田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

懐古趣味?

2008-10-20 15:19:43 | 私の歳時記
これは一体何でしょうか?



薪ストーブではありません。今時めずらしい一品ですが、我が家の風呂釜です。
灯油の他に写真のように木を燃やして風呂を沸かすことも出来るのです。
庭木の梅や樫の木の枝を燃やすのです。今時何でそんなことをと仰ってはいけません!
田舎暮らしを希望されるのであれば、これ位のことは当然のこととお考え下さい。

ここ2週続けて日曜日に、庭木の枯れ枝を燃やして風呂を沸かしてみました。20分少々で沸きます。
沸いたお湯のなめらかなことこの上なく、身体の芯まで温まり、おまけにいつまでもお湯が冷めないのです。
灯油で焚いたのでは、こうはいきません!

最近はどこの家庭でも石油やガス給湯器、スイッチひとつで風呂が沸いてしまうのでしょうが、風呂釜の前にしゃがみ込んで枯れ枝を折りつつ中の焔を見つめながらの小労働は楽しくもあり又なつかしいものでもあります。



小学生も高学年になった頃、祖母によく言われました。『風呂を焚いておきな!』
風呂焚き位は子供の仕事だと言わんばかりの明治生まれ女性(ひと)の厳しいあの言葉、最近何故かなつかしく思い出されるのです。

日曜日の夕暮れ時になると我が家の煙突から―これも最近ではめずらしくなってしまったようですが、煙が立ち上がります。
マンション住まいの都会人あるいは現代人の皆さん、笑っちゃあいけませんよ!
オレンジ色に燃え盛る焔を見つめながらのレトロ?な体験、昔は日常茶飯事でした。
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