はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

弟の命日

2022-02-02 15:04:19 | 日記
わたしが6歳のとき赤ちゃんだった弟が13日生きて死んだんだけど
あまりちっちゃいので、木のみかん箱が棺だった。
ブリキのバス、とか電車を入れてあげた。さぶい日だった。

むかしはちょっとした病気でも子どもがよく死んだよね。
今生きていれば60になったんだね。
午前中は両国にあるお墓へ参ってでんでん太鼓とミルクをお供えした。
コロナのせいかお店がずいぶん閉まってるお昼は家でとすぐ帰った。。

それで、おとついから花が切れていたので露店の花屋さんが
きているかなあ。とベランダから身を乗り出しても木が邪魔して
見えなかったん。それ以上乗り出すと引力の法則で転落するので
たたたたたたっとサンダル履いて見に行ったわけ。

やってたやってた。おぢちゃん、ここんとこ来ていなかったねえ。
「うー、あー、天皇誕生日。」とかわけわからんこと言ってんの。
ピンクの薔薇。と言ったら桶ごと50本出そうとしたからさー
あー、3本、3本。え?3本つーたらそれだけ包もうとしたから。
別に何本かちょうだいな。(すごくちっちゃな薔薇だったから・・・・)

それと、まんまるのぷわぷわした思いきりマットなオレンジの花を
(プーさんフラワー?)10本ちょうだいよ。匂いのきつい花だねえ。
「これはそんな臭くないよ。」あーそう、じゃあね。それ。

「はい、700円でいいよ。風が強くなって来るよ。毎度ね!ありがとね!」

ホントだ。風がひゅるるんひゅるるん
家に入ると洗濯物がバタバタと裏返っている。」
良かった。
なんかタイミング良かったです。

ま。なんてことない平安な一日。
弟が亡くなってもう60年以上経つのね・・・・。
寂しい。