生きるって。

ある話の流れで「死ぬ事が怖いか？」と聞かれた。

ぶっちゃけ言うと怖くない。

なんと言うか子育て真っ最中の頃は、
それこそ元旦那が生活費くれないクソだったので、
掛け持ちで仕事して、母親業も娘が悲しまない様にやって、
家という雨風凌げる場があるだけマシだ！と必死になっていた。
今は死んではいけない！という想いがあったが、
その反面、辛さにくじけそうになって「死んでしまいたい」と思っていた。

今は子育ての責任から解放されて、無事離婚もして、
まぁこれから家を出る作業はあるけど、
ふつーに生活出来る安定した仕事も得る事が出来た。
要するに心配事が何もなくなったので、
いつでも安心して死ねるなぁって思っている。
もちろんこんな幸福に自ら死のうとは考えてないが、
死にたくはないけど、もう死んじゃっても大丈夫だろう。と思っている。
そう言う意味で死ぬのはちっとも怖くない。
他の人はどうかは知らないけど、私にとって生きる事は責任だ。
50も超えると未来に何か展望があるという訳でもない。
今、生きていて、今、笑っていて、
今、仕事をしていて、今、美味しいものを食べていて、
今、誰かを喜ばせて、今、誰かの笑顔を見られる事が大事になのだ。
それが娘であったり、友人であったり、同僚であったり、ペットであったり、
「今」の幸せを誰と共有出来る事が全て。
だから明日もし、ぽっくり逝ってもそれはそれで納得出来る。
だから人を大好きでいたいし、疲れ果てるまで仕事をしたいし、
どんな形でも誰かと、何かと「今」繋がっていたいと思っている。

生きる為に必死になってた頃は生きるのが辛く、
死んでも大丈夫と思う今は生きるのが楽しい。
生への執着がない方が上手く生きられるって、
人生って深くておもしれぇなぁって感じる今日この頃。