泰山の山仲間達★ブログ版

周南山の会別館です。
平成2年結成以来22年となります。
日頃のご愛顧に感謝!感謝!、誠にありがとうございます。

周南山の会アーカイブス<2003禅定寺山>

2012-02-04 18:39:21 | 山登り
禅定寺山  392.2m  < 山口県小郡町> 2003.7.30 文&写真=モンチ


K隊長から紹介のあった、7月お勧めの山、小郡町と山口市の境にある禅定寺山に登った。
今回登った桂ヶ谷コースは麓のログハウス「ヒュッテ桂ヶ谷 ランプの宿」の管理人佐伯氏が中心になって里山再生を目的に整備されたそうだ。
今回は、ベテラン組(3名)若者組(4名)の合同山行となった。
2号線から小郡市街地に入る。小郡の町を抜けて9号線に合流。すぐに美東町方面へ左折、県道28号線に入る。
小郡町運動公園の標識を左折、橋を渡ってすぐに右上に向う細い道に入る。
道幅の狭い道路を進み、桂ヶ谷集落を抜け、未舗装の林道を進むと「ヒュッテ桂ヶ谷ランプの宿」がある。
更に奥に進むと車2台程度の駐車場がある。「ヒュッテ桂ヶ谷」から駐車場までは大き目の石の転がる悪路で、普通車ならお腹を擦るかも?
(写真:駐車スペース)

10:45出発。駐車場の左側の林道を進むと林道コースと正面コースの分岐に着く。
今回は正面コースをとって直接山頂へ向う。分岐点を左に進む。奇妙なキノコ発見。びじんばさんに写真のお土産。
(写真:分岐点、登山道、キノコ)

11:00ロッククライミング岩通過。伐採されて開けた登山道を進む。
御仏峠コースとの分岐点は左に行く。11:10五弁の滝着。ベンチがあって休憩ができる。

(写真:登山道、五弁の滝)

このあと、植林帯の急登を進み11:30西峰着。
左折してなだらかな主尾根を歩いて東峰着(11:35)。山頂は石の祠がある。展望はあまり良くない。
(写真:登山道、山頂.。山頂だけ,クリックで拡大します)

12:25下山開始。下りは御仏峠を通って林道コースから帰ることにする。
12:33御神顔岩着。御神顔と言うよりはETという意見に賛成の者が多かった。
たれ目顔は水木しげるの描く妖怪「ぬっぺらぼう」にも似ている。

(写真:御神顔岩)

御神顔岩を右に曲がる。12:40希望の丘 見晴し台着。東側の展望が開けており、遠く東西鳳翩山を見ることができる。

(写真:希望の丘見晴し台)

見晴し台をあとにして直ぐに御仏峠コースとの分岐に着く(12:48)。
下山近道の誘惑を振り切って御仏峠へ向う。御仏峠12:50通過。
(写真:登山道、御仏峠へ看板、御仏峠)

13:00林道コースをとる。登りの乾いた道とは異なり、沢に沿った湿った道を下る。
13:16夫婦滝到着。2段になった小さな滝だ。
途中から林道と合流、丸木橋を渡って堰堤の横を通過(13:25)。
駐車場着13:35。
下山所要時間1時間10分。

(写真:林道コースへ分岐、林道コース、夫婦滝、堰堤)

帰りに「ヒュッテ桂ヶ谷 ランプの宿」に立ち寄る。
管理人の佐伯氏は不在だったので資料だけもらった。
番犬のログ(ゴールデンレトリバー)が来訪者一人一人にあいさつをして回った。でっかい犬だがおとなしかった。

(写真:ヒュッテ桂ヶ谷 ランプの宿)







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カシミール作成:登山コース



周南山の会アーカイブス<防長迷山>

2012-02-04 18:35:40 | 山登り


お遊びのコーナーです。
登山に疲れた頃,見てやってください。
協力は,はちべえ,K隊長,gomenn,みたか大明神の各氏です。~防長迷山+県外~


1▲ 裸寒山(1109m)
  県内きっての山岳レクリエーションゾーンで、誰もが楽しめる山。夏のキャンプで暑いから裸で寝ていると、さすが1000m級の山だけに明け方は寒くなり,大風邪をひいた。この実体験の教訓が、山名の由来だとさ。整備された山だから、楽観山との別称もあるが、くれぐれも楽観は許されんのです。

2▲ すきじゃき山(437.4m)
少々、イバラやヤブを漕ぐと、ほうべん山が展望できる山頂は2人だけの世界で、愛の告白に絶好の山。しかし、道をまちがえて、手前の山で告白するとおとどい来いとひじ鉄を食らわされるので要注意。

3▲ 茶かす山(類山多し)
他人の話をまじめに聞かず、すきあれば駄洒落や冗談で答えようとする登山者が集う山。悲しいかな、つっこみばかりで、ぼけがいないため、会話が成立せず、静かな山行となる。概ね、中世山城か古墳の山である。

4▲ 黒爺山(716.6m)
この山の山頂で写真を撮ると、どんな白髪の山男でも黒髪ふさふさに写るという山。他に中高年になって難関の試験に合格した爺に対して孫が言った苦労爺山という説もある。金色の熊に注意。

5▲ ゲッ山(713.3m)
登山口近くのお寺の山門に着くと、決まって迎えてくれる迷犬がいる。いつもえさをねだるので、
登山者が「ゲッ(また、おまえか)」と叫ぶのでこの名がある。実は愛嬌のある犬である。
(http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/5223/yama/gezan.html)車道でも登れるが鹿に会える遊歩道を登った方が良い。

