TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

《電脳破壊作戦》 第12話 美女は狙われる

2024年07月03日 22時31分04秒 | 電脳破壊作戦
グルス「俺を疑っているのか?」

リアン「いや、そういうわけじゃないけど…」

グ「せっかく人が案内してやったっていうのに…」

リ「あ、あたしが悪かったわ。怒らないで…」

グ「もういいよ。じゃあ、あんたも入れ。インダス、俺だ」

★バタンッ☆

男「グルスか?」

中にいた男がドアを開けて、辺りを見回す。

男「尾行されなかっただろうな?」

そう言うと、インダスと呼ばれた男はあたしたちを迎え入れた。

グ「リアン、早くしろ」

リ「お邪魔します」

そこは広い部屋だった。だけど、家具と言える物が全く見当たらない。
こんな所でグルスとインダスは暮らしているの…?

リ(いや、何かおかしいわ)

そう思ったとき…

グ「インダス、今だ!」

インダス「おうっ!!」

リ「きゃあーっ!?」

あたしは壁に押しつけられてしまった。

グ「こいつは物騒な武器を持っている。取り上げろ!」

イ「うおっ!? これはレーザー・ソードじゃねぇか」

インダスはあたしのレーザー・ソードを奪い取ると、部屋の向こうに放り投げた。

リ「グ、グルス、あんたって人は…」

グ「なかなかの名演技だったろう?」

イ「俺たちは空き巣の常習犯だったんだが、アルカディア人に捕まってな。
 あいつらの奴隷として働かされているのさ」

グ「アルカディア人に逆らったら、俺もインダスも殺される。
 だが、お前みたいな上玉を差し出せば、減刑してくれるはずだ」

リ「さ、最低だわ…」

イ「連れて行く前に、ちょっと楽しませてもらうか」

グ「ああ、さっさと脱がしちまおう」

リ「や、やめてぇ~!」

グ「くっくっく、すぐに気持ちよくなるからよ」

イ「俺の股間は爆発しそうだぜ。ぎゃはははーっ!」

リ「こ、このぉ~!」

何とかしないと、あたしの体が危ない!(*; ° ○ ° *)
ここでサイコロを一つ振る。出た目は4だわ。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 13/17  運点 11/11

★持ち物
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
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★所持金
2000クレジット
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《電脳破壊作戦》 第11話 グルスの案内で…

2024年07月03日 19時58分27秒 | 電脳破壊作戦
あたしと男はホステルを後にして、南へ向かう。

リアン「まだ名前を言ってなかったね。あたしは、リアンっていうんだ」

男「俺はグルス、よろしくな」

リ(この男は〈フィジョン・チップス〉の場所を知っているかしら…?)

ちょっと聞いてみることにしよう。

リ「あー、腹が減ったなぁ。ねぇ、グルス…」

グルス「何だ?」

リ「〈フィジョン・チップス〉ってクラブを知ってる?
 友達が『一度は行ってみる価値がある』って言ってたんだけど…」

グ「ああ、知っているぜ」

リ「本当!?」

グ「あの店は〈アドルフォ・ビデオラマ〉の地下にあるんだ。
 しかし、あんな所の食べ物を勧めるなんて、お宅の友達も趣味が悪いな。
 あそこにいる連中も上品だとは言えないのに…」

リ「案内してくれない?」

グ「いいだろう」

やった~! これでレジスタンスのリーダーに会えるかも♪











歩いていくうちに、あたしは気付いた。

リ(きちんと整備された街だ。まるで碁盤の目のように…)

ホステルは『北23・東5』の北端にあった。
南へ一ブロック進むと、そこには『北22・東5』という標識がある。

リ「座標がわかれば、楽に目的の場所へ行けるってわけね」

グ「ああ、道に迷ったりすることはない。
 そうそう、街の中央には〈五太陽寺院〉があるんだ。
 五太陽とは、帝国の支配下にある五つの星系の太陽のことさ」

リ「ふーん… (*○・∧・○*)」











やがて『南5・東4』の場所に着いた。

グ「こっちだ」

グルスがあたしを横道に引っ張り込む。そこには古びた家があった。

グ「ちょっと待っていてくれ。すぐに知り合いを呼んでくるから」

リ「知り合いって…?」

グ「俺たちが〈フィジョン・チップス〉に入るなら、あいつに頼まないとな。
 そんなに時間は掛からない」

そう言って、グルスはドアをノックする。

☆コンッ★ ★コンッ☆

・『あたしも一緒に入る』と言う

・外で待つことにする

リ「グルス、あたしも一緒に…」

グ「そ、それは困る…」

リ「なぜよ?」


★ステータス
技術点 11/11  体力点 13/17  運点 11/11

★持ち物
レーザー・ソード
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
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《電脳破壊作戦》 第10話 何か聞き出せるかも

2024年07月03日 17時20分35秒 | 電脳破壊作戦
男「ブラボー!」

あたしがレーザー・ソードのスイッチを切ると、ベッドの男が叫んだ。

男「だが、急いで逃げたほうがいい。一緒に行こうぜ」

リアン「…?」

何だか急に元気になったわね。どうしたっていうの…?

