武井歯科医院 飯田市 白山町 歯医者さん日記 

長野県 飯田市 白山町の歯医者さん
アットホームな歯科医院を目指して院長の素顔を公開

歯磨き動作と仕上げ磨き

2012年10月31日 | 飯田市 武井歯科医院
最近、5歳になるうちの息子は歯ブラシを自分で進んでやるようになりました。

何でも自分でやりたいという自立心が芽生える時期ですが、必ず最後は大人がどこまで磨けたかをチェックし、仕上げ磨きをしてあげなければ細部の汚れはとれません。

ある研究結果によると、5歳以上では全ての部位に歯ブラシを届かせることができるとありますが、細部まで磨ききることは難しいと考えられています。

細部まで磨くためには手首、指、腕の関節が様々な方向に動くことが必要で、このような動作ができるようになるのは小学校高学年頃です。

このため小学校低学年までは大人の仕上げ磨きが必要です。

特に上の歯の裏側や奥歯の歯と歯の間はよくチェックしましょう。

子供の仕上げ磨きで分からないことがありましたらいつでもご相談ください

11月の診療日

2012年10月30日 | 飯田市 武井歯科医院
10月も明日で終わり、山では雪も散らつき始める11月がやってきます。

この時期、保育園や幼稚園で多い行事の一つに「焼き芋大会」があります。

自分達で作り収穫したイモを焼いて食べるのは格別です

我が家では夏前に植えたサツマイモを先日収穫したら、今年は写真のように大量収穫となりました。


昨年も作りましたが、肥料を与えすぎたためほとんど収穫できず、患者さんに苗の植え方や土の管理の仕方など教えていただき、なんとか成功いたしました。

何事も勉強ですね。


家族だけでは食べきれないので、近所の方やお友達におすそ分けです

11月の武井歯科医院の診療日は暦通りとなります。

寒い時期となりますが、スタッフ一同暖かい歯科医院作りに努めてまいります






初めての乳歯の抜歯

2012年10月29日 | 飯田市 武井歯科医院
最近、初めて乳歯を抜歯する子供の患者さんがよく来院されます。

上か下の乳前歯がほとんどで、年齢的には5~6歳のお子さんが多いです。

乳歯は自然に抜けてしまう場合もありますが、後続永久歯が異所萌出してきて乳歯の根っこがうまく吸収されずグラグラしてこないため来院されるケースも多いです。

乳歯の抜歯で大切なのは、抜歯する時期です。

歯並びや顎の発育状態をしっかり考慮して抜歯する必要があります。

また抜歯だけでなく初めての歯科治療の場合もそうですが、当院ではなるべく痛みのないよう、怖がらないよう様々な工夫をこらしております。

安心してご来院ください




食後すぐの歯磨きは要注意

2012年10月28日 | 飯田市 武井歯科医院
「食べたらすぐ歯を磨く」

みなさん、子供の頃からよく聞く言葉だと思います。

しかし、最近は食べたらすぐ歯を磨くのはかえって虫歯を助長してしまうと言われています。

普段何も食べていない時の口腔内環境は唾液の存在により中性に保たれており虫歯になりにくいです。

ところが、酸性の強い食事を食べることにより、口腔内は酸性に傾き歯が虫歯になりやすい状態となります。

その状態で歯を磨くと歯にダメージを与えやすく、そこから虫歯を進行させてしまいます。

結論として一番理想的なのは、食後30分~1時間経過してからの歯磨きです。

詳しい磨き方に関してはお気軽に当院にご相談ください






第35回長野県学校歯科保健大会に出席

2012年10月25日 | 飯田市 武井歯科医院
本日は飯田市において第35回長野県学校歯科保健大会が開催されたため出席いたしました。


午前は鼎小学校で、歯の健康のために普段どのような取り組みを行っているかの公開授業や研究発表が行われ、午後からは鼎文化センターにおいて歯科保健に対する功労者表彰、演題発表が行われました。

午後からの西日本新聞社編集委員長の佐藤弘さんの発表「食卓の向こう側に見えるもの」は非常に興味深く、噛むことの大切さ食事をとることの大切さを改めて教えていただきました。


