実施日時:2008年11月29日10時~16時 於:多摩環境事務所2F会議室
講 師:東京都安全赤十字奉仕団 指導員 島田幸治氏、堀江敏雄氏
参 加 者:東京都レンジャー2名 高尾SR会11名 国立公園奥多摩SR会20名
講習内容:(午前10時~12時)講義
1)皆さんに伺います。
* ①赤十字について、②救急法とは?、③活動での安全を守るには 等について「私」および「他の人」が知っていること書いてみる。次いで講師より解説があった。
※ 応急手当(救命手当)の基本は①生命を救う②悪化を防ぐ③回復を図る
2)生命維持のメカニズムを図示してみる。
①心肺蘇生法
胸部圧迫の練習をした。具体的には1分間に100回の胸部圧迫を正確に行う為の練習を15秒25回・30秒50回・45秒75回手をたたいて数え、感覚を身につけてから1分間100回の圧迫練習を行った。
②危険を考える
* 危険にはア)顕在危険、イ)潜在危険、ウ)遠在危険があり、もっとも危険なのはイ)の潜在危険である。
* 重大事故(死亡)の前には29の事故、300のヒヤリハットがある。
* 救急法では手当より事故防止が優先される。
* 安全の原則はア)安全は全てに優先する。イ)自分の身は自分で守る。ウ)ルールやマナーを守る ことである。
*手当の手順
ア)専門機関への対応が早い場合:事故発生 → 119番、病院
イ)専門機関への対応が遅い場合:事故発生 → 救急手当(応急手当)→ 病院
※ 周囲の安全確認。医薬品は使わない。応急手当はそこで治癒することではなく、医者に引く次ぐ為のもの。
③骨格を書いてみよう
*骨格を書いてみることにより、体の構造が解る。
*事故現場の位置確認には標識などの管理番号を利用する。
*療票をつくる。
講習内容:(午後1時~4時)実習
1)三角巾の利用方法
2)搬送
①一人で運ぶ場合。
②複数で、ヒューマンチェーンをつくって運ぶ場合。
③複数で、毛布を使って運ぶ場合。
※常に患者に対する心配りをする。
(SR/SAK)