勘定所 かんじょうしょ 『日本大百科全書』(JapanKnowledge) 江戸幕府の役所。勘定奉行(ぶぎょう)を長官とし、天領支配と貢租徴収、財政事務、天領と関八州の大名領・旗本領の訴訟を管掌した。江戸城本丸殿中の御殿勘定所、大手門横の下(しも)勘定所に分かれる。職員は勘定組頭、勘定、支配勘定などで、最初は御殿詰・上方(かみがた)・関東方に分かれていたが・・・・ . . . 本文を読む
はじめに 「高橋三平」「近藤重蔵」登場の背景 幕府の蝦夷地調査 (「函館市史』通説編第1巻p419-420より) 幕府では、ロシア人の北方諸島進出の確認、たび重なる蝦夷地近海の外国船の出没や、あるいは国後・目梨のアイヌ騒動など、まさに物情騒然たるなかにあって、もはやこれをこのまま看過することはできなかった . . . 本文を読む