また口呼吸を鼻呼吸に改善するための「あいうべ体操」というのも教えていただきましたので、当院でも実践していきます。

大会テーマでもあるように、このような大会を通して自分の歯や口に関心を持ち、進んで歯・口の健康づくりに取り組もうとする子供たちの育成を歯科医師として微力ながらお手伝いできればと思います。

歯牙挺出(エクストリュージョン)

2012年10月24日 | 飯田市 武井歯科医院
虫歯が歯肉の中深くまで進行してしまっている場合、金属を歯肉の奥深くまで入れてしまうと歯肉炎が進行したり、虫歯が進行しやすくなり予後に悪影響を与えてしまいます。

このような時に行う処置が、歯牙挺出(エクストリュージョン)です。


これはワイヤー、フック、牽引ゴムを使用して歯を引っ張り出してあげる処置で、矯正治療の一種です。

また保険適応外のため自費治療にはなりますが、有効な治療法です。

具体的には引っ張り出したい歯の両隣在歯にワイヤーをつけ、引っ張り出したい歯にはフックをつけ、ワイヤーを固定源にフックにゴムを引っ掛けて引っ張り出してあげます。


治療期間は月単位でかかる場合が多いですが、この処置を行うことで、歯肉奥深くにあった虫歯の部分が歯肉より上に出るため金属も清潔にセットでき、清掃性もよくなり予知性も向上します。

全ての症例に適応できるわけではありませんが、可能な限り自分の歯を保存するためには大切です。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

旬の届け物

2012年10月22日 | 飯田市 武井歯科医院
今日は、武井歯科医院が校医を担当させていただいている飯田東中学校からリンゴをいただきました


自分も中学時代にリンゴ並木でリンゴを育てていただけにとても懐かしい気持ちです。

スタッフみんなで美味しくいただきます。

ありがとうございます

明日から天気が下り坂のようです

少しずつ冬に近づき気温も下がってまいりますが、皆様も体調管理に十分ご配慮ください。

また最近は当院も暖房を入れる時間帯が増えております。

暑すぎたり寒すぎたりする場合には温度調整いたしますのでお声をおかけください。

寒い時期に

2012年10月18日 | 飯田市 武井歯科医院
今日も1日雨模様で寒い日となりました

寒い時期になってくると、よくみられる症状が知覚過敏です。

虫歯でもないのに朝起きて冷たい水で嗽をしたり、冷たい水を飲んだ時にキーンと歯がしみるなど。

こういった経験一度は皆様もあるのではないでしょうか。

これは男性よりも女性に多いのが特徴です。

知覚過敏には様々な原因が考えられ、治療法も多岐にわたります。

これらの症状でお困りの方はお気軽にご相談ください




朝・夕の冷え込み

2012年10月15日 | 飯田市 武井歯科医院
今朝は秋になってから1番の冷え込みであったように思います。

今年は暑い時期が長くて、秋の心地よい涼しい時間はあまりなく、一気に冷え込んできました。

武井歯科医院でもそろそろ暖房を入れる予定です。

さて、この時期流行するのが風邪やインフルエンザなどのウィルス蔓延です。

これらの予防に口腔ケアは大切な役割を担っています。

歯磨きだけでなく、舌の清掃、各種含嗽剤での嗽はウィルス除去にとても有効です。

みなさん、日々の口腔ケアを大切にして健康増進に努めましょう

最近主流の電動歯ブラシ

2012年10月13日 | 飯田市 武井歯科医院
以前にもブログで紹介しましたが、最近患者さんの中に電動歯ブラシを使用している方が増えてきました。

有名な商品では、フィリップスのソニッケアー、ブラウンのオーラルBがあります。

電動歯ブラシにも大きく分けて2種類あります。
1.毛先の振動により汚れを除去する音波タイプのもの
2.毛先が回転して汚れを除去するもの

現在の主流は1の音波タイプです。

電動歯ブラシは手用歯ブラシでは除去しにくい細かい汚れまでうまく使用すればとれる利点があります。

またブラシの種類も豊富で、電動強弱もかなり多彩なため昔に比べればかなり使いやすいです。

ただ、うまく使用しないと諸刃の剣となってしまいます。

自分流で間違った使用をしないように、歯医者さんで適切な磨き方についてアドバイスを受けることが大切です


iPS細胞

2012年10月11日 | 飯田市 武井歯科医院
ニュースや新聞で取り上げられておりますが、京都大学の山中教授が今年のノーベル医学・生理学賞に選ばれました。

山中教授率いる京都大学の研究チームが、マウスの皮膚細胞からiPS細胞を作り出すことに成功したのが、6年程前。

iPS細胞とは人工多能幹細胞のことで、この細胞は様々な器官細胞へ分化することが可能で、再生医療への応用や難治性の疾患の原因究明にも一躍を担うことが期待されています。

