1月23日 今日も晴天である。 山が俺を呼んでいる・・・気がしてならない。 今日は七飯岳に行こうと決めた。 七飯岳 779.2m これまた前回当別丸山同様初めての冬山行である。何でかわからないけどドキドキする。・・・ 函館新道を大沼へ向けて走り七飯町本町、城岱牧場入口から登山開始となる。
作業道 右側の谷間にある採石場
城岱牧場は冬期間通行止めでゲート手前の道路脇に駐車する。 畑の右側に作業用の通路があり其のまますすむと5~6分で左に大きくカーブする場所に出る。この少し手前右側の雑木林の当りに赤いテープの目印が2か所あるのだが、これがあまり目立たないので、注意が必要である。これを登り切って少し進むと右手の谷間に砕石現場が現れる。 ここで先行く山人に追いついたので挨拶し先を譲っていただくことにする。彼は高度計を持っていたし地形図も持参していた。また各ポイントで所要時間の記入も行ているようである。 更にこの先の尾根沿いを進み400m程度(左写真下の平坦部)の大地に出る。 さらに上の620mピーク(左写真中央部の丘陵地帯)を目指す。 ここまでは多少急峻地帯となるが過ぎれば木々はなくなり牧場地帯となる。 見晴らしの開けた素晴らしい景色が背中を後押ししてくれるような解放感が広がる。
七飯岳 大野平野に広がる新幹線ルート
大野平野が広がり新幹線ルートが弧を描いて伸びていた。 頂上は見えている・・・・あと一頑張りであるが、時折ツボ足が深い雪に抜けるので体力の消耗著しい。 この辺りは笹薮なのかもしれないと思いながら、寒風で凍り付いた固い表面に付いた多くのトレースを踏み越えて登る。
七飯岳779.2m 駒ヶ岳
後ろを振り返ると先ほどの山岳人が登って来た。 いよいよ頂上である。七飯岳の表示にカメラを向け一枚撮る・・・と・・その後ろに雄大なるかな駒ヶ岳が待っていてくれた。 これには感動である。 夢中で一眼を押す。
左側には七飯スキー場(左写真)があり、その尾根沿いを登ると横津岳(右写真)に出る。晴天に恵まれたこの日であっても山頂は極寒であろうと、風当たりの良い風景を見ながら感じてしまった。 遠い昔に先輩二人が遭難した場所であることを思い出していた。
木立の陰の袴腰岳小島のような函館山
思いに耽っている間に山岳人が上がってきた。 気さくに話をされる方で、半月板を痛めているので山スキーは医者から止められているとか、今日は620mピークで帰るつもりだったが先行く人がいたのでつられて登ってきたとのこと。 元気をいただきありがとうと挨拶され恐縮です、山行は初心者ですと答えるも奇特な方もいるものだと感心する。その方は旅行が好きで奥さんと二人、日本の山々を歩いているようでかなりのベテランと詠んだ。
山と付き合って60年近くになるらしい超ベテランであった。横津岳での遭難者のことも詳しく知っていた。 軽めの昼食をとり熱いお茶を飲んで山談義に花を咲かせて晴天に恵まれたこの日に感謝した二人であった。 山で巡り合う人々との出会いにただただ感謝である。 二人揃って下山するが、途中着替えるとのことで先に下山することにする。 函館山の寒川で逢えることを楽しみに、晴れ晴れ気分で別れる。
往時間 ポイント 復時間
9:50 ゲート前 13:10
10:40 692ピーク 12:35
11:50 七飯岳山頂 12:00 所要時間 3時間20分
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