高尾サポートレンジャー会

このブログでは高尾山で活動するボランティア「高尾サポートレンジャー会」の活動についてご紹介します。

2010/08/22 高尾ビジターセンター一日案内所

2010-08-22 23:59:59 | 2006~2018年度リンク 高尾山 活動&情報

参加者:9名(うち都レンジャー2名)

 子「ねーねー、お父さん、お母さん、どこか連れてってよー。もうじき夏休みが終わっちゃうし、このままじゃ絵日記に描くことがないよー」
 親「よし、じゃ近場ということで、高尾山でも登りに行くか」

という会話があったかどうかはわかりませんが(笑)、親子連れの比率が高いように感じた一日でした。

 今回の対応者は830人ほどだったのですが、今回も気温が高かったため、熱中症予防について説明することが多かったです。山麓、山頂と同様に山内でも簡単に水が補給できると思っている方が多いようですが、6号路、稲荷山コースには、水分補給できる場所がありません。今年は稲荷山コース入口に熱中症への注意を呼びかける簡易看板を出していますが、来年もまた暑い日が多いなら、少し考えないといけないですね。
 また季節柄「水を飲まない方がビールがうまくなる」という方も多いので、その危険性についても説明させていただきました(笑)

<この間、2時間>
 冗談でも、ネタでもありません。この前の部分を書き、昼食にしようかと思った矢先、稲荷山コースに、熱中症らしい症状で意識を失って倒れている利用者がいるという通報がありました。傷病者に意識が無いと聞いた時点で、すぐに解説員さんに119番通報を依頼しました。私は冷却材、スポーツドリンクなどを持って現場に急行しました。現地に着くと、20代半ばと思われる傷病者と、それを救護する数名の利用者(うち、現役の看護士4名。チームワークがよく、処置も的確で助かりました)がいました。

<さらに1時間>
 すいません、ビジターセンターに戻った途端、稲荷山コースで木の根に躓き、頭部に裂傷を負った利用者が出たため、救護に行ってきました。幸い、出血も止まり、他の箇所に大きな損傷がなかったため、ケーブルで下山後、近隣の病院で手当てを受けるよう手配して戻りました。

 熱中症と思われる利用者は、一時意識が戻ったものの、再度意識が混濁してきたため、ヘリコプターでの搬送を行いました。この辺りの経緯は、別の機会に熱中症の応急処置などと合わせて書こうかと思います。

 で、話を戻します。今回は飛び入りのお二方も含めて7名の方にご参加いただいたため、普段のテーブル周辺での案内だけでなく、駅前ロータリーにある大きな地図の前や、改札口の近くに立っての案内も行っていただきました。やはり参加してくださる方が多いと、いろいろと案内の幅を広げることが可能ですね。
 今回、暑い中ご参加くださった方々、ありがとうございました。

 来月の案内所は26日です。皆さんのご参加をお待ちしております。その頃には、もう少し涼しくなってくれていると良いのですが…(都レンジャー・福田)

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