6▲ 岩秘山(580.3m)
昔、長い間便秘に苦しんでいた山男が山頂でもよおし、岩のようなうん○を落とした。土をかけられたうん○は長い間に石化し、山頂の岩になった。岩の形成過程は長年不明だったが、□わからんのだ!さんによって、アザミが岳山頂の石化前のうん○が発見され、明らかになった。猿田彦の石碑が渋い山。

7▲ ダジヤ(レ)山(746.3m)
この山で下手な駄洒落をいってすべると、文字通り、渓谷に滑り落ち、命を落とすので初心者は登るのは止めた方がよい。しっかり、笑点の大喜利を見て、技術を高めてから登る方が良い。山頂からの展望はないが、沢登りファンには人気があるなど、人により、好き嫌いがはっきりしている山。

8▲ とらのこ山(393.8m)
なぜか、財布や自動車のキー等大事な物を落とす山。最近、林道が延長され、自然感が薄れてきた。

9▲ つるっぱげ山(129m)
以前、皆採されはげ山だったのでこの山名になったという。光市の初日の出の山であるというのも何らかの因縁か。今では森が復活しているが、一部では本当の山名はカツラヶ岳ではないかという意見もあるが、別の山。

10▲ 尿意ヶ岳
アッシも忘年会だった。ボーリングを2ラウンドやった後、飲み会となる。いい加減疲れたのに、一次会が延々と二時間半。それに隣がまたもや恐怖のうら若き女性。勘弁してほしいなあ。間が持てず、何度もトイレに行く。やれやれやっとお開きと思ったら、ワリカン要員で仕方なく二次会まで付き合わされる。カラオケの順番が回ってこないうちに、そっと抜け出す。しかし終電はとっくになく、タクシーでご帰還となった。

11▲ ニギタ岳(426m)
昔、内気な山男が彼女の手を握りたいばかりに、岩の多いこの山に登った。案の定、ロープの下がる岩場では彼女の手を握ることができた。男は何度も彼女と登ったが、2人の仲はそれ以上進まなかった。彼女を忘れられない男は同じ山を1日何回も登った。時は移り変わり、この山を何度も登ると御利益があると勘違いした山男たちでいつもにぎわっている。

12▲ ぎょうざ山(類山多し)
山の通がよく言う言葉に味のある山というのがあるが、数ある山のなかでも、最高級の山に属する山。その昔、餃子をつくるために幾多の者が厳しい修行をしたという。中でも最も難しい丸い餃子を円のぎょうざという。概ね、尖鋒が多い。

13▲ ぎょうざ嶽(151.8m)
これは串山連峰で山盛りの串料理で山の会の宴会をやるはずが、ぎょうざしかなかったときに山男が発した言葉が起源らしい。

14▲ 大暗ヶ岳(834.4m)
県内有数のマムシ山。夏にこの渓谷沿いの山道を登るといつマムシがでるか気になって気分が暗くなるし、三角点山頂はヤブの中でますます暗くなる。夏には登らないのが常識の山。

15▲ 火くれ岳(694.2m)
同じく、県内有数のマムシ山。なぜか、登山者に火をくれという男がよく出没するという。どうも、麓の某施設が少年向けの施設で全面禁煙であるため、関係者がたばこをすうためらしい。(もちろん、ほら)山頂は旧軍の監視所があっただけあって、展望は良い。

16▲ おばん岳(551.0m)
その昔、女人禁制の山が多かった時代、この山はおばん(中高年の女性)だけは登山が許されたという。時は移り変わり、今 ではどこの山もばばばかりである。家族向けならば、隣の田床山の方が良い。

17▲ 着地だけ/ご存知正真正銘の山口県最高峰
「さあ,いよいよ着地です。おそロシヤの恨みじーるソレンコフ,一周,二周,三周・・・見事着地しました。点数が出ました。あれ?5.0です。着地だけはウルトラC級でしたが,残念です。」のように使用します。

18▲ 大将軍さま/北朝鮮にある金正日の指定の山。
指定されれば,一生の生活は保障されると言う。日本の国立公園のようなものか。
ところで,わが婆たちは,北朝鮮に行ったら律動組,満足組,幸福組のどのグループに入れるだろうか。

19▲ うそもほうべん山/山口県で一番低い山(先週,山口・達也・山から頂だけが微かに見えた山である)。
突っ込まれて,困り果てたときに,とっさに出る言葉。

20▲ 昇天坊/下手付近の山
厳しい修行を放り投げ,戒律を破って,天国へ行ってしまったどうしようもない坊主がお経を唱えている山。戦時中,山頂に高射砲陣地があったそうだが,こちらも空撃ちだったらしい。意味分かる?

21▲ 勘弁岳/同じく下手付近の山
山に登り始めた頃,小高いピークがあり,これが頂上と間違えてがっかりすることもあった。

22▲ 四郎山/またまた下手付近の山で恐縮です
野口五郎山という日本アルプスにある山と同様に扱われたくて,五郎を四郎と改名したが誰にも見向きもされなっかったという伝説の山。

23▲ シラタキ山/白炊山とも書く。東西にあり登り応えのある山である。
先日,k隊長に熊ヶ山の山頂でのサザエのつぼ焼きに寄せ鍋(N寿氏が山頂鍋と命名)をご馳走していただいたが,次回のこれらの山頂での宴会のメニューはこれに決定。

24▲ お年賀状山/俺の牙城とも書く。これも東西にある。
東の山は,広島県に境を接し,途中ヤブ漕ぎを強いられる。依然登ったときに広島県側から来た人が「たった今熊を見た」と言っていた。西の山もキツイ勾配がある。竜王山への縦走はスタミナを消耗する。あんまりキツクヤブ漕ぎも厳しいので,早めに年賀状を出しておかないと,正月に間に合わないかもしれないと言う脅迫観念に襲われる。俺の牙城は次の次のだけ山と同様な意味である。

