※本記事には、このゲームの結末についての記述があります。
ネタバレになりますので、プレイ途中およびプレイ予定の方はご注意ください。
――前回の続き。
長い長い一日が終わり、ようやく翌日。
妹、ナイルが旅立つ。
あられもない、けしからん装束で大きな舟に乗り込み旅立つ。
ジョシュアはその護衛として使わされたようだ。
多くの人々に見送られ、旅立つナイル。
手作りのお守りを渡して、祖母とモモリアちゃんとともに見送るワイン。
まさかこれが、今生の別れになろうとは・・・。
ウジウジして旅立つ妹を見送りに行こうとしないワインに、モモリアちゃんが檄を飛ばす。
こっちの思いを代弁してくれた。
天舟聖女となったナイルの正装。
このときも当然、脚から舐めるように画像がスライドしていった。
それにしても、なんちゅう恰好させられてんの?
その妹の恰好を見た兄の第一声。
盛大に見送られ、ナイルは旅立ってゆく。
まさかこれが兄妹の今生の別れになろうとは・・・。
長老と会話する主人公。
父親のことで会話する。
ワインとナイルは祖母に育てられた。
両親は他界している。
長老から父の話を聞き、手がかりとなる禁断の場所へ赴く。
父親が研究していたことや、死の真相を知りたかったのだろう。
亡き父のことを知ろうとするワイン。
屈強そうな長老。
ドラゴンクエストⅩのグロスナー王を彷彿とさせる。
ワインの父の死について詳細を知っているようだが、はぐらかす。
里を離れ、延々と続く深い森の探索がはじまる。
木の枝を伝って進んだり、古い神殿のカラクリを解きながら進んだり、
大きなクモの巣を超え、いばらの道を超え、毒の沼を超え、
人が未踏の場所までたどり着く。
そして恐ろしい化け物と対峙する。
モモリアちゃんとワインは掟を破って進む。
成り行きで引き返せなくなる。
長老の警告を良いように解釈し、禁断の地へと進んでしまう、ワインとモモリアちゃん。
紹介映像でも流れた、このシーンのプリっとした尻に惹かれた。
おしり星人にはたまらない。
任天堂も緩くなったなあ・・・と。
モモリアさまの尻だったのか。
ここからがアクションシーンの真骨頂。
妹が旅立つまで、ダラダラしていたのが一転、
連続するアクションステージ、途中 幾度となくシビアなアクションも要求される。
謎解き要素も加わってきて、なかなかハードな展開になってくる。
醜悪な見た目なうえ、ひどい臭いを放つという凶悪な化け物。
そんな化け物をようやく倒す。
動きは割と単純で、パターンを見破ればそんな苦戦する相手ではなかったが、
いかんせん硬過ぎた・・・。
撃破するとムービーがはじまったのだが・・・
化け物の生命力は凄まじく・・・太刀打ちできず、逃げ切ることもできず、
とうとうやられて事切れるワインとモモリアちゃん。
エンディング。
スタッフロール。
え!?
嘘やん?
バッドエンドになっちゃった?
最後のセーブポイントからやり直す。
ボス撃破時のライフが残り少なかったからかもしれん。
回復アイテムをたくさん持ち、ボスキャラからのダメージを最小限に。
再チャレンジ。
じゅうぶんライフが残った状態で撃破。
これなら大丈夫だろう。
死ぬ。
終わり。
一緒だ。
・・・・・。
ちょっと待て、かまいたちの夜みたく、途中でなにか選択肢間違ったか?
というか選択肢なんてなかっただろ?
ほぼ一本道の強制ストーリーだったじゃん!
ボスを撃破したのに、ムービーでは太刀打ちできず、逃げきれず、
ワインもモモリアちゃんもやられてしまう。
謎の美女が現れて、化け物にトドメを刺すも、
ワインとモモリアちゃんはそのまま絶命する・・・。
この女性は・・・!
