天敵の餌は害虫(掃除虫)ですから害虫を殺してはいけません。
害虫は丈夫に育った作物は不味くて食べませんから通路や土手の草は邪魔にならない程度に残しておくことです。
これは天敵や害虫の棲みかとなり更に茎葉は表土の乾燥を防ぎ根は土を柔らかくし、鋤きこめば微生物の餌となります。
但しこれは転換期の初期のみで雑草が役立つ内は、未だ土ができていない証拠。雑草の役目が終われば自然に生えなくなります。
また近くに林や藪があれば小鳥等の棲みかとなり理想的ですが何れこれも必要なくなるのが炭素循環農法なのです。
一見邪魔者とみえる病原菌、害虫、雑草等を含めどのような手段であっても殺すことを考えてはいけません。
全てのものが無機的に単独で存在し、あるいは生きているのではありません。
全てが有機的に繋がり自然の秩序の中で生かされています。
人間もまたその中の一員です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます