ネットスラングと言っていいのか判らないが、
ネット上で局地的に使用される言葉に、“konozama(このざま)”ってのがある。
いわゆる“GAFA”、世界四大IT企業にも挙げられている、
ネット通販最大手企業のamazon(アマゾン)。
そのアマゾンで買物をして悲劇に見舞われたひとがこの言葉、“konozama”を使用する。
アマゾンは多種多様に渡るジャンルの商品を幅広く取り扱っている。
“konozama”という言葉は、そのすべてのジャンルの買い物で使用されているわけではなく、
主にフィギュアやプラモデル等、ホビー関係で使用される。
ゲームソフトやグッズ,トーレディングカード,食玩等でも使用されているかもしれない。
どういう時に使用されるかというと、アマゾンで商品を注文したにも関わらず、
商品が一向に届かず、しばらくして強制的にキャンセルされ、
欲しかったものを買いそびれてしまったときに使用する。
この状況に陥ったとき、“konozama”となる。
アマゾンを揶揄するアナグラム言葉。
amazonで注文してOK!、これを逆読みにして、konozama(このざま)。
「まーたアマゾンで予約してた商品、konozamaだよ・・・。」
そんな感じで使用される。
konozamaの第一歩、発送遅延のお知らせ。
これが届くと、最悪の事態を想定しなければならない。
自分もこれまで、6回もkonozamaを食らってしまっている。
すべてフィギュアで、メーカーの予約受付期間中に注文したにも関わらず、
アマゾン側が注文した数を しっかりメーカーに受注しておらず、
結果、発売日に注文したぶんすべて揃えられずに、
一部顧客に商品を届けることができず、
こちらに得心できるような説明もなく、一方的に強制キャンセルされてしまう。
konozama(在庫不足を理由に一方的にキャンセルされる)のお知らせ。
フィギュアの多くは完全受注生産。
メーカー側は受注期間を設けており、その期間内の注文であれば必ず商品を用意しくれる。
よって販売店側は、しっかりと受注期間内に顧客の注文を把握して、
責任をもってメーカーに発注しなければならない。
だが、アマゾンはこれをやらない。
どうやら発注システムが特有なものらしく、
予約期間の初期に一定数をメーカーに発注しており、
以降、その数を越えてしまっても、追加発注をするわけでもなく、
またメーカーの受注受付期間が過ぎても予約受付を継続してしまったりして、
結果、予約受付数が商品の仕入数を上回り、
いざ販売時に欠品を引き起こして、“konozama”が発生してしまう。
初めてkonozamaを食らった商品。
ねんどろいど ラプラス・ダークネス。
別サイトでしっかりと購入した。
完全受注生産のフィギュアは予約しないと買えない。
そうでないフィギュアであっても、
人気商品は発売直後、または予約段階で売切れてしまうことが多い。
結果、予約で手に入れられなかったひとは、
転売ヤー※1からプレ値※2になった商品を買うしかない。
どうしても欲しかったフィギュアを、
メーカー予約受付期間中にしっかり予約したにも関わらず、
アマゾンの都合で一方的にキャンセルされてしまっては、たまったもんじゃない。
フィギュアはメーカーによっては、再販されることがなかったりする。
再販されても、短いスパンでは再販してくれない。
また、再販時は初販時よりも定価が上昇してしまっていることが多い。
アマゾンのせいでコレクターは泣きをみるハメになる。
総帥は人気が在るのか、figmaの方でもkonozamaを食らってしまった。
ねんどろいどで学習していたので、遅延の一報が来たときに、すぐに他サイトで購入した。
自分が“konozama”という言葉を知り、
アマゾンが信用できない通販サイトだと知ったのは、一昨年の秋頃だったか。
それまでフィギュアのほとんどをアマゾンで予約していた。
どうしても販売価格が他の通販サイトに比べ、アマゾンが頭ひとつ抜けて安く、
また3,000円以上で送料無料となるため、必然的にアマゾンに依存することになっていた。
発売から数ヶ月後になってkonozamaを食らった、ポッパレの紫咲シオン。
こっちも別サイトで購入したので、ゲットし損ねることはなかった。