25▲ 来る損山/同じくこれも東西にある。
西の来る損山のふもとには有名になった茶屋がある。主は保坂似の二枚目である。東の方の頂上は登り切った場所ではなく,少し先に行った所。いずれも霊験新かな神聖な場所であり来る損などと失礼なことを称してはバチが当たるという。

26▲ だけ山/新市の周南市にある。
毎日一回,一年365日登山を欠かしたことがないY社の○○さんのお気に入りの山。他には登山者は少なく,半ば独占状態である。

27▲ 講座山
社会保険労務士だけに止まらず,資格取得を目指す人は一度参詣してみたらいかがでしょうか。ご利益があるかも。防府天満宮とセットすれば,更に倍増することうけおい。

28▲ 酔うたに山/着地さんの近く
「はあ注がんでもええーちゅうに。だいぶのんだけん,そろそろ帰ろうかの。よっこらショット。あれ?足がたたん。なしてかの?」「あんた,そら酔うたにー。」

29▲ とっさヶ峰/徳佐盆地を見下ろす勇壮な山。

最近神角コースが整備されたそうな。特に,雪が降った時がお勧めだそうだ。臨機応変に対処することが肝要。

31▲ アッショ路山/多分北海道(足寄)にあるはずです
   そういえば,gomennさんは時々,自分を「アッシ」と言う表現をしていますが,夕べその理由がやっと分かりました。そうだったのです。実は「アッシ」は「アッシー」の意味で,しばしば同居人をあちこちに送迎するので,私は運転手というメッセージを送っていたのです。お分かりにならない方はダツヤ山登山後の師匠の行動を読めば分かります。人を理解しようとする場合は,断片的な知識もつなぎ合わせる必要があります。

32▲ 一目散/大分県にある文豪富士の隣にある,ひとめやまとも言う。
   解釈は二通りあり,一目見たときに,いい山だから直ぐにでも登りたいと思うような山の場合と,全く逆に,えー,何?あんな山には私登りたくないという否定的な表現をする時にも使う。



~番外編~



膨腸迷山 投稿者:みたか大明神

▲1 下山(豊田町・菊川町713.3m)
:信仰の山で、信心が深くない人はどんなに登ろうとあがいても山頂に届かない不思議な山。K隊長もまだ山頂を踏んでいないらしい。新米が道迷いに気付いたときには時既に遅く往々にして関門トンネルの真っただ中にいる。

▲2 あっそうじ山(1263.3m)島根県日原町
:日頃はほったとくが、年末になると急に思い出したように登る人が増える。尾根続きに大箒山(1013.3m)があったが近年省みられずどこか所在不明。

▲3 オネン賀状山(619.6m豊浦町・下関市、1030.9m錦町・佐伯町)
:東と西に二つ投函口があり、まあいつでもいいやと思っているうちに年末になりあわてて登る。決して大きな古い印刷器や筆のせいにしてはいけない。その元がいかんのだ。さてぼちぼち、あっその前にカシミール使ってカモメールも書いとかなくちゃ。

▲4 ショウベン山(山口市710.8m)
:尿意ヶ岳の隣で縦走路の途中にあり展望はないがなぜかちょっと立ち止まる人が多い。

▲5 大小便(1022.1m錦町)
:上記の山の向こうに聳える山で、須川から大小お丸449mを経て林道から登るにつれて臭いが強くなり霧がどんなに濃くても地形図が読めないGPSも持ってない方向音痴のあんたを山頂まで正確に導いてくれる。

▲6 なかホーベン山(オジャマグチ市622m)
東と西のホーベン山の間の、これも縦走路の途中の一ピークにすぎない。ピークからごそごそとカヤトの中にしゃがむと山口市内と東鳳翩山頂が見え、時が経つのをうーん思わず忘れそう。ここで仲の良いお尻合いになる人も多い。今日のあっしはどうも腹の調子が悪い。

▲7 右田ヶ岳(426.0m)・右谷山(1233.9m)
:山口の県民性かどうもこっちの方向に行きたがる登山者が多い。特に防府市の人は山頂にタイムカードまで置いてちょる。

▲8 大臣ヶ岳(島根県匹見町1177m)
:痔民島議員に登りたいのが多い山である。この板の管理人も昨秋に登ろうとしたがワシがフーッと白い息を吹いたら後込みした。右田ヶ岳に千回詣でてから出直すか、ワシに大枚のお札を寄進すれば登らして進ぜよう。下関出身の安部御曹氏もそのうちに登るであろうな。

▲9 徳山(山口県)
:こんな便利で賑やかな山は県内には他にないぞな。ジングルベルの曲が流れ、夜ともなればクリスマスツリーが灯り、赤提灯からは中高年の登山者が出てきて、次の山行こーと叫びながら尿意ヶ岳・ようたに山と三々五々ヘッドランプなしで散っていく。さあー、今夜も突撃だー。(朝になったら消す)



~迷解登山用語辞典~

「GPS」
衛星で位置を調べてくれる機械。持っているだけで山行能力がアップしたように勘違いするが、実力がなく消化できないと下痢になることから G(ゲリ)P(ピー)S(システム)という。


