参加者:5名
コース:(高尾駅~)八王子城跡バス停~御主殿跡~八王子城跡~富士見台~駒木野~高尾駅(解散)
高尾駅北口前のバス停は天候に恵まれ、いつもながらたくさんの人だが、八王子城跡までのバスに乗る人は少ない。我々が乗ったバスも、その前のバスも乗客は10名程度か。八王子城跡まで行くバスは、昨秋より土日のみ運行を始めたとのことだが、我々にとっては強い味方となる。これから更なるPRなどをもとに、八王子城跡を訪れる方は徐々に増えていくことであろうか。
巡回を前に、バスを降りてすぐの八王子城ガイダンス施設にて展示を見るとともに、その隣、エントランス広場中央にある八王子城地形模型にて本日、予定するルート・高低差などを確認したうえ出発する。御主殿地区の石垣と虎口などの古道、要害地区の「曲輪」などを巡る。地形を巧みに利用して作られた遺構に時空を超え、戦国時代からの記憶を感じることができる。
南斜面に位置する金子曲輪ではひだまりの中、梅がほころぶ。また、小宮曲輪の下を通る道からは眺望が拡がり、八王子駅南口地区市街地再開発事業によって建ったビルをランドマークとして八王子の市街地、さらに東京都心部はもちろんのこと、さいたま新都心からMM21まで関東平野を広く見渡すことができる。つい滝山城や小田原城・韮山城など、メンバーが最近、出かけたという城跡の話から、400余年前の時代に想いをはせていく。八王子城跡は歴史とともに、豊かな自然をも触れることができるなど、多彩な魅力にあふれており、これからもその山城という「らしさ」を紡いでいきたいと思う。さて、本丸跡から富士見台、さらには駒木野まではすれ違う人もほとんどない中、ルート上にて危険個所はないかなど確認しながら、本日の巡回を終えた。
(SR/HS)
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