ホロライブのフィギュアはkonozamaを食らいやすいようだ。
konozamaを食らって他サイトで購入したフィギュアたち。
昨年の春、初めてkonozamaを食らってから、
アマゾンでフィギュアを予約購入するのをやめた。
販売価格の差が2,000円くらいあろうが、別途送料をとられてしまおうが、
アマゾンでの予約は避けて、他サイトで購入するようになった。
だが、既にアマゾンで予約注文してしまっていて、
その商品の予約期間が終了していて他の通販サイトで予約できなくなっているものは、
konozamaにならずに、無事に届くことを祈るしかない。
フィギュアが予約してから販売に至るまで、長いと2年くらいかかることがある。
アマゾンでの予約購入をやめても、それ以前に注文したものは、
向こう1年くらいはアマゾンからの到着を待つことになる。
昨年末にkonozamaを食らってしまい、未だ入手できていないフィギュア。
アークナイツのスルト。
プレ値になる前にゲットすべきか・・・。
昨年の2月頃だったか。
発売日を過ぎたにも関わらず、いつまで経っても商品が届かない。
アマゾンからは週一くらいの頻度で、商品発送遅延のおしらせメールが届いてはいた。
発売から二ヶ月が経過した頃、心配になってアマゾンへ電話で問い合わせしてみた。
ところが、カスタマーサービスの電話に出たのは、
カタコトの日本語を使う、明らかに外国人の男性スタッフ。
イントネーションから、インドネシアとかベトナムとか、東南アジア系だと思われる。
遅延のお知らせが届いたものの、ちゃんと届いたフィギュア。
ポッパレの不知火舞と、ホロライブの“団長”こと、白銀ノエルのフィギュア。
どちらも販売前からプレ値になっており、konozama食らわずに本当に良かった。
発売から二ヶ月が過ぎても商品が届かない経緯を話し、
ちゃんと商品が確保できて送られてくるのか?
それがいつ頃になる見込みなのか?
どうしても手に入れたい商品だったので、それら質問を投げてみた。
「オシラベシマスノデ、ショウショウ オマチクダサイ。」
外国人とおぼしきスタッフにそう言われ、待たされること数分。
「モウシワケアリマセン、ショウヒンノ ハッソウガ オクレテイルトノコトデス。」
いや、だからその理由とちゃんと届くのかを訊きたいのよ。
konozamaを食らって、どこもプレ値になっていて入手できなかったものの、
奇跡的にメーカーが蔵出販売してくれて、
無事定価で入手することができたTHE KING OF FIGHTERSのシェルミーのフィギュア。
カタコトとはいえ、聞き取りやすいしっかりとした日本語ではある。
怒りがあるものの、このスタッフにぶつけても仕方がない。
どうせ調査するだなんて嘘っぱち。
雛型対応に決まってら。
モノが無くて届けられないことは向こうも解かりきっているいるはず。
話にならないな・・・と思い、まだ在庫があるうちに他の通販サイトで購入した。
結果、その問い合わせから一ヶ月後、商品販売から三ケ月後に、
案の定、アマゾンで予約していた商品は強制キャンセルされてしまった。
その後にkonozamaを食らってしまった商品は、他サイトで買い直したり、
konozamaを食らう前であっても、遅延のメールが届いたときに、
早い段階で他サイトで購入したりして、手に入れられなくなることを避けてきた。
だが、昨年12月にとうとう、
どこのサイトでも予約段階で売切れになっていた商品がkonozamaを食らってしまった。
こうなると中古品を購入するか、メルカリやヤフオクで転売品を探すしかない。
まだ今はプレ値でないものも在るようなので、早いうちにゲットした方がいいか。
遅延のお知らせが届き、konozamaになると思って速攻で他サイトで購入したものの、
その後、アマゾンから遅れて届いてしまい、ダブって入手してしまったフィギュア。
ポケットモンスタースカーレット/バイオレットのアオイ&ニャオハと、
あやかしトライアングルの風巻祭里。
konozama確定前に他サイトで購入した場合、アマゾンの方はすぐにキャンセルすべきだった。
ダブったぶんは、ヤフオクででも売るか。
そしてまた昨年末に一品、遅延の連絡。