「ひんやりハット」
夏場特に暑い時期に使用する。使用方法は,冷凍庫に一昼夜放り込み,よく冷えた状態で頭に被る。ただ,外では1時間は持たないから注意。アウトドアショップでも買えるが,最近は通信販売でもよく売れているという。割高になるが虫除けのネットが張られているのが人気だそうだ。労災事故を未然に防止するための,300-29-1の法則である「ヒヤリハット」からヒント得ているとは真っ赤なUSO。因みに300の小さい事故が重なれば,29の中規模の災害が発生し,1の重大事故(死亡等)が起きるというのが「ヒヤリハット」の法則。語源はヒヤリ,ハッ!と,である。これはホント。労働災害を未然に防止するため,小さな事故も見逃すなという労災防止教育方法の定番である。敢えてひんやりハットとヒヤリハットの共通点を探せば,防止と帽子,同じハットであった。

「テブラ」
何も荷物を持たず,殿様登山をすることをいう。ひ弱な旦那を庇って,ザックを持ってあげる力持ちの奥さんがいるが,やはり自分の弁当や飲み物くらいは持ってあがろう。オフィスの定番であるノートの背表紙やタイトルを効率的に作成することができる事務機「テプラ」とは似ても似つかぬもの。

「パソコン」
最近では,GPSにカシミール3D地図,これがないと登山はできないと言われるほど,パソコンでバーチャル登山をする人が増えているが,ここでは,パーソナリティ・コンプレックスの略。大まかに言えば,人間不信。心理学的に分析すれば,対人恐怖症の意。「おスズと里子」「がんばれ中高年」などの落書きを山口県のみならず中国山地から九州山地まであちこちの山に残し,善良な登山者の不信感をかっているココロない人間のこと。聞けば,恋する女性に振られた腹いせからこのような落書きをするように至ったとか。この病気を治すには,本人を拉致して素っ裸にし,その体に赤いペンキで「パソコン」という落書きをして反省を促すしかない。それでも治らないようであれば,裸寒山にでも追放して,山岳修験をさせるか。

K隊長殿,裸寒山と言う山迷を使用して申し訳ありません。





周南山の会アーカイブス<ビジンバ編>

2012-02-04 18:23:15 | 山登り
☆ 山口新聞 「東流西流」に連載中。毎週月曜日担当。全8回。
  びじんば(きのこ)/水引工房を主宰。水引細工教室の講師。既存のイメージにとらわれない楽しい作品を制作。

プレゼントの外身 2002 / 03 / 04 掲載
 私達は様々な行事に合わせて、プレゼントを贈ったり、いただいたりする機会があります。どちらにしても心のこもった物が一番嬉しいものです。そんなプレゼントに欠かせないのが外身、ラッピングです。お店の包装紙のままもいいけれど、カラフルな包装紙にかわいいリボンが掛けてあるとそれだけで喜びがグッと増すような気がします。言わばプレゼントの名脇役、といったところです。この名脇役、どちらも海外から日本に伝わってきた物だそうで、それ以前は和紙で包んで水引を掛ける、というのが一般的だったとか。「水引」と言えば金封に付いている紅白金銀のヒモ、結納セットの鶴亀、松竹梅などが真っ先に思い出されます。さて、その水引の歴史は意外と古く約千三百年前、隋から天皇への献上品が紅白の麻ヒモでくくられていたのだそうです。
 以来、長い時を経て、現在水引は約三百種類。無い色柄は無い!というくらい。見ているだけでワクワクする華やかさで、結びや長さも伝統的なものから、新しくざん新なものまで様々です。今年も三月に入り、卒業・入学・就職など、新しい門出を迎えるお祝いを考えている方も多いのでは?あなたの心のこもったステキなプレゼントを、名脇役も忘れずに。

踊ったアホウ ① 2002 / 03 / 11掲載
 「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」と気後れする自分にムチを打ち、踊る阿呆になったのは、水引作品を抱えて初めて挑戦するフリーマーケットでのことです。水引といえば金封の紅白・金銀のイメージがありますが、現在約三百もの色柄があると言われています。宝石箱をひっくり返したようなきらめきに日本の伝統美も加わって、何ともいえない雅な輝きを放っているのです。この宝石たちを金封のヒモにとどめておくのはもったいない。何か他の物はできないか。試行錯誤の末ブローチをはじめ数々の小物を作りました。作れば誰かに見てもらいたい=そこで思い付いたフリーマーケットです。
 さて、踊らにゃ損損と気合を入れても、人間そうそう素直に踊れるものではありません。作品を楯に隠れるようにお客さんの流れを見ていると、どうやら流れは水引を無視して、向かいの干物屋さんに向かっている様子。オジサンの元気な呼び込みに誘われて、まるで吸い込まれるようにお客さんが流れていくのです。その吸引力たるや我が家の掃除機をはるかに超えて、ブラックホール?と思うほどでした。このままだと誰にも気付かれることなく終わってしまう、踊るしかない!そう一大決心をしたのは半日も過ぎてのことです。

踊ったアホウ ② 2002 / 03 / 18 掲載
 「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!兄ちゃん姉ちゃん、オジサンオバサン、笑う門には福来る!騙(だま)されたと思ってご覧あれ=」と調子よく叫んだかどうか。水引作品を抱えて初めて挑戦するフリーマーケット。同じ阿呆なら踊らにゃ損損、私は必死にお客さんを呼び込みました。大道芸の演目の一つ、南京玉簾(すだれ)の口上で「竹の数は三十六本、糸なる結びは七十二結び」というのがあります。昔、玉簾芸人は晴れ舞台での成功を祈りながら竹を一本一本丁寧に結んでいったとか。「結び」には古来より人々の願いや祈り、思いが込められているのです。水引の結びもしかり。もっともよく見かける金封の結びはアワビをかたどったもので、末長いお付き合いをという意味があります。なかなか粋な心の表現です。
 さて、踊らにゃ損損とお客さんを呼び込む私に、異国のお客さんが声を掛けてきました。「○△□?」そう聞こえました。同じことを何度も聞かれる。既にショート寸前。怪しい煙がモクモクくすぶる私の頭には無意味な音にしか聞こえませんでした。非情にも周りのお店のオジサン達は「あの娘はどう踊るのか」と興味津々の顔つきでこちらの様子を伺うばかり。そしてついに「踊る阿呆事件」が起きたのです。

