わんわんらっぱー

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銀行にはお金がない。

2018-06-10 20:33:54 | 金融
○400万円が引き出せないという現実。
 広島銀行で中国地方で一番有名なアナウンサーが保険加入の支払金として、500万引きだしたら、66600円の窃盗で逮捕され、1・2審で有罪、最高裁で無罪になるという事件があった。映像証拠もなく自白もないのに、1・2審で有罪となったのである。
 大体、66600円なんて窃盗金額からして胡散臭い。しかし、窃盗をされたという被害者が存在して、目隠し越しではあるが出廷までしている。
 仮に地方銀行・警察・司法・(不動産屋職員という被害者)までも巻き込んだ、壮大な謀略だとしたら、今の日本はかなり危機的状況であると言わざるを得ない。

 これは単なる不動産屋職員による狂言であれば良いし、その様に思いたい。その不動産屋職員というのは、経営者?である母親から預かったお金を窃盗されたと被害届けをだした娘である。だから、「単に使い込んじゃったんじゃないの?」ということが発端となったのであるなら、壮大な謀略ではない。
 謀略ではなかったと仮定すると、江戸時代式司法で下手人を決めつけて起訴したということになる。しかし、初動で被告とされたアナウンサーが任意捜査に協力的でなかったことが、問題を大きくしたというのが、そのアナウンサーの息子の証言だ。それにしても500万円引き出す人が66600円を盗むだろうか?と、警察は考えないのだろうか。

 だが、私は今となってはこの事件は司法を巻き込んだ壮大な謀略であったと考えてる。というのも親族に起きたある一件が私を確信させるに至ったのである。


○預金を引き出そうとすると問答無用で警察を呼ぶ地方銀行
 母は肝臓癌を患い自宅で食事療法を行っていた。高血圧から降圧剤を飲んでいた。私は当初から副作用(という名前の正作用)の酷さから降圧剤の服用には反対していた。
 しかし、医者の言うことは神のご宣託であり、息子の言うことはキチガイのたわごと扱いなのである。
 過労もあったのだろうが、投薬が肝臓癌の引き金を引いた可能性は高い。
 よせばよいのに弟の嫁の進言で人間ドックにかかり、まったく無関係の頭部CTを受けてから病状は悪化、それでも半年はなんとか自宅で凌いだが、トイレに行くのも困難になり、入院の段取りとなった。私はホスピスへの入所を願ったが、頑迷は父母は受け入れない。私の知らない内に入院手続きを取ってしまった。入院時に死期が迫っているので全く不要な腹部CTを実施したことにより、一気に衰弱し、入院後2月と持たずに亡くなった。結局、抗がん剤を避けても、CTスキャンによる高線量被曝で死に至らしめるのである。病院とは良くできた○人機関なのである。
 で、入院前に地元の地銀の母親の口座から400万円の預金を引き出すために、代理として父親が銀行へ赴いた。
 ところが預金が引き出せない。
 引き出せないどころか、警察に通報されて、私服刑事が自宅まで本人確認に来た。
 極めて不本意である。
 振り込め詐欺対策とはいうものの、個人としても法人としても、当地銀とはかなり深い関係にあった。
 本人確認なら銀行員が来るべきであり、最初から事件性があるとして、警察に通報するのは信義則違反である。
 結局、私服刑事が母親の本人確認と引き出しの意志を確認後に、400万円は引き出せた。入院費や葬儀費としては不自然な金額ではない。

 普通、これだけの「粗相」をしでかした地銀だから、もはやこちらに顔向けできない、と思うのが相場である。
 当然、報復として、全部借金を繰り上げ返済して、不動産に設定されている根抵当権も抹消した。(一部は抹消が残っているが、もうすぐ手続きが終わる)。

 ところが厚顔無恥も甚だしい、若い工員が連日父親に挨拶にくる。400万円の引き出しで、揉めたのに100万円の定期預金の勧誘に乗った。その前には投資信託の勧誘があったが、それは流石に断ったようだ。
 銀行は個人・法人を金融的に束縛するのが目的なのである。連日来る事自体が、そもそも業務の邪魔でしかない。
 もはや、老人を騙して金を巻き上げて金融機関は生き残ろうとしているのである。預金を引き出しをしようとすれば、警察を呼ぶ。

 私は、警察を呼んだ件を行員に詰問した。
行員は軽く流せば良いものを、森友疑惑を追求されたアベよろしく、「引き出しを断ったわけではない」「実際に振り込め詐欺の被害がでているので、(警察を呼ぶ)対応をした。」と感情を高ぶらせて反論した。
 私も反論しても良かったのだが、ムキになって反論したのを確認できたので十分であるので、何も言わなかった。
 だが、私は確信したのである。預金を引き出しに来たら、警察を呼ぶように、金融機関に通達が出ている。通達元は金融庁か財務省か警察なのか分からないが、そういう事になっている。

