6月頃だったか、休みの日の朝。
うっすら目は覚めていたものの、まだ布団に横になっていた。
メリメリ・・・ガッシャーーン!
突然、部屋の天井が崩落した。
自分の部屋は、自分が小学校6年のときに増築したもの。
子ども6人で家が手狭になり、知り合いに頼んで作ってもらった。
大工でもなんでもない素人のおっさんに格安で依頼しており、
部屋の作りはとても粗悪なものだった。
電気の配線もわや。
もう10数年も前から雨漏りがひどく、
一度補修したらしいのだが、その補修した場所を越えて雨漏りが広がり、
ついには天井の一部が大きく湾曲して剥がれていた。
その隙間から、ムカデが落ちてきたりして、速やかな修繕が必要だった。
とはいえ、自分は技術家庭が苦手。
男のくせにDIYは大の苦手。
ノコギリもカナヅチもうまく扱えない。
そんな人間に天井の修理なんてできるはずがない。
そんなこんなで天井修理を先送りにしていると、とうとう崩落してしまった・・・。
部屋に散乱する、天井板の破片。
そして断熱材として詰め込まれていた、黄色い綿のような物質。
両親は石綿だといっていたが、調べてみるとグラスファイバーという物質らしい。
本当に石綿だったらおおごとだ。
両親が石綿だといっていた断熱材。
調べてみると、グラスファイバーというものらしい。
ゴミ袋を片手に、散乱した天井の破片などを片付ける。
黒いつぶつぶもたくさん散乱している。
これは・・・ネズミやゴキブリの糞ではなかろうか・・・。
よく天井裏でネズミやイタチが走り回る音がしていた。
そういったものが散乱していてもおかしくはない。
掃除機できれいにして、さらに拭き掃除。
しかし天井にはぽっかりと空いた穴。
長方形の天井板がそのまま剥がれ落ちたので、
やりかけのテトリスみたくなっている。
天井が崩落して2ヶ月ほど経ったろうか。
先日、ようやっとコンパネで天井の穴がきれいに塞がれた。
熊本から帰省していた弟が、パパッと半日で修理してくれた。
これでムカデの落下におびえずに眠ることができる。
それにしても仕事で普段からこういうのをやっているとはいえ、まったく器用な弟である。
自分だったら、こんなきれいに修理できないや。
謝礼にローソンで売ってる、マチカフェフローズンのコーヒーを。
現金やろっうっても、絶対に受け取らないの判っているので、
こういうちょっとした冷たいもの渡しておいた方がいい。
しかし、このボロ屋ともあと数年でお別れ。
うちは町営住宅。
老朽化に伴い取り壊しが決定。
年代の古い家屋から順次退去させられている。
数年前から退去が始まり、団地内の住民も既に半数以下になり、寂しくなってしまった。
うちは同じ団地内では一番新しいものの、
最長で10年をめどに、この家を退去させられる方針。
物心ついたときから、この家で暮らし、近所の子どもらと遊び、
高校を卒業して就職し、広島に居た期間をのぞき、ずっとこの家で過ごしてきた。
そんな思い出いっぱいの、このボロ家ともあと数年でお別れ。
予定では自分が40までに両親に戸建てをプレゼントして、
そこへ庭木なんかも移植して・・・若い頃、そんなことを構想していたものの、
どこでどうなったやら・・・未だに両親の元で居候のような状態。
情けないったりゃありゃしない。
まあ、とりあえず天井が塞がった。
それで良しとしよう。
テトリスみたい。
ドラクエの日誌でお聞きしていましたが、とうとうこの記事が上がりましたか。
テトリス?と思いましたが、最後の写真を見て納得しました。
パネル式の天井だったのですね。
いつもムカデが隙間から落ちてくるという意味がよく解りました。
大工でも何でもない素人のおっさん・・・
も驚きですが弟さんもこういうのを作ったり直したりできるというのが凄いです。
先の岡山の水害の時に放送していましたが、そのウールみたいな断熱材が水を吸って延々と周囲の木材を腐らせてしまうので一度濡れてしまったら全部撤去しなきゃならない様ですね。
それにしても、
ジャンル:おろしろい
というのが自虐的でジワジワ来ます。
もっと早く上げるべきでしたが、
忙しさにかまけて、今月はブログの更新がなおざりでした・・・。
月末になって慌てて記事にしました。
天井崩落もこのウールのような断熱材が一因であると思います。
これが雨漏りの水を含んで、いつまでも天井が乾かずに湾曲したうえ、
その重みで崩落といったところでしょうか。
弟は元自衛官で、仮の橋架けや、
野営地作りみたいなのをやっていたようで、
現在は不動産会社の保守員として、
アパートやマンションのトラブルに奔走する仕事をしていますので、
天井の修理なんて朝飯前のようです。
寝てるときに天井が落っこちで来るんですよ?
おもしろくないですか?