橋下徹「祖国のために命落とすのは違う。ウクライナ人はプーチンが死ぬまで国外退避して20年後にもう一回ウクライナを建て直そう」
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、フジテレビ朝の情報番組『めざまし8』に生出演した際に発言した内容がネットで炎上している。最近も「ウクライナに行って戦え」というツイートに批判が殺到した橋下氏だが、今回はどんな問題発言をしたのだろうか。
橋下氏は同番組で、ロシアに侵攻されたウクライナに住むすべての人々に対して「国外退避すべきだ」と持論を展開。同番組に一緒に出演したウクライナ出身で日本在住の政治学者であるグレンコ・アンドリュー氏との会話の中で、具体的には以下のように述べていた。
「祖国防衛のために命を落とすことが一択になるということが、僕は違うと思うんですね。いまウクライナの方々が命を賭けて戦っていることには本当に敬意を表しますけども、本当にそれだけなのか。一旦、日本に逃げておいでよと。日本がかつて太平洋戦争でそういう時があったわけじゃないですか。僕はもう少しずる賢く考えれば、プーチン大統領だってどこまで生きるんですか。今70ですよ、あと30年も生きられませんよ。西側諸国がロシアの経済制裁をやってるって言うんだったら、ロシアの瓦解を狙っているって言うんだったら、ロシアが瓦解するまで国外で退避したっていいじゃないですか。祖国防衛、そこで命を落とす、それしかないという状況にみんななってしまうと、国外退避することが恥ずかしいことだ、それやっちゃいけないことだ、売国奴だという批判を恐れてしまうような空気、僕はおかしいと思う」
「アンドリューさん、日本で生活してて良いでしょう。未来が見えるじゃないですか。あと10年、20年(国外で)頑張りましょうよ。そこからウクライナ立て直したっていいじゃないですか、プーチンだっていつか死ぬんですから。(ウクライナ国民を)どんどん国外退避さしたらいいんですよ、だって西側諸国は武器しか供与しないんですから」
橋下氏は、全ウクライナ国民を10年から20年ほど国外に退避させて、その後に国へ帰ってからウクライナを再建したらいいと発言したのだ。これでは、まるで国を追われたユダヤ人たちが国を再建しようとして、現在も紛争の火種となっている中東の「イスラエル」の二の舞ではないだろうか。
この橋下氏の発言に対してアンドリュー氏は番組内で以下のように反論した。
「仮に100万人が逃げても4000万人が(ウクライナから)逃げられません。ロシアに支配されたら必ず殺戮が起こります。それはロシアという国の本質なんです。彼(プーチン)はいずれ死ぬとおっしゃいますけど、彼は70歳で元気ですよ。あと20年生きるかもしれません、その20年の間にウクライナ全土に何をするかわからないし、もし彼のウクライナ支配が確立した場合、次に似たような指導者が出てきたらそれ(支配)が続くんです。独立性を失った状態は長引くかもしれないんです」
アンドリュー氏の発言には、国が失われるかもしれない、二度と平和な国が戻らないかもしれないという危機に直面したウクライナ人の切実な思いが滲み出ている。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、フジテレビ朝の情報番組『めざまし8』に生出演した際に発言した内容がネットで炎上している。最近も「ウクライナに行って戦え」というツイートに批判が殺到した橋下氏だが、今回はどんな問題発言をしたのだろうか。
橋下氏は同番組で、ロシアに侵攻されたウクライナに住むすべての人々に対して「国外退避すべきだ」と持論を展開。同番組に一緒に出演したウクライナ出身で日本在住の政治学者であるグレンコ・アンドリュー氏との会話の中で、具体的には以下のように述べていた。
「祖国防衛のために命を落とすことが一択になるということが、僕は違うと思うんですね。いまウクライナの方々が命を賭けて戦っていることには本当に敬意を表しますけども、本当にそれだけなのか。一旦、日本に逃げておいでよと。日本がかつて太平洋戦争でそういう時があったわけじゃないですか。僕はもう少しずる賢く考えれば、プーチン大統領だってどこまで生きるんですか。今70ですよ、あと30年も生きられませんよ。西側諸国がロシアの経済制裁をやってるって言うんだったら、ロシアの瓦解を狙っているって言うんだったら、ロシアが瓦解するまで国外で退避したっていいじゃないですか。祖国防衛、そこで命を落とす、それしかないという状況にみんななってしまうと、国外退避することが恥ずかしいことだ、それやっちゃいけないことだ、売国奴だという批判を恐れてしまうような空気、僕はおかしいと思う」
「アンドリューさん、日本で生活してて良いでしょう。未来が見えるじゃないですか。あと10年、20年(国外で)頑張りましょうよ。そこからウクライナ立て直したっていいじゃないですか、プーチンだっていつか死ぬんですから。(ウクライナ国民を)どんどん国外退避さしたらいいんですよ、だって西側諸国は武器しか供与しないんですから」
橋下氏は、全ウクライナ国民を10年から20年ほど国外に退避させて、その後に国へ帰ってからウクライナを再建したらいいと発言したのだ。これでは、まるで国を追われたユダヤ人たちが国を再建しようとして、現在も紛争の火種となっている中東の「イスラエル」の二の舞ではないだろうか。
この橋下氏の発言に対してアンドリュー氏は番組内で以下のように反論した。
「仮に100万人が逃げても4000万人が(ウクライナから)逃げられません。ロシアに支配されたら必ず殺戮が起こります。それはロシアという国の本質なんです。彼(プーチン)はいずれ死ぬとおっしゃいますけど、彼は70歳で元気ですよ。あと20年生きるかもしれません、その20年の間にウクライナ全土に何をするかわからないし、もし彼のウクライナ支配が確立した場合、次に似たような指導者が出てきたらそれ(支配)が続くんです。独立性を失った状態は長引くかもしれないんです」
アンドリュー氏の発言には、国が失われるかもしれない、二度と平和な国が戻らないかもしれないという危機に直面したウクライナ人の切実な思いが滲み出ている。