TAKAYAN'S ROOM

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国際版 少年少女世界童話全集④ 《アリババと四十人のとうぞく》

2022年10月20日 12時00分00秒 | 童話
この作品も有名ですね。




しかし、あまり印象に残っていません。




というわけで、読んでみようかと…




舞台はペルシア(現在のイラン)です。




盗賊たちの宝を盗んだアリババも犯罪者でしょ?




この巻も楽しい作品ばかりです。




ある日、アリババは盗賊たちに出くわします。
隠れて様子を見ていると、親分らしき男が大きな岩の前で…

『開け、ゴマ!』

と叫ぶと、岩に大きな穴が開いたではありませんか!




盗賊たちが立ち去った後、アリババは岩に近づきました。
そして『開け、ゴマ!』と叫ぶと、やっぱり岩に穴が開きました。
中に入っていくと、そこは宝の山…




お人好しのアリババは兄のカシムに盗賊の秘密を話します。




カシムは大喜びで岩の場所へ向かいます。




アリババから聞いた通り,中には金銀財宝が…
しかし、宝に夢中になりすぎたカシムは合言葉を忘れてしまいます。
外へ出ることができず、時間は過ぎていきます。
やがて四十人の盗賊たちが帰ってきました。
たちまちカシムは見つかり、殺されてしまいます。




『なぜカシムは入り口を開けることができたのか…?』

盗賊たちは不思議に思います。




アリババはカシムが殺されたことを知りました。
まずいことになりそうです。彼は奴隷のモルジアーナを呼びました。




モルジアーナの働きで、カシムは病気で死んだことになりました。
カシムの葬式も無事に終わりましたが、まだまだ問題は残っています。




盗賊たちも遊んでいたわけではなく、アリババの家を突き止めました。
アリババの家はチョークでマーキングされます。
それを見たモルジアーナは…




隣近所の家にも同じような印を描きました。
これで盗賊たちはアリババの家を区別できなくなってしまいます。




盗賊の親分は役立たずの子分を始末すると、自らアリババの家へ向かいます。
親分はアリババの家を記憶すると、十九頭のロバを揃えました。
それぞれのロバには二つずつ壺が積まれています。
その壺の中には子分たちが入っているのです。




親分は商人を装って、アリババの家に上がりました。




ここでもモルジアーナが大活躍です。
彼女は親分の狙いに気付くと、壺の中に煮えたぎった油を注ぎます。
中にいる子分たちは全滅しました。
そしてモルジアーナは短剣で親分も倒してしまいます。




盗賊の一団は一人残らず死んでしまいました。
アリババは自分の息子とモルジアーナを結婚させることにします。
これで大団円です。




二人の力を合わせるつもりが…




広大な砂漠の果てに見えるのは…




彼女は何を見つけたのか…?




奢ってくれるそうですが…




酔わせてから退治する作戦!




ただの石ではなさそうです。




魔法の小箱…


やっぱり名作だと思います。大人になった今でも楽しめます。
コメント
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