・ここで男と別れる

・男と一緒に行く

リ(彼は『自分がレジスタンスと間違えられた』とか言ってた…)

あたしは男と一緒に行くことにする。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 13/17  運点 11/11

★持ち物
レーザー・ソード
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
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《電脳破壊作戦》 第9話 濡れ衣だわ!

2024年07月03日 14時45分13秒 | 電脳破壊作戦
リアン(この男はレジスタンスのことを知ってるんだろうか?)

あたしは男を慰めながら話を続けることにした。

リ「奥さんや子供たちは気の毒だったね…でも、あんたは助かったんでしょ?」

男「……」

リ「自分の命が助かっただけでも良かったじゃん」

男「……」

男はベッドに仰向けになると、天井を見上げた。そのとき…

☆ドタッ★ ★ドタッ☆ ☆ドタッ★

誰かが二階へ上がってくる!

リ「────!!」

あたしが跳ね起きると同時に、一人の北アルカディア人が飛び込んできた。
ホステルの外に立っていた警官だ。

警官「フロント係が殺されている。誰の仕業だ!?」

尻尾を振り回しながら、警官が怒鳴った。

リ「こ、殺された!?((( *; ゚○°*)))」

あの南アルカディア人は居眠りしてたわけじゃなかったのね。

警官「貴様ら二匹のどちらかだな?」

リ「ち、違う~!(*´△`*三* ´△`*)」

男「……」

警官「いや、そんなことはどうでもいい。
  俺たちの仲間が殺されたら、十人の人間を殺すという決まりだ。
  まずはお前らに死んでもらおう」

そう言うと、警官はベッドに横たわった男に近づく。




男「……」

男は相変わらず天井を見上げている。
家族を失った今、死ぬことなんか怖くないんだろうか…?

リ(だけど…)

目の前で人が殺されるのを黙って見ているわけにはいかない。

リ「やめろ!」

あたしはレーザー・ソードを抜いた。

警官「いい武器を持っているな。貴様、いったい何者だ?」

リ「宇宙で一番の美女よ!」

警官「ほざけ!」

警官  技術点 6  体力点 8

武器を使って戦うときの手順は↓を参考にしてちょうだい。

https://blog.goo.ne.jp/takayan1974/e/8746d6b04432552b32b1a2b42d2a5325

警官は第二の攻撃手段として尻尾を振り回してくる。
戦闘ラウンドの後、サイコロを一つ振る。
もし5か6の目が出たら、あたしの体に尻尾が命中したことになる。
そのラウンドの結果に関係なく、あたしは体力点を2失う。

〈第1ラウンド〉
警官の攻撃力 4+4+6=14
リアンの攻撃力 2+2+11=15
警官の体力点 8→6
サイコロを一つ振る。出た目は5なので、あたしの体に尻尾が命中する。
リアンの体力点 17→15

〈第2ラウンド〉
警官の攻撃力 1+4+6=11
リアンの攻撃力 3+1+11=15
警官の体力点 6→4
サイコロを一つ振る。出た目は5なので、あたしの体に尻尾が命中する。
リアンの体力点 15→13

〈第3ラウンド〉
警官の攻撃力 6+3+6=15
リアンの攻撃力 4+3+11=18
警官の体力点 4→2
サイコロを一つ振る。出た目は4なので、尻尾は命中しなかった。

〈第4ラウンド〉
警官の攻撃力 1+5+6=12
リアンの攻撃力 6+1+11=18
警官の体力点 2→0

尻尾の攻撃は厄介だったけど、動きが鈍すぎるね。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 13/17  運点 11/11

★持ち物
レーザー・ソード
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《電脳破壊作戦》 第8話 悲しいよね…

2024年07月03日 11時09分52秒 | 電脳破壊作戦
リアン「こんにちは♪」

あたしは優しく声を掛けながら、男の隣のベッドに腰を下ろした。

ボヨオ~ン

ベッドのスプリングが驚くほど大きく弾む。

リ「何かあったの?」

男「ああ…」

リ「良かったら、話してくれない?」

男「俺はトロポスで生まれた人間だ。
 女房も、子供も、アルカディア人に殺されちまった」

リ「ど、どうして!?」

男「あいつら… 俺のことをレジスタンスの一員だと疑いやがって…」

リ「────!」

男「う、うう…」

男は両手で顔を覆って泣き出した。

・男を慰める

・そっとしておく

もう少し話をしてみよう。


★ステータス
技術点 11/11  体力点 17/17  運点 11/11

★持ち物
レーザー・ソード
反重力バックパック(品物を六つまで入れることができる)
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