はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

友人が認知症になって

2022-02-05 15:58:02 | 日記
まだ71歳である。ときどきだれもいない部屋に大勢の人が見えるというときもあります。
いま、三日に一度くらいは訪れていますがお薬の効果はかんばしくないようです。
さらにアルツハイマーとレピー小体型だと診断され、正気のときには途方に暮れています。

・まず家に帰りたい
生まれ育った家であったり、以前勤めていた会社であったり、自分の居場所を求めるための行動で
そのときには「送りますよ」など声をかけて一緒に歩き、折を見て「そろそろ帰りましょうか」と誘導してみます。

日が暮れると多くなり、夕暮れ症候群と呼ばれる状態と考えられます。夕方は、なんとなく落ち着かなかったり、
不安になって同じ事を繰り返して歩き回ってみたりと、いろんな症状が出やすい時間と
言われています。わたしが認知症病棟に配属されていたときは
「今日はもう遅いから、もう一晩泊まっていって下さい」「家族の方は明日迎えに来ます」
「夕ご飯は準備してあるので、一緒にいかがですか」などと、本人の希望をかなえてあげたいけれども
こちらにも都合があるので、と協力をお願いするように話してみます。
・こうした説得もきかないようでしたら「じゃあそこまで送って行きますよ。」と手をつないで院内を散歩する。
疲れたころ「月がきれいですね」もう遅いですね。と窓の外なんぞ見てから病室へもどっていただく。
ということをしました。
もう、そのころにかえってしまって(童心)いるの場合はこれは2,3回に一回しか通用しないようです。

・また、金をとられた。財布がない!と騒いだら、「ああ、さっき新聞屋さんが来たのでお借りしました。
ごめんなさいね。あとでくずしてから返しますね。」と。言うとふーんと納得される方も。

・食事してない!という患者さんには(食べたばかり)今作っているのでプリンでも食べますか?と
ヨーグルトやプリン、フルーツをお出ししてゆっくり介助して食べていただきます。
気はまぎれるようです。。

・薬を飲んでない!と内服する時間でないのに大声で騒ぐので「ああごめんね」と
ポッケから錠剤みたいなミントを出して2粒飲んでいただいたことも。
これはわたしが勝手にやってることなので、患者さんがまたきて
「さっきのスース―する薬またくれや」と看護師に大声で言ってきたときには、あせりましたけどね(;'∀')
以上は相手を尊重するということでこれはマニュアルにも書かれています。

さて、友人は会話してても名前や場所、物の名称は思い出せない、言おうとしたことも片端から忘れる状態です。ヒントになるようなことを言ったり似たようなもの、近い場所などを会話に
取り入れるようにしておりますが「アリセプト」の効少なく本人も本当にいやになっちゃう。と
こぼしています。きっかけは友人の5千万の連帯保証人になり夜も寝ないで働いて返済するも
さらに裏切り感も感じて人生にショックを受けたことが誘因と思われます。さらに愛犬の死。
これからも折に触れて見守りやアドバイスをしていこうと思っています。
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html





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