踊ったアホウ ③ 2002 / 03 / 25 掲載
緊急事態発生!! 「○△□?」踊らにゃ損損と調子よく呼び込みする私に、異国のお客さんが声を掛けてきました。水引作品を抱え初めて挑むフリーマーケットでのこと。
「あの娘はどう踊るのか」― 周りのお店のオジサン達の熱い視線に、時間がピタリと止まったような感覚でした。
 人というのは窮地に立たされると何を思って何をしでかすか分かりません。「オジサン達が注目するこの舞台、華麗に踊って見せまする」。頭の中で祭ばやしの笛太鼓が賑やかに鳴り始める。必要以上に大仰な身振り手振り。体中の筋肉がミシリ、関節がカクンと怪しく音をたて、血液が逆流を始めたようでした。大声で叫ぶ数少ない英単語は、エライヤッチャ、エライヤッチャ、ヨイヨイヨイ!!と聞こえたか、本当にそう口走ったか。異国のお客さんは肩をすぼめ、いぶかしげな顔をして去って行きました。
水引の説明ができたなら…。日本の伝統工芸の一つに携わる者の一人として、多少の語学力は必要だと痛感した苦い一瞬です。しばらく後、ジュースを差し入れに戻ってこられた異国のお客さん。私の踊りもまんざらではないのかも、と一人ニンマリ。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」

☆ 山口新聞「東流西流」 月曜日担当/水引工房を主宰。水引細工教室の講師。既存のイメージにとらわれない楽しい作品を制作。
心の中の色は 2002/4/2 掲載
私達の身の回りには様々な色があふれています。色を使った性格判断や占いもよく見かけます。一説によると人間の識別できる色数は数百万種とか。当然その中には好きな色とそうでない色とがあります。いつも同じような色の服や持物を手にしている、そんな経験ありませんか?色の固定観念、先入観というのもあります。例えばあなたは「馬」というと即座に何色と答えますか?茶・白・黒、もしかしたら何処かにピンクや緑の馬がいるかもしれません?
そんな夢を乗せて色とりどりの馬たちが元気に駆け出したのは昨年末のことです。水引細工教室で今年の干支、馬を作りました。赤青黄色、中にはマーブル模様の馬も誕生し、それが実に楽しくてかわいらしい。きっとステキな夢をたくさん乗せて、今も元気よく駆けていることでしょう。作品を作るとき、時として固定観念や先入観が邪魔をすることがあります。あまり捕われすぎると寂しいような、何か大切な物を失うようなそんな気がします。今年も日増しに暖かくなり、色とりどりの草花が目を楽しませてくれる季節になりました。いつもと少し違う色の服を着て、お花見に出掛けてみては。あなたの心にはどんな色の花が咲くのでしょうか?

TVがやってきた①  2002 / 04 / 15掲載
私達の生活シーンに欠かせない物の一つにテレビがあります。新聞のテレビ欄のチェックや、見るともなしに無意識にスイッチを入れていたり。そんなテレビも出演するとなると、さて、あなたはどうしますか? 「いつもどおりで結構です。生放送です。」甘く切なく、そして誠実。我家、水引工房に出演依頼の電話が掛かってきました。まるで愛をささやくようなアナウンサーの心地良い声。フワフワと雲上を歩くような感覚は、初恋という言葉がピッタリかもしれません。しかし、雲上の散歩は長くは続かない。電話を切ったと同時に地上に叩き落とされました。工房を見渡せば猫三匹分のキャットフードがあちらこちらに散乱。いつの物かも分からない虫のミイラ(猫のお土産)もチラリ。いつもどおりで結構なわけないでしょう!事前の打ち合わせは、電波状況を実際に試す技術的なことや番組構成など、意外と大変なものでした。二回、三回と回を重ね日に日に近づく放送日。掃除はもちろん、整理しようとすればするほど混乱する頭。アナウンサーになだめたり、すかしたりしてもらいながら、寝付けない夜を何度も数えました。結局「女は度胸よ!」とフンッと鼻の穴を広げ当日を迎えたのでした。

TVがやってきた ② 2002 / 04 / 22
眠れぬ夜をいくつも越えて、いよいよ我が家、水引工房テレビデビューの日。
ボタンとコードのオバケ機材を所狭しと並べ、それらを駆使するスタッフ総勢八名!プロ意識に満ちあふれ、なおかつユーモアも忘れない。猫の手も借りたい。忙しそうに走り回る我が家の猫たちもまた、プロなのでしょう。借りてきた猫と化した私は関心するばかり。不安と混乱と緊張を極め、真っ白に整理された頭。溺れる者はワラをもつかむ。すがるような視線で見上げたスタッフは神様のように見えました。ところで、外出前に突然トイレに行きたくなる。勉強しようと机につくと雑用を思い出す。そんな経験、あなたにはありませんか?「本番二分前」。異様に静まり返る工房内。今にも破裂しそうなピンッと張り詰めた空気。いつでもスタンバイの状態でその時を待ちます。突然、日頃したこともないヘアピンがしたくなり、走って部屋に取りに行く。「一分前」。突然トイレに行きたくなり、葛藤の末あきらめる。お腹もすいた。お腹の鳴る音は聞こえないだろうか。そういえば今朝ハンドクリームを塗るのを忘れていた。背中も痒いような気が…。

