毎日うだるような夏。子どもの頃は、暑くても外で遊んだりプールへ行ったりと、毎日出掛けていた。それができる程度の暑さだった。それが今や、連日の熱中症警戒アラートで、出ていくのも危険な様相。せっかくの夏休みなのに、暑さの危険にも警戒しなくてはならないなんて…。こんなに暑いと、何かに熱中することもできない。子ども達は遊びの機会を奪われている気がする。まあ、遊びの種類も変わってきたから、困らないのかな?
本当に暑すぎて、動く気になれなず、仕事と最低限の家事をするほかは、ゴロリと横になってダラダラ読書(暑いと言い訳しているが、基本怠けものなので年中こんな調子)。これじゃあ体力は落ちる一方だ。ちょっと動いただけで息が上がってしまう。こうなってくると、何をしても疲れるばかりで、気力がわいてこない。何もしたくなくなるし、周囲のことに好奇心が起きない。もうちょっと体力をつけたほうが楽しく生きられるのではと思う。体力をつけるのに、何か楽しくて、継続したくなるような方法はないか?
何故こんなことを突然書いたのか。先日の帰省の折、子どもと美術館に行った。どうやこうや全ての展示物は見たけれど、私は疲れ果ててしまったのだ。最初は面白く見ていたのに、疲れてくると展示物への関心が溶けてしまい、それが足からどんどん流れ出てしまうような感覚(早い話、足が棒になったということ)で、正直展示物なんてどうでもよくなってくる。せっかくの機会だったのに、ああ勿体ない。また来ようと約束したけれど、次はいつになるやら。
ちょうど同時期、曽野綾子さんの本で、『齢をとっても人に何でもやってもらうことを当たり前とせずに、自立した生活をしよう。今のうちから体を保たせることを仕事にするべきだ…例えば深酒をやめ運動を怠らず、云々』という意味の文章を見つけた。
減酒や運動が必ずしも自立できる体を保証してくれるわけではないし、老年を健やかに生きるために今の生活を縛るという考え方も好きではない。それでも最終、自立した生活ができる老人になりたいと思う。それに、やってもらうことではなく、こちらが何かを提供できる人間でい続けたい(と、もうちょっと強い口調で曽野さんは書いている)というのは、まさにそうだと思う。
やはり私に必要なのは、体力だな。このままだと、ボケて(すでにボケてる!)周囲に興味をもてなくなるほど疲れた婆さんになってしまいそう。涼しくなったらまず散歩を、と目論んでいる→これは、明日からダイエットみたいなものか?