今回もまたタクシー運転手さんの話しだ。
昨日の店終わり、寒風の中タクシー待ちをしてたがなかなか来ない
・・・寒い・・・頻尿が
すると、1台のタクシーがス~っと俺の前に
『助かった~』
タクシーに乗ると、目の前にはジブリ作品のDVDが流れていた
「このタクシーは全車DVDを流してるんですか?」
聞くと、運転手さん自身の趣味というかお客さんへの心使いだそうだ。
そしてすかさず言う・・・
「何か見たいものがあれば言って下さいね」
運転席と助手席の後ろにはティッシュ箱がそれぞれに掛けられている。
よく見ると、電動のマッサージ器もある。
真ん中にはDVD。
運転手 「飴はいかがですか?」
俺 「いや大丈夫です」
運転手 「では、アイスは?」
俺 「えっ ア・・アイスもあるんですか」
運転手 「えぇ・・・どうぞ」
と、言って運転手さんはアイスを俺に手渡してきた。
俺 「じゃ・・・頂きます」 (アイスは大好きだ)
タクシーで飴はたまにあるが、アイスを貰ったのは初めてだ・・・。
※饅頭とかも色々とあるらしい
そのアイスをペロペロと舐めながら色々と聞くと、DVDは100作品は車内に用意してるらしい。
遠距離のお客さんを退屈させないようにと常備してるらしいのだ。
ハッハ~~~ン だから「見たいものがあれば何でも」と・・・
う~ん・・・たいしたもんだ
そして運転手さんはポツリと謙虚に言った。
「他人と同じ事をしていても今の世の中生きていけませんからねぇ・・・
子供にも言ってるんですよ・・・人と同じ事をするな!とにかく人と違う事をしろ!
でも、それをはき違えるんじゃないぞ!!って・・・」
俺は言った・・・
「なるほど・・・で、運転手さんは、個人はまだダメなんですか?」
待ってましたとばかりに運転手さんは答えた。
「後2年なんですよ! 個人になると色々と考えてる事があるんですよ・・・
まだ誰もやってないような個人タクシーにしますからハイ・・・」
と、運転手さん謙虚ながらも自信に満ちた笑顔で、近い将来に迫る現実を語った。
こんな時だろうなぁ・・・女が「ポッ」となる瞬間って・・・
でもなぁ・・・
付き合い始めの頃の女性は、男の夢に夢を託すけど
年数が経てば・・・「夢ばっかりくっちゃべってんじゃないわよ!今よ!い~ま」
と、なる・・・これが現実だろう (あっ! 決してみんながみんなとは言いませんからハイ)
そうこうしてると、タクシーは俺の自宅に到着。
DVDの下に備え付けられているゴミ箱に、食べ終わったアイス棒を捨てた。
料金を支払い、「おつり」を貰って、またビックリだ
こんな「おつり」を貰った事・・・みなさんあります??
何から何までが一貫して見事だ
帰路につくタクシーの数分間で、俺は・・・酔いが覚めた。
・・・感動した
居るんだなぁ・・・こういう人が
2年後の個人タクシーが楽しみだ
どんなタクシーなんだろう??
是非、乗車したいもんだ
【他人と同じ事をしていても今の世の中生きていけませんから】
グッときたぜよ
今日も夕日に染まる富士山が綺麗だ
ほいたら