そしてスタッフロール・・・。
スタッフロールが終わったら、“To Be Continued”・・・。
この世界、ユグドラシルというか巨大な大樹の根の股に大地が生まれ、
その根元付近に都市が築かれ、人々はその限られたエリアで暮らしている、
根の先にゆくほど深い森となり、そこに原生生物や神獣が暮らし、
さらにその先は死の森、果ては大海となっていて、
恐ろしく強大な神獣たちが居て、他の生き物を寄せ付けない。
だから人もその他の種族も、木の根の又付近で各々 森を守りながら暮らしている。
ワインとモモリアちゃんは、禁忌を犯して禁断の場所へ踏み出てしまった。
そんなふうに汲み取った。
最終的なステータス画面。
まだまだ伸びしろありそうだけど・・・?
このゲームの良いところ。
セーブポイント間で自由に飛び回れる。
とりあえず戻ってみる。
やっていないクエストがひとつだけあった。
「このクエストは難易度が高めなので、ゲーム中盤以降がオススメです。」
そんなメッセージが出ていたので、行ってなかった場所が一ヶ所だけあった。
まだまだ全然序盤だろうと思っていたので後回しにしていたのだが・・・。
そこへ行くと、なんか物語の辻褄が合わずにちぐはぐになってしまった。
ボスも弱かったし・・・けっきょくクリアしても、新たなルートもクエストも発生しやしない。
詰んだのか・・・?
やっていないクエストは赤髪猫耳娘がらみだった。
だが、先に酒場のクエストでコソ泥した猫耳娘を捕まえて、
地下牢に閉じ込めている状態。
なんだか整合性なくなって ちぐはぐに。
難易度か!?
ゲームを始める前に難易度設定ができた。
リラックス,スタンダード,ナイトメアの三種。
自分は初めてだからと、一番難易度が低いであろう、“リラックス”で始めていた。
もしかして、イージーモードだと途中で終わっちゃうとか・・・?
だとしたら、最初に「ストーリーは序盤で終わります」みたいな注意入れてくれんだろ。
それにこのゲーム、難易度はゲーム中いつでも変更可能なので、それは考えにくい。
あちこち巡り、あらゆるキャラクターに話しかけてみれど、
まったく新たな展開は見えてこないし、行き先も変わらない。
不本意だがネットで検索してみた。
・・・・・。
終わりだった。
あれでこのゲームはエンディング、ちゃんと終わりとのこと。
ちょ・・・待て!
妹はどうなるん?
猫耳娘はどうなるん?
けっきょく赤目の魔女って何者なん!?
マップを見る、まだまだ未踏の地がたくさん。
七つあるとか言っていた里の、まだひとつのエリアしか探索していない。
・・・。
壮大な物語の第一章とのこと。
>本作は、『Heroine Anthem Zero』物語の第一章である。
ニンテンドーストアのゲーム説明にも明記されていた。
ファイナルファンタジーⅣでいえば、ダムシアン城到着くらい。
ドラゴンクエストⅣでいえば、ライアンの章、王宮の戦士たちクリアくらい。
ポケットモンスターでいえば、ハナダジム攻略したくらい。
ドラゴンクエストⅩでいえば、ひとつめのキーエムブレムゲットくらい。
これで1,500円!
これで、3.9GB!
容量がやたら多かったのはボイスのせいか!
やっぱりボイス要らねえよ!
この物語が全体の1/7として、続編も全部ダウンロードしようとしたら、
いったいどれくらいの容量が必要なんだ?
だがこのゲームがリリースされたのは2018年(スイッチ版は2019年)、
続編ちゃんと在るのかよ!
・・・偶然にも、待望のエピソード2が今月リリースされるとの情報!
どんだけ期間開けてんだよ!?
Wiiで配信されていた、ファイナルファンタジーⅣ THE AFTER- 月の帰還 みたく、
もっと短期間にポンポンとリリースしてなさいよ!