 どうも、富裕層ではこの事は周知のようである。「預金が引き出せない問題」は大前提としているのである。
 ATMで1日50万円は下ろせる。これで文句を言われる人はいない。
法人ならATMで1日200万円は下ろせる、これも文句を言われない。
おそらく日常的に大きな銀行が出入りする法人口座なら、ある程度融通はしてくれるだろう。
しかし、個人は1日50万円しか引き出せない。

 ペイオフは同一個人口座全部での1000万円とその利息しか保証されない。金融恐慌が起きたら、自身が複数の銀行の分散して預けても、総額で1000万円しか保証されない。銀行一斉休業(モラトリアム)が起きたら1000万円以上は棒引きされるだろう。
 また、預金封鎖ともなれば、1月の引き出し金額も制限される。

○なぜ、銀行にカネがないのか?
 銀行にカネが無い問題は一定率だけ残して、他は貸出しているから、ということになっている。その事自体はその通りだと思うのだが、帳簿にカネがあっても、金融自由化という事で、ある程度、海外へ資金が行ってしまって、しかも換金できない状態にあるのではなかろうか?日本円の金融債権ならすぐに換金できるが、仮にドル建ての債権になっていると、債権を処分したあと、日本円に兌換しなくてはらない。
 金融機関が外債を処分すると円高になる。東日本大震災で保険金支払いのために損保・生保が外債を処分して円転させたので、1ドル76円まで円高が進んだ。国内での生活者にとっては輸入物価が下がって良いのだが、外債を保有している金融機関・個人・法人は円換算で資産が目減りしてしまう。巨額の資産をドル建て運用しているが故に円高ドル安で致命傷を負う。
 加えて米日の力関係によって、外債を処分できないのだろう。

 また、地銀や信金を含む金融機関が法人の海外移転に資金を融通している。国内需要は先細りなので、需要や安くて良質な労働力を求めて、工場が海外へ転出していく。金融機関が融資を行えば行うほど、日本国内の雇用が失われる。生産手段も失われる。
 本来、そういったことに資金が使われないように、金融機関が目を光らせるべきなのだが、利潤を追求する観点から、国内産業の空洞化を促進させている。

 また、仮に金融機関が預金で日本国債を買うとすると、国債で発生した利払いも、最終的に税金で補填される。国民が預金すればするほど、金融機関は国債を買いましする。それでも、国債なら一応元本が保証されているから、比較的安全だとは言える。

 ところが、民間の金融機関は株式などのリスク債権に70兆円も買い増ししているという。
日銀やGPIFもリスク債権を買っている。特にGPIFは外債や株式の運用比率を引き上げており、金融恐慌が起きたら、預託金は大きく毀損する。

○高齢化と経済縮小により信用収縮が始まる。
 アベ政権化の統計数値は信用できない。と前置きした上で、金融資産は増えているという情報が出ている。株式時価総額は公的資金で買い上げているので増えているかもしれない。大本営発表では株価の上昇により銀行預金も増加している報じているが、本当だろうか?
 2017年から預金総額は減少に転じる、という予測があった。振り込め詐欺の注意を呼びかける車が、毎日ぐるぐる回っているのは、実のところ預金引き出しを抑制させるための「方便」なのではなかろうか。
 都銀の大規模リストラやATMを減らすとか、ATMを統合するとか、はたまた、高額紙幣を廃止するなんて話しまで、大本営系が流している。
 
 少なくとも言えることは、件のアナウンサー冤罪事件から鑑みても、預金は預金者のものではなくて、銀行のものであり、更に言えば、銀行の貸出先のものであり、外債に購入に回ってしまっている資金は事実上の米帝様への上納金として、返済されない死に金になってしまっているのである。
 Youtubeには預金封鎖を煽る動画が、結論としていかがわしい投資を進めている。これもまた問題である。

 うがった見方をすれば、あなたの預金が外債で運用されている場合には、米国の帝国主義を貫徹する資金になっているとも考えることもできるのであって、お金は自分や会社のために生産財や技術・技能研鑽に投じ、借金は前倒しで返済し、それでも発生した余剰資金はなるべく現金で保有して、危機に備えるべきである。その事は自分のためであり、日本のためであり、世界平和のためである、と無理矢理こじつけることもできるのではなかろうか?

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