よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

青春という名のラーメン

2024-10-18 02:51:28 | グルメ

 

店頭でやけに古くさいパッケージのカップ麺を見つける。

メーカーは、チャルメラや一平ちゃんでお馴染みの明星。

新発売の商品らしく、大量に積まれていた。

古くさいといっても、昭和レトロとか そんなではなく、

なんていうんだろ?

自分が小学生くらいの頃、’80年代っぽいイラストパッケージなのだ。

 

 

ひとつ手に取って見る。

それにしても、この令和の時代になんちゅう古くさいイラストなんだ・・・。

おなじ昭和でも、戦前~高度経済成長期辺りだと、“レトロ”感があるけれど、

このバブル期~平成初期辺りは、個人的に懐かしさは感じられるけれど、

デザイン的には、まだ“レトロ”とはいえないかなと思う。

 

古くさいイラストもさることながら、

注目すべきはこのカップ麺の商品名よ。

“青春という名のラーメン”。

三種類あって、それぞれ、“胸さわぎでかミート”,“純情でかポテト”,“誘惑でかタマゴ”・・・。

なんじゃそれ?

 

なるほど。

これ開発したひと、50代半ばくらいだろうか?

そのひとの青春時代が’80年代だったとしたら、

このイラストやふざけた商品名も解らないでもない。

ちょうどあの頃、確かにこんな臭いタイトルの付いた、ドラマや漫画があったように思う。

 

とりあえず三種すべて購入して食べてみることに。

この古くさいパッケージと、ふざけたネーミング。

きっと何か理由があるんだろう。

食ってみて、明星のメッセージを汲み取ってやらねばならぬ。

でかミートとか、でかタマゴとか、具が大きいってのも気になるじゃない。

 

純情でかポテト しおバター味

 

まずは純情でかポテトから。

しおバター味らしい。

お湯を入れて3分・・・い・・1分だと?

この青春という名のラーメン、すべて出来上がり時間1分だった!

これはあれだ、嫌な記憶がよみがえる。

前に食べた1分のカップ麺、クイック・ワン

あれはちっとも美味しくなかった思い出。

そういやあれも明星だったハズ・・・。

 

このまま食べても美味しそうなポテト。

 

ぬーどるストッパーはケルシーちゃん。

 

お湯を注いで1分。

フタを開ける。

ふわっと、塩の効いたじゃがバターっぽい香り。

お湯を注ぐ前からも見えていたが、ゴロゴロとじゃがいも。

見た目はいい。

チープだが確かに具がでかくて、シズル感は高い。

 

 

スープからいただく。

鶏ガラベースのさっぱり塩味。

ちゃんとバターの風味もある。

何よりもじゃがいもがゴロゴロで美味しい。

1分だからなのか、ボロボロに崩れていない。

地味に引き立てているのが白ごま。

じゃがバターに白ごまいいね。

 

誘惑でかタマゴ チャンポン味

 

次に食べたのは、誘惑でかタマゴ。

チャンポン味らしい。

ラーメンだけどチャンポン味。

1分でちゃんぽんが食べられるのは なにげに嬉しい。

 

ぬーどるストッパーはフェリシアさん。

 

 

 

卵がやっぱりでかい。

ふわふわのように見えて、けっこうしっかりとした卵。

白濁の魚介ベースのスープで、しっかり ちゃんぽんしていて美味い。

具は卵以外は、ニンジンとキクラゲ、ネギが入っていた。

ちゃんぽんならば、もうちょっと具だくさんにして欲しかったところ。

いや、あくまでチャンポン味のラーメンであって、これはちゃんぽんではなかったか。

 

胸さわぎでかミート しょうゆ味

 

ぬーどるストッパーはラップランドさん。

 

最後に食べたのは、胸騒ぎでかミート。

シンプルにしょうゆ味のラーメン。

でかい謎肉のような具。

謎肉は日清の専売だから、他社製品で使っちゃダメだな。

とにかくでっかい肉キューブ入り。

 

 

 

黒胡椒の効いた、さっぱりしょうゆ味ラーメン。

でかミート以外はネギのみという、シンプル構成。

飾りっ気のないのは、見た目だけでなく味も。

クセなく食べやすい万人受けしそうな しょうゆラーメン。

物足りないわけではなく、「こういうのでいいんだよ・・・。」って、美味しく食べられる。

 

1分でこれだけ美味けりゃ満足。

 

三種食べて、どれもソツなく美味しかった。

クイック・ワンの嫌な思い出は杞憂に過ぎなかった。

1分でもこんな美味しいじゃないか。

それぞれ一種の具がでかいけれど、なんとなくチープ。

それはパッケージのイラストどおりっちゃイラストどおり。

あえてチープにして、昔のカップ麺の雰囲気を出していたのかもしれない。

いや、デカい具が入っているのだから、

チープに感じられるのはメーカー側からしたら心外かも。

 

おいもの いも丸

 

そして、この記事を書くにあたってググって知った、驚きの事実。

この青春という名のラーメン、実は明星の40年ぶりの復刻商品だった!

なるほど、商品名やパッケージイラストに’80年代の香りがしたのは合点がいった!

当時の若者むけに開発されていて、それを令和の現代、

当時のままのデザインと商品名で復刻させてしまったのだ。

ただし、中身はずいぶんと変わったようだ。

 

大豆のだいちゃん

でかミートは大豆たんぱく&ポークエキスらしい。

 

当時自分は小学校中学年くらいか。

まったく記憶にない。

お小遣いでカップ麺なんて買えなかったし、

家も貧乏だったから、カップ麺なんてなくて、

いつも袋ラーメンかマルタイの棒ラーメンだったなあ。

 

ひよこのぴよくん

 

CM 明星食品 青春という名のラーメン 1984年

40年前、青春という名のラーメン発売当初のテレビCM。

斉藤由貴が若い!

というかラーメン、昔の方が豪華じゃないか?

 

明星 青春という名のラーメンCM「青春ください 篇」30秒 / 當真あみ

こっちが令和に復刻した、青春という名のラーメンのテレビCM。

引越してからテレビを全然観ていないので、知らなんだ・・・。

この娘、内山理名に似てるな。

 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きなこ)
2024-11-01 19:28:07
この可愛い斉藤由貴が30年後ああなるとはこの時誰が予想したでしょうか・・・・。
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最近はコメディエンヌのイメージ ()
2024-11-03 02:33:31
きなこさんこんばんは。
コメントありがとうございます。
 
これは容姿のことじゃなく、不倫騒動のことかな?
詳しくは知りませんが、結構ドロドロだったようで・・・。
自分は斉藤由貴さんは世代じゃないので、そんな思いはなかったですが、
どストライク世代の広末涼子の昨年の騒動はショックでしたね。
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