参加者:3名
コース:清滝駅前~ガラガラ道~2号路~3号路~5号路~もみじ台~一丁平(昼食)~もみじ台南巻き道~高尾山頂VC~富士道~1号路~金毘羅台~清滝駅前
朝まで台風15号の影響でかなりの雨が降り、山頂には雲がかかり雨は上がったもののたいへん静かな高尾山口。
今回のコースは、8月末の集中豪雨の爪痕はあちらこちらで見られるものの登山道自体は問題なく歩行可能だった。
2号路から3号路にかけて足元にはカヤの実がたくさん落ちている。中には小動物の食痕と思われるものもあり、カヤの爽やかな香りが漂ってくる。リスかムササビの仕業かなと、静かな森の中、一生懸命食べている動物たちの姿を想像するとなんだかワクワクしてくる。(VCに立ち寄って解説員の林さんに伺ったところ、どうやらムササビの可能性が高いとのこと)
この時期、端境期であまり秋の花など見られないかと思いきや、アズマヤマアザミ、ノハラアザミ、トネアザミ(タイアザミ)、ミズヒキ、キンミズヒキ、アキノタムラソウ、ヤマハッカ、シロヨメナ、ユウガギク、シロヤマギク、ツルニンジン、ツリガネニンジン、カシワバハグマ、オクモミジハグマ、またアキノキリンソウ、ヤクシソウなども咲き始め高尾の山はすっかり秋の風情。圧巻は一丁平への登山道に覆いかぶさるように穂をだしたススキ。季節は確実に歩を進めていた。
秋を感じさせるものはお花だけではなかった。ムラサキシキブ、ガマズミ、ゴンズイ、ヒヨドリジョウゴ、ホウチャクソウなどの実も紫や赤く色付き目を楽しませてくれた。利用者の数も少なく道を尋ねられることもなく、秋を堪能する巡回となった。(SR/TS)