空飛ぶジュウタン 2002 / 04 / 29 掲載
「手づくり品」には大量生産による画一的な商品とは異なる魅力があります。色や形、大きさが不揃いだったりして、それが手づくりの趣でもあり大量生産の時代にあって、ホッと心温まる物の一つでもあります。様々な物がありますが、あなたは「時空を超える空飛ぶ絨毯」に出会ったことがありますか?呉服店のイベントでのことです。私、水引工房の向かいがペルシャ絨毯でした。目がチカチカするほど繊細で華やかなこの絨毯、実は機械を使わず、現地の女性達の手で一本一本色糸を結んで作られているのだそうです。幅一㍍のものを一㌢織るのに約八日間もかかるのだとか!あなたの家の玄関マットを一枚織り上げるのに、何日かかった計算になりますか?これだけ多くの時間と手間、女性達の思いが込められているのですから、ひょんなことから一枚くらい空を飛ぶものが織り上がっても不思議ではないかも?
「手づくり品」。それを理解している人はまだまだ少ないように思います。田舎臭い、ボロと決めてかかったり、大量生産品と同じ感覚で値踏みをしたり…。
 さて、掲載もこれが最後となりました。「水引」は空を飛べないけれど、人と人を結ぶ糸。いつかどこかでお逢いしましょう。

周南山の会アーカイブス<2003経小屋山>

2012-02-04 18:12:36 | 山登り
経小屋山  596.6m  <広島県大野町> 2003.6.29


山頂から眺めた宮島と大野町をパノラマ写真に合成してみました。上の写真を動かすと下のように見えます。



今日は予定を変更して,と言うか「はちべえさん」に唆されて広島の経小屋山596m(大野町)に登ってきた。

この山は,記録を見ると平成4年にモンチ,J子(未だ夫婦ではなかった),他一名で登っているが,平成4年といえば駆け出しの頃だ。

苦労して登ったら頂上付近で車道に出会い,がっかりした事だけが記憶として鮮明に残っている山だが,

最近手に入れた大野町の経小屋山・城山周遊図によれば,いろいろなルートがあり,これは是非再挑戦しなければならないと思っていた。

丁度いい機会ということで,予定していた大海山を急遽変更。

アプローチは,周南市からは山陽自動車道の大竹インターで降りて国道2号線を宮島方面に向かう。

登山口は,あの有名な旅行代理店のツアーコンダクタが一押しという石亭という旅館の側を通り,

宮浜温泉源流碑を右に見て,山陽自動車道を潜って,暫く行ったところにある。

登山道は「こまくさ会」によれば,きれいに整備されたと聞いていが,

入り口付近は雑草が生い茂ってあり途中の道もシダ類,萱,潅木類が道を覆っている。

但し,標識は新しく設置されてあいるから途中迷うことはない。

先導者として,マムシに注意しながら進むと,妹背の滝コースからの合流点から,ようやく整備された登山道が現れた。

この宮浜温泉コースはどうやらあまり踏み入れない道のようだ。

頂上付近でやはり車道に合流して,一同がっかりするが,そこは歴戦の兵。すぐ忘れて楽しい宴会が始まる。

頂上からの展望はすばらしく,宮島の弥山をはじめ,瀬戸内の穏やかな海が一望の下に見られ,

反対側は三倉ヶ岳,笠山,大嶺山,また遠くに冠山も見ることが出来ます。

帰りの温泉は石亭に入るのは汗まみれの服装ではどうも気が引けるということで,直ぐ下のホテルの日帰り入浴で済ませることにした。

なお,今回は残念ながらおどるやまんばの続編は撮影かなわず。


立派な標識が


あれは何?


岩の間を流れる小さな滝


今日はむし暑いわね


ほんとだわね


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カシミール作成登山道  宮浜温泉ルート






周南山の会アーカイブス<2003平治岳、馬糞ヶ岳>

2012-02-04 18:02:39 | 山登り
九重・平治岳  1642m  <2003.6.8>

今回の久住ミヤマキリシマ鑑賞ツアーは「6月8日は雨のようですね」という山モンチのメールから始まった。
・・・






馬糞ヶ岳   982m  <2003.5.25> 山モンチ作(画像の一部:泰山)

今日は念願の馬糞ヶ岳に登った。地元の名峰が初めてとは情けない・・・。朝から雨模様で天気予報の降水確率は90%。絶対中止と思いきや、泰山隊長の「今、降ってないじゃないか」の一言で決行。国道315号線を進み、鹿野の市街地に入る手前のガソリンスタンドを過ぎて須金方面へ右折。鹿野の市街地には入らず真っ直ぐ進む。途中、須金方面に進まず左折、合の川沿いに合ノ川、奥大町、坂根方面へ進む。途中、タイヤで作った恐竜や動物を庭先に飾った家の前を通った。帰りに寄ることにする。細い道を進んで秘密尾に入る、須金の奥畑からくる道と合流する。来た道は細かったが、奥畑方面からの道はもっと細いらしい。秘密尾の村の中を進み、話題の氷見神社の前を通る。無意味に広い林道は利用されることが少ないようで荒れが目立つ。折角の中央線のある道路が台無しである。

この道をしばらく進むと、左手ガードレールの横に馬糞ヶ岳登山口の看板が現れる。氷見神社から車で5分程度。10:05登山開始。沢沿いに谷を進む。所々道が崩れかけているので注意。沢を渡って右側の谷を登る。