会話シーンなどがダルいものの、アクションゲームとしてはまずまずだった。
ラスト、歌を歌いながら息絶えるワイン。
セリフのボタン送りができない状態なのに、
ゲホゲホ咳き込みながら力なくゆっくりと、そこそこ長い歌をうたう。
声優さん渾身の演技なんだろうが、イライラしてくる。
スキップしたら、スタッフロール含めエンディングまるっと飛ばすハメになる。
この仕様はどうしたもんだか・・・。
会話がダラダラ長くてつまらない。
エロ絵があざとい。
ドット絵ではかわいいのに、イラストになるとそうでもないキャラが居る。
ピクシブに投稿された素人の萌絵チックなキャラがなんとも・・・。
シビアなアクション中に、処理落ちだかロード停止だかで一瞬止まったり、
カクカクとラグったりして、それが原因で致命ミスになることが多々ある。
落ちていいのか奈落なのか判別できないため、
通路や隠しアイテムを探して、ギャンブル身投げ冒険になりがち。
アイテムは、あらかじめボタンに登録したもののみ使用可能で、
とっさに任意のアイテムを使用できない。
回復して・・・攻撃力アップのアイテム使って・・・。
いちおうアイテム登録中は画面は停止はするものの、
戦闘中であっても、異なるアイテムを使用する場合には、
いちいちボタンにアイテムを登録し直さないといけない。
不満点も多々あるが、あそこまで物語に触れて、
ようやっと世界観が掴め出した頃にバサッと終わる。
続編をやらずには終われない!
だが、今のところエピソード2のスイッチでのリリース情報はなく・・・。
早いとこスイッチにもリリースして欲しいところ。
キャラクターのセリフやボイスなど、あまり好きになれないところもあるが、
世界観や音楽、2Dグラフィックは気に入った。
なによりも、主人公ふたりが本当に死んだのかどうかが知りたい。
もやもやしたままじゃ終われない。
当初しゃべり方が気に入らなかったが、慣れれば好きになった。
モモリアさまは気に入った。
調べてみたら、このゲームの制作会社、
台湾の風雷工作室という、ベンチャー企業?らしい。
なるほど、それでスタッフロールにあっち系の名前が多かったのね。
日本版にはきちんと日本の声優さん(割と著名な方々らしい)が起用されており、
翻訳された日本語にも違和感がなく、
台湾だからこそ、日本人好みのグラフィックやキャラクターを生み出せたのかもしれない。
中韓制作の作品だと、こうはなってないと思う。
口はすこぶる悪い。
グラフィックは本当に美麗。
巨大な植物群の描写は、聖剣伝説2のそれを思わせる。
幻想的な音楽は姫神の音楽や、ケルト神話をイメージさせられる。
あざといけれどほどよいエロ絵も紳士には嬉しい。
ニンテンドーストアだと、頻繁にセールで半額で売られているので、
興味を持った方はプレイして欲しい。
「え!?嘘やん!これで終わり?」
たぶんそうなること間違いなし。
ラストに登場した謎の美女がチラっと瞳を見せる。
赤い瞳は、ストーリーで語られていたあの存在か?
吟遊詩人の演目の一幕。
そこに登場した妖精と、ラストの美女の容姿が酷似している。
てことはこの相手の男性は・・・。
スイッチを購入してから、インディーゲームというものを知り、
価格も手ごろだったりするので、いくつか購入してはいるが、
玉石混合やね。
お宝発掘するような楽しみにはいいかもしれない。
ネットなど情報源のなかったファミコン全盛期の時代、
クソゲーか神ゲーか判らぬまま、手探りで、自分のインスピレーションだけで、
一所懸命に貯めたお小遣いで、高いカセットを購入していた頃に比べれば、
安価で気軽にそれができるので、いい時代になったものだ。
ラスト、スタッフロールが終わったあと、
小鳥のさえずりとともに、在りし日の二人の姿が映し出される。
こっちに向かって手を振るワインと、元気よく飛び回るモモリアちゃん。
少しだけウルっとくる。
画面暗転して、「はあぁ・・帰りた~い!」と赤髪猫耳娘の嘆き声で終わる。
エピソード2は猫耳娘が主人公か?
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