被害者は65才の女性。今年初めまで派遣社員をしていたという。
免許証と繋がらない携帯を持っていたそうだ。親類縁者の連作先も
びっしり書いたメモも持っていたという。
そんな人がなぜ路上生活者になってしまったのか。
しかも、終バスが終ってから、始バスが来るまでの間、
バス停のベンチに座っていただけ。そのベンチは、仕切りがあるから横になれない。
彼女は杖に持たれるようにして座ったまま眠っていたという。
加害者は近所の酒屋の46歳の息子。母親に付き添われての出頭。
まずそれが情けない。乳離れしていない。近所ともトラブルがあったとのこと。
社会に適応できなかった人が、社会から滑り落ちてしまった路上生活者を忌み嫌い、
蔑み「痛い目に遭わせればいなくなる」と石を入れた袋で殴った。
弱者が、さらなる弱者を差別し、虐待し、死に至らせてしまった。
被害者はクリスマスカードを施設の母親や兄に郵送していたという。
兄は10年間音信不通。路上生活は知らなかったという。
おそらく10年連絡とっていないのでは事実上絶縁状態だったのだろう。
それにしても何ともやりきれない悲惨な事件だった。
知り合いに障碍者がいますが、彼らの辛辣さにも驚きます。弱い人にこんなに厳しいのは何故?と思ってしまいます。人間の複雑さってあるのかも知れませんね。それにしても、こういう立場の人にどうやって声を掛け、手を出すのが良いのかね、犬猫ならプライドってものがないのでやり易いですね。
本当にやり切れない事件です。
昔「郵便配達は二度ベルを鳴らす」って映画があって好きになった女の夫を殺す時に袋に石を詰めて殴るって場面があって、あぁ本当に死ぬんだなぁと思い出しました。
のようなにおいがする足の不自由なおそらく
路上生活者と思われる人がふらつきながらなんとか今にも転倒しそうな感じでやっと
歩いていました。
保護していただこうと区の社会福祉協議会へ電話したところ、たらいまわしでしまいには道路課へ回されて
「それは通行のさまたげになっていますか?」
と質問されました。もうあきれましたね。
福祉もほとんど当事者能力がないというか手をさしのべる気もない。どこか住処の無い方を収容しあたたかいものを食べていただき、ゆっくり休んでいけるような施設の必要性を痛感。弱者にやさしい世の中になってくれるよう心から祈っております。