木陰に白い花が咲き乱れて目を和ませてくれる。

(写真:ガクウツギ?)
10:20札ヶ峠到着。弘化三年(1846年)の道標がある。

「右すま、左ひろせ」と標してある。「ひろせ」方面に左へ曲がる。

札ヶ峠を過ぎ、ひたすら尾根道を進む、なだらかな道と急な登りを交互に繰り返す。

広葉樹林の緑が鮮やかな開けた場所にでる。植林帯ばかり目にしているので、新鮮な感じがする。大岩と広葉樹が調和して、日本庭園のようだ(11:00)

ここから、多少のヤブコギが始まる。11:15分かれ道。「馬糞ヶ岳210m」の示す通りに右へ進む。背の高いササヤブをかき分け、山頂1等三角点到着11:25。前回来た時よりは笹が刈ってあったそうだ。

山頂は結構広い。ガスがかかっていて展望が一切ないのが残念。1等三角点を目標に登山旅行中のおじいさんに出会う。今朝は十種ヶ峰に登ってきて、今から鳥取に行くとのことだった。山頂で食事中に雨が降り始める。急いで下山。下山時間1時間。朝はどうなるかと思ったが、ほとんど雨にも降られず、決行して正解だった。

帰りに氷見神社に立ち寄る。鳥居や階段に歴史を感じたが、本殿は新築のようだった。本殿裏から中宮、奥の院に登れるらしい。この奥の院が話題の女人結界だそうだ。今日は上までは登らなかった。

タイヤで作った恐竜を見学した。テレビでも紹介されたらしい。




嶽山 364m 周南市 新南陽地区 <2003.4.26>

新南陽高校の校歌にも歌われている嶽山(ダケサン)に登りました。
国道2号線の旧新南陽市中溝交差点を西に向うと陸橋が2つ架かっています。
西側の陸橋の北側が登山口です。
富田西小学校前からお墓の横を抜けて陸橋を渡ります(看板あり)。

登山口
田畑の間を抜け、草を刈ったばかりの道を進みます。
雑木林を進むと、左手にいくつかため池が見られる。
昨日までの雨で出来たのか、いつもあるのかは不明。
山の中のため池は、何か棲んでそうでワクワクする。
子供の頃は、イモリを採りに行ったものだ。
竹やぶの道
11:20反射板着。
もう少し登ると広場があり、
祠があった。祠の中身は何が祭られているのか?
この広場は木々に覆われ、展望がない。
11:34山頂着。「ようこそ嶽山へ」の看板に迎えられた。
山頂にはデーブルとベンチが2組あり、変に整備されていた。
山頂からは、徳山湾や新南陽の街が一望できて眺めは最高だ。
山頂にて。

周南山の会アーカイブス<2003年編>

2012-02-04 15:34:25 | 山登り
コセンドウ山 岩国市 410.8m <2003.5.5>

頂上
謎の吟遊詩人
萩焼通化寺窯
田村 悟朗
通化寺
カシミール作成



花尾山 669m  <2003.4.27>

大旦那が久し振りに参加。頂上では思わぬ人に出会う。



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中山仙境   大分県  <2003.4.20>  前6枚は林氏提供の画像です

隈井商店前の登山口
ありました。無明橋のやまんば
頂上

水滴る山・木
下山口
全員集合
林氏とお代官様
我が徳山組





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東鳳翩山  <2003.4.13>

びじんば登場
錦鷄の滝
コース別れ
頂上にて
つくし採取に無心




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石ヶ岳  <2003.4.6>

石ヶ岳の崩落
ストレンジャー登場
泰山も
三角点



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福智山 <2003.3.21>

さあ,出発
ちょっと休憩
イチゴが美味しい
まだだべ
頂上:祠前
頂上大看板前






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真田ヶ岳  <2003.2.23>

林道には進入禁止の鎖が
大岩前
頂上にて
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深入山  <2003.1.19>

蟻の行列
頂上






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久住山  <2003.1.12>

赤川温泉口
途中
久住別れ
久住山頂上
三俣山の雪景色

乾杯!
扇ノ鼻頂上
玉の湯にて





周南山の会アーカイブス<2003御大師山、←2002ダツヤ山>

2012-02-04 15:26:34 | 山登り
御大師山 <徳山市中須> 2003.1.1

毎年初日の出は,徳山市の昇仙峰か観音岳に登っているが,2003年は故郷の山に行くことにした。故郷は徳山市の中須である。市内の新春登山は他に緑山,炭倉山,金峰山が有名だが,中須の御大師山新春登山は,初日が昇った後から行われる。中須八幡宮に午前9時に集合して,神主(神足-こうたり-さんと読む/まさに神官の名前に相応しい苗字である。)からお払いを受けた後,裏手の参道を登る。50人程の殆ど地元の善男善女が集まっていた。登山装備の自分の格好に思わず苦笑する。
お世話をされている近所の方に挨拶をして,後をついて行く。私はここの出身で,子供の頃には毎日のように山で遊んでいたが,約35年振りであろうか,本当に久し振りの御大師山である。
登山そのものは30分もかからない。四国霊場八十八箇所の観音様にお参りをする人の後を付いて行っていたら,残念ながら,頂上を見落としていた。後で聞いたら,頂上はだだっ広いが三角点は確かにあるという。下山後は,地元の人の温かいお接待の豚汁を頂いて,帰路に付く。

■後注(国土地理院25,000分の1菅野湖南西)/三角点は458.4m,但し,山名はない。
<アプローチ>
徳山方面からは,国道376号線で熊毛に向かい,中須で一箇所しかない信号のある交差点を過ぎて,直ぐ左手に見えるのが中須八幡宮である。乳観音と腹帯観音で有名な徳巌寺の上にある。
<追伸>
例のおスズと里子の落書きを2箇所発見。黄色いペンキで比較的新しい。地元の人に聞くと昨年はなかったと言うことで,下手人は現在も活躍中?ということか。
<追々伸>
この後,大風邪を引く。2日の新春登山は参加出来ないは,丸二日寝込むは,散々の寝正月。


