2018年3月25日(日) 「自主巡回活動/裏高尾」 巡視レポート
◆参加者:13名 ◆天候:晴れ
春らしい明るい日差しの中、小仏川沿いの春植物を観察しながら巡視を開始しました。
都内と違って、小仏川沿いではまだまだ梅が見頃で、サクラはまだ蕾のままでした。
暖かい日が続きタカオスミレがちょっとフライング気味に咲き始め、ジロボウエンゴサク、ヤマエンゴサク、
キクザキイチゲ、アズマイチゲ、コスミレ、ヒナスミレ、ヒメスミレ、アオイスミレ、キバナノアマナ、エンレイソウ、
などがあっという間に咲き始めました。
キブシ、アブラチャン、ダンコウバイも春を告げているようです。この時期は小仏川沿いを歩く利用者が
年々増えています。
キバナノアマナは皆さんに大事にされているのか、だいぶ個体数が増えているように思いました。
写真を撮り、丁寧に観察をしていたら、予想以上に時間がかかって、日影に着いたのは12時半を回っ
てしまい、急遽コースを大幅に変更することになりました。
腹が減っては戦ができぬと、「モニタリング1000」のトライアルに取り掛かる前に日影園地で昼食。
昼食後、キャンプ場から日影バス停に向かって戻りながらトライアルを開始。13人の目で林道の両脇の
開花植物を探しながら、調査範囲をどのように区切るかを相談しつつ、約2時間をかけて開花植物調査
を行いました。日影林道は17日の日に『東京都レンジャーと一緒に自然保護体験』という自然教室で,
踏み込み抑制の石積みや枝などが並べられ、それなりに効果を上げているので、ナガバノスミレサイシン
が咲き始めたところにも立ち入らないよう、倒木を利用して手早くバリアを設けました。
盗掘パトロールと4月以降に実施される「モニタリング1000」のトライアルを兼ねた巡視は、
参加者のご協力で無事終了しました。
記録:杉浦知子
写真:SI