長をはじめとする奥州市卓球協会の方々、遠方からの審判員の皆さんそして全面的に支え、会場一番の声援を送ってくださった塚田先生、本当に感謝です。ありがとうございました。

 


全国高校選抜合宿・吉田(専北)6位!

2016-04-05 14:24:09 | Weblog

 

 全国高校選抜大会が終了したばかりの福島県郡山市で、3月28日~31日まで引き続き開催されたh27年度全国高校選抜強化合宿において、全国から選抜された強豪32名が4人での予選リーグと各16名の上位・下位に分かれた決勝リーグが行われた。

 岩手県から唯一の出場権を得ていた、専北2年の吉田俊暢は4人での予選リーグを穂積(明大中野)を3-0で下すなど全勝1位で抜け、上位16名で行われた決勝リーグでは、伊丹(野田学園ジュニア3位)を3-0、弓取(希望が丘)を3-1で下すなど9勝6敗で堂々6位となり、全国でも通用する力を見せつけた。

 全国選抜大会の団体戦では、組み合わせの不運もあり予選リーグを突破できなく悔しい思いをしたが、この合宿での吉田選手の上位進出は強化の賜であり、先ごろの東京選手権大会でも川合や本間の活躍など成果も着々と現れてきており、今後の大会を占う意味でもより一層その活躍が楽しみになってきた。

     

     *大野合宿より


第26回大船渡卓球リーグ!

2016-04-05 13:15:37 | Weblog

 去る3月27日(日)には、第26回大船渡卓球リーグが宮城県や県内各地から約300名の大勢の参加により開催された。

 当日は、36コート・50リーグに分かれ7人(下位リーグは一部5~6人)の総当たり戦で実施され、それぞれ同じぐらいのレベルの中で上位を目指し、熱戦が繰り広げられた。会場には父母はもちろん祖父母の方々や家族の応援もたくさんあり、大変賑やかな様子で盛り上がっていた。

 次回は、5月1日(日)に開催予定であり小・中・高生にとっては来たるべき県大会へ向けての力試しとして、また新入生やどなたにも広く参加のチャンスがあるので目標にしていただきたいと思っている。

     

     

     

     *アリーナでの試合風景

     

     

     *卓球場での試合風景

     


第12回アマタケカップラージ大会!

2016-04-05 12:00:51 | Weblog

 3月21日には、大船渡市民体育館において、h27年度第12回アマタケカップラージボール卓球大会が県内各地から約150名というたくさんのの選手の皆さんのご参加をいただき賑やかに開催された。

 ラージボールは、ますます盛んになってきておりボール等も改良され、以前よりも競技性が高くなってきているように感じられた。

     

     

     

     

     

     

     

 


h28年度突入!

2016-04-03 17:54:44 | Weblog

  いよいよ28年度に突入、いわて国体まであと6か月(半年)となった。自然はしっかり推移し木々は色づき始まっている。

  それぞれの候補選手たちも、新しい職場や新しい学年となりまた新たな気持ちで取り組む時期となったが、あの震災からは5年が経ち、今振り返ってもいろいろ有りすぎて、あっという間の年月であった。

  その間、沢山の卓球関係者からの支援を受けたし、h26年長崎国体での成年男子と少年女子の5位入賞もあった。

  さて、10月1日の総合開会式を皮切りに2日からは2順目岩手国体の卓球競技が開催される。

  如何に本番を迎えるか、如何に迎えられるか、どのようなモチベーションで迎えるか、本番になればやるしかないのでありその前こそやるべきことやり残してはいけないことが山積している 

  人事を尽くして天命を待つ心境に導く必要をひしひしと感じている。

       

       

       

       

 


h28年度突入!

