iSCSI:WindowsからOpenSolaris/Jarisのディスクの見え方
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenSolaris/JarisでWindowsファイルサーバーを作っています。OpenSolarisでのCIFS専用サーバーの構築とiSCSIによるディスクドライブ接続の両方を、試作状態で試しているところです。
iSCSIによるWindowsからのハードディスク接続はWindowsからは単なるディスクの増設です。
■Windows XPからOpenSolaris/Jarisのディスクに接続する
OpenSolaris/Jaris上の一部の領域をiSCSIターゲットとして設定し