歯科の分野でも、このiPS細胞を用いた研究が行われています。

まだまだ安全面などでの課題も多いようですが、様々な病気で苦しまれている方のためにも、少しでも早い臨床応用を期待したいところです。


固定

2012年10月09日 | 飯田市 武井歯科医院
10月になり日が暮れるのもだいぶ早くなってきたこの頃です。

仕事が終わる7時過ぎには辺りも真っ暗です

歯科治療では、たびたびワイヤーと歯科用接着材を用いて歯牙を固定することがあります。

これを斬間固定といいます

1番頻度の多いものに外傷歯の固定

他には歯槽膿漏で歯がグラグラしている場合に、その歯を治療するために用いる固定

あとは歯牙移植後の移植歯の固定

など様々な症例で応用します。

固定は長い期間行いすぎると清掃性が悪くなるので除去するタイミングが重要です。

最近、運動会の練習や本番などで前歯をぶつけて歯がグラグラして来院される子供さんが多いです。

外傷の場合には、固定などの処置を早ければ早く行った方が予後が良いので、異常がありましたら迅速に歯科受診しましょう。






歯の健康を守る郡市民大会に参加

2012年10月06日 | 飯田市 武井歯科医院
本日は14時から16時まで歯の健康を守る郡市民大会に公衆衛生部員として参加いたしました。


連休の初日ということと運動会などと重なったため、例年に比べ少なめの参加者ではありましたが、それでも多くの方にご参加いただきました。

この会により少しでも皆様方に歯への関心を持っていただければ幸いです。

武井歯科医院は明日(7日)・明後日(8日)は休診とさせていただきます。

ご予約、お問い合わせの方は9日(火曜)の朝8時半以降にお電話ください

銀歯がとれてしまったら

2012年10月05日 | 飯田市 武井歯科医院
食事中やガム・飴を食べている時などに昔入れた銀歯がとれてしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。

銀歯がとれてしまう原因には、

①銀歯の中が虫歯になってしまった
②銀歯が欠けてしまった
③歯が欠けてしまった
④銀歯を接着させているセメントが劣化してしまった

など様々考えられます。

上記の①から③は再度削って型どりをして金属を作り直す必要があります。

また④の場合もなるべく早めに歯科医院で再セットしてもらわないと残っている歯が欠けてしまったり、虫歯になったり、歯が移動したりで、銀歯が入らなくなるので注意が必要です。

以上より銀歯がとれてしまった場合には、極力早く歯科医院を受診しましょう。




骨再生誘導療法

2012年10月02日 | 飯田市 武井歯科医院
歯の周りの骨(歯槽骨)が歯周病菌によって部分的に溶けてしまって、歯肉が腫れたり、歯が動揺している場合に行う治療の一つにGBR(Guided Bone Regeneration 骨再生誘導療法)という治療法があります。

最近このGBRを行い、患者さんに写真の掲載をご了承いただきましたので、ブログに掲載させていただきます。


上図は術前の写真です。

写真の左から2本目の歯牙の歯と歯の間に骨がなくなっている黒い部分があります。

この骨のない部分が原因で歯肉が腫れて痛みもありました。

そこでまずは初期治療といって、歯の周りの汚れや歯石を綺麗に除去し、続いてGBRという手術を行いました。

そして術前の写真で骨がなくなっていた部分に、骨補填材を填入しました。


上図は術後の写真で、白い骨様組織(骨補填材)があるのが分かるかと思います。

あとはこの補填材が骨と同化し黒い隙間がなくなってくるまでしばらく経過を観ます。

この患者さんは術前にあった歯肉の腫れや痛みもなくなり経過良好な状態です。

全ての症例でできるわけではありませんが、再生療法は歯牙の保存という観点からとても大切な処置です。

当院では再生療法として、このGBRの他にエムドゲインという治療も行っております。

ご不明な点はお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。