ナイトガード

最近、ナイトガードを作製する機会が多いです。

ナイトガードの主な目的は就寝中の歯ぎしり、食いしばり、カチカチ歯を合わせるタッピング（これら3つを合わせてブラキシズムといいます）と呼ばれる動作などにより歯が過大な衝撃を受けるのを防止することです。

治療の種類でいうと、原因除去療法ではなく対症療法になります。

就寝中のこれらの運動は無意識に行われるため、起きている時では考えられないような過大な力が歯にかかっている場合があります。

市販でも売られていますが、なるべくであれば型を採って作製したものの方が、より精密で外れにくく、患者さん個人個人にあったものを装着してもらうことができます。

ナイトガードには軟らかいタイプのものと硬いタイプのものがあり、それぞれ厚みも2ミリ、3ミリ、それ以上と様々あります。

最近ではインプラントをしている患者さんにも使用することもあります。

朝起きた時に歯や顎に痛みや重い感じがあったり、歯が全体的にしみたり、歯が削れたり欠けたりなどされている方は就寝中にブラキシズムを行っている可能性があるため歯医者さんでの診察を受けてみるのもよいかもしれません。