これも現段階でどこのサイトも売切れなので、konozamaを食らったら、
ヤフオクなどで探すしかない。
もう既に中古品を含め、4万を超えるプレ値。
しかも海外メーカー製で再販は絶望的。
もしkonozamaを食らったら、これはもう諦めるしかない。
もう他所よりいくら安かろうが、アマゾンでは二度とフィギュアの予約はせん。
(ただしマーケットプレイスの販売は除く)
これからフィギュアを買いたいってひとも、
予約商品はアマゾンで購入するのは絶対にやめておいた方がいい。
痛い目をみた先人からの忠告だ。
実はアマゾンでなくても、konozamaを食らうことがある。
アニメイトでkonozamaを食らってしまった、軌跡シリーズのフィー・クラウゼル。
軌跡シリーズのフィギュアはどれも発売前にプレ値になってしまう。
メーカーが再販するまで、入手は諦めている。
昨年末に遅延のお知らせが来たばかりのフィギュア。
勝利の女神NIKKEの、シフティー。
既に4万円以上のプレ値になっており、
海外メーカーなので再販は望めず、konozamaを食らうと定価での入手は絶望的だろうな・・・。
【注意喚起】●●ではもう買わない方がいいかもね…といま問題になってる件について本音で語る白銀ノエル【ホロライブ 切り抜き】
ホロライブ所属のVチューバー、“団長”こと白銀ノエルさん。
ご自身のフィギュアがkonozamaになってしまい、
アマゾンで予約したファンが手に入れられなくて悲しい思いをしたため、
アマゾンでの予約を自身の配信ではっきりと非推奨した。
自分もこの動画を観たけれど、この時点で既にアマゾンで予約していて、
届くかどうか、一年間本当にハラハラさせられた。
ほくそ笑んでるように見える、アマゾンのロゴ。
※1 転売ヤー:
人気商品を買い占めて、フリマアプリ等で高額転売する輩のこと。
ガンプラやゲームソフト等は中国人が組織的にやってることも。
※2 プレ値:
プレミアム価格の略で、定価を大幅に上回る価格のこと。
本来は限定品など希少価値のある商品や、古い絶版商品に上乗せされるものだけど、
上記の転売ヤーの買い占めによって、発売前にプレ値になってしまうことが多い。
そうなんですか、
アマゾンで受注生産のフィギュアとかを注文すると、そんな事があるんですね。
アマゾン、最初の頃は何でも揃って便利で、
頼りになるサイトでしたが、
最近はちょっと・・・ですよね。
私は、マーケットプレイスからですが、
正規品じゃない画像合成ソフトを騙されて購入してしまい、途中から使用不可能になってしまいました。
アマゾンに問い合わせをしましたが、
そのショップ自体がもうなくなっていたので、
泣き寝入りしかありませんでした。
もう、これからは、公式から買う事にします。
フィギュアも欲しくて、楽しみにしているのに、手に入らなくなってしまったら、ガッカリ・・・ですよね。(T_T)。
私も、ねんどろいどで予約とかする事があるので、気を付けます。
ホントに、アマゾンのロゴがほくそ笑んでいるように見えますね。(==;)(^^;)
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
自分はアマゾンを利用し始めたのが比較的最近なので、
初期の頃は分からないのですが、
マーケットプレイスは中国の業者が跋扈していて、
偽物や粗悪な類似品があふれかえった無法地帯だな・・・って印象でした。
マーケットプレイスの利用は信頼できるか否か、
ショップの詳細を確認し、代表者が外国人じゃないか?
所在地が東京や大阪の雑居ビルじゃないか?
取扱商品一覧を見て、怪しいものが並んでいないか?
自身でよおく見極めてから利用するようにしています。
高評価はさくらの可能性があってアテにならないので無視しています。
低評価が多いと、それだけで避けますけどね。
今回とりあげた“konozama”は、マーケットプレイスではなく、
アマゾン自体で起こってしまうトラブルですね。
所詮は海外企業、顧客に寄り添った商売はしてくれないってとこでしょう。
どうしても手に入れたいものは、メーカーの公式販売か、
ヤフーストアや楽天市場、大手ホビーショップの、
信頼のおけるお店を利用した方がいいですね。