2016-04-03 17:54:44 | Weblog

  いよいよ28年度に突入、いわて国体まであと6か月(半年)となった。自然はしっかり推移し木々は色づき始まっている。

  それぞれの候補選手たちも、新しい職場や新しい学年となりまた新たな気持ちで取り組む時期となったが、あの震災からは5年が経ち、今振り返ってもいろいろ有りすぎて、あっという間の年月であった。

  その間、沢山の卓球関係者からの支援を受けたし、h26年長崎国体での成年男子と少年女子の5位入賞もあった。

  さて、10月1日の総合開会式を皮切りに2日からは2順目岩手国体の卓球競技が開催される。

  如何に本番を迎えるか、如何に迎えられるか、どのようなモチベーションで迎えるか、本番になればやるしかないのでありその前こそやるべきことやり残してはいけないことが山積している 

  人事を尽くして天命を待つ心境に導く必要をひしひしと感じている。

       

       

       

       

 


第68回東京卓球選手権大会!

2016-03-25 10:42:45 | Weblog

 

 

 第68回東京卓球選手権大会が、全日本選手権と同じ東京体育館にて去る16~20日まで開催された。

    

    

    

    

      

 岩手県勢では、一般男子シングルスで北原・根田が4回戦まで進んだがそこまでであった。

 また、一般男子のダブルスで珍しい県勢同士の対戦があり、3回戦で大槻組(法大)が北原組(専大)を3-0で下し4回戦に進出した。

  

  

   

 男子シングルスとジュニアでは、専北勢がそれなりの結果を残した。一般に出場した選手は全て1回戦をクリアし川合は3回戦でリコーの高岡と互角の戦いをした。ジュニアでは、吉田がベスト8まで勝ち進み力がついてきたことを証明した。大会直前の行なったオオの合宿の成果が表れてきた。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 今日から郡山市で開催される全国選抜では、ぜひ上位に食い込んでもらいたいと期待している。

 一方、一般女子シングルスでは、佐々木南(花巻市)が個性あふれる卓球で2回勝ち上がり3回戦まで進んだのは特筆される。

 年代別では、男子40代の小田桐が3位、佐藤武志(盛岡市役所)は第3シードを破りベスト8に勝ち進んだのは大健闘であった。50代村上はベスト8であった。

 女子ダブルスに出場した小林親子は、少し緊張していたようだが二人で声を合わせ一生懸命頑張っていた。ベンチコーチには、満さんの妹さんのかおるさんが入りアットホームでいい感じでした。

   

   

   

   

   

   

 


h27世界卓球(団体の部)男女銀メダル!

2016-03-07 16:20:58 | Weblog

 

 昨日決勝が行われた、世界卓球(団体の部)は日本が男女ともに中国に敗れたが、輝く銀メダルを獲得した。

 女子は、石川が2ゲームを先取し3ゲーム目も9-8とリードしたがそこから3連続失点でこのゲームを落とし、相手の息が完全に復活し万事を窮した。たらればだが、ここをそのまま3ゲーム連取していたらと思うと残念であり、とても悔しい気持ちになった。 

 2年前の前回までは、相手が中国だから仕方がないと私自身実際そう考えていたが、今回は3番で伊藤美誠が1ゲームを先取したこともあり、石川の一戦は返す返すも残念な結果であった。

 男子については、中国との差はまだまだ有りすぎる感じだが39年ぶりの2位という実績や、吉村や大島のように可能性を感じる若い選手の出現は、女子の活躍に感化され今後急速に伸びていくのではないかという、予感させるものであった。

 日卓協の前原専務や星野強化委員長を中心とした長年の取り組みについても、一定の評価をしたいと思っている。 

 さて、世界中で行われている現在のスポーツ界で、男女とも銀メダルをとれる日本の競技団体はいくつあるのだろう。

 お家芸と言われる柔道やレスリングだが、世界の競技人口から見てみると今回の成果はある意味他の競技には類を見ない歴然とした素晴らしい成果なのである。

 ところで、h27年度もあとわずかに差し掛かっているが、3月も全国レベルの大会が目白押しであり16日からは東京選手権が、24日から全国ホープス選抜、25日からは全国高校選抜、26日から全国中学選抜が軒並み開催されることになっており、そしていよいよh28年度いわて国体の年度に突入し、本番まであと半年を残すのみとなるのである。

 国体を迎える地元としては、尻に火がついてきている感もあるが、やるべきことをしっかりこなし「人事を尽くして天命を待つ」心境にならなければと思っている。