中須八幡宮
中須の町並み
徳巌禅寺



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ダツヤ山 746.2m 2002.12.15 旭村佐々並

ムービースター,さくらばば,gomen,はちべえ,泰山

<ダツヤ浴コース>
登山口(作業小屋の前にアクリル版の標識があるが,なぜかそこに朱理エイコのレコードが掛けてある)=120分=頂上=(黒ぬたコース/登山口の標識はない)90分=下山口

山口方面からは,21世紀の森,夏木原キャンプ場を過ぎて,林道豊田鹿野線を左折し,ショウゲン山登山口がある小吹峠を下ると,作業小屋の前にダツヤ浴コースの登山口の標識がある。駐車場は2,3箇所(小吹峠や2,3の橋の袂)に数台置ける程度。ダツヤ山の登山コースは夏木原,ダツヤ浴,黒ぬたの3コースがあるが,今回はダツヤ浴から頂上を経て,700mのピークを越えて黒ぬた谷に回るコースを取る。登山道は両コースを通じて全体的に展望なし。稜線に出てもブッシュとササ藪が道を覆っており,狭いトンネルの中を進んでいる感じ。ササは目を突くので,メガネ等持参すれば安全である。視界も悪く,位置確認が難しく,目印の赤テープも見失いがちなので,細心の注意を要す。沢を登るので,岩は滑りやすく,湿気も多いので,特に夏の時期はマムシに注意を払うことが大事だ。
さて,コースの紹介は「防長山野へのいざない」にお任せして,メンバーの様子だが,ムービースターは一位ヶ岳以来久しぶりの山行き。登り約2時間に加えて慣れないヤブ漕ぎで少々疲れ気味。はちべえもデップリ太った腹を抱えて,膝が痛み出したのか苦戦している様子。元気なのはさくらばば。実は周南地方でしか読めない地方紙があるが,「少し昔の山登り」というコーナーに徳山市の浜田さん(徳山山岳会の重鎮)が168号で,ダツヤ山は二度と登りたくないと書かれておられる程変化に乏しい山であるが,さくらばばに至っては何を血迷ったか,あのヤブ山がすこぶる気に入ったようだ。また行きたいと言う。かく言う筆者も,こんなヤブ山果たして病み上がりの体が持つかどうか心配していたが,どうにかこうにか登れたこともあって,妙に心地よい気分に浸っている。しかし,夏の時期はgomenだ。
Gomenさんと言えば,熊よけの芥子スプレーと二段構えの大きな鈴(音量が調整できるらしい)を腰につけた雄姿は神々しく,痩身ながら喩え羆が現れようとも,その気配に圧倒されるに違いない。あの目印不良のコースで迷いかけたこともあったが,そこは百戦錬磨の兵,慌てず騒がず,難無く本コースに修正。我々初心者に毛が生えたような登山者にとって,回を重ねる毎に何とも頼もしい御仁である。

頂上では何処かで見たような老夫婦が一組,既に大休止中。聞けば,熊ヶ山で一緒になった須々万のKさん。思いがけない再会を記念してワンショット。下山口付近でまた一緒になり,お互いの健闘を称えあって,本日のさわやかなヤブ漕ぎ登山は終了した。








周南山の会アーカイブス<熊ヶ山、雲霞山2002.11.24他>

2012-02-04 15:15:52 | 山登り
熊ヶ山 454m, 雲霞山 405m 2002.11.24
K隊長,校長先生,10番目の弟子,魚取名人,山モンチ,gomenn,はちべえ,さくらばば,泰山
   以下は,山モンチ作。画像はクリックしてもズームできません。

二鹿野外活動センター 出発10:10
広い庭の民家から登山道へ舗装された林道
舗装林道終点駐車スペースあり、10:30
未舗装林道真っ直ぐは以前までは通れなかったが新たに開かれた、帰りに通る.
林道を右に折れて進む
未舗装林道終点登山道へ
林道を右に折れて進む
峠(変速五叉路)10:45、熊ヶ山へ
熊ヶ山(454.3m)山頂着10:50
山頂は切り開かれて展望良好北は羅漢山、小五郎山、南は蓮華山が見渡せる
落書き里子が残した狸の置物らしい?この山も落書きが結構見られた
熊ヶ山出発11:15、来た道とは異なる道に進む、
西の肩から峠に戻る道がふさがっており、少し迷う。
金光さんがすぐに発見。山頂を巻くように峠に戻る。峠着11:30。雲霞山へ
11:35展望岩着
展望岩より撮影、枯松大樹の向こうに雲霞山山頂が見える
枯松大樹の前で
いくつかの小ピークを超えて山頂へ向う
雲霞山(くもがやま405m)山頂着11:5
山頂で泰山先生の合格祝いが始まる サザエの壷焼き
寄せ鍋作製中
山頂の岩の上で
山頂出発13:15、分岐13:45、往路の峠まで戻らず、新しい道から下山
断層 写真が暗い
道端にきのこ群生。



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炭倉山 519m  <2002.11.17>
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鬼ヶ城山 619m,狩音山 577m <2002.11.10>
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金峰山 790m <2002.11.4>
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河平連山 555m <2002.10.27>



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三俣山 1745m <2002.10.14> 紅葉



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一位ヶ岳 722m <2002.10.6>

登山口付近
ここにもあの落書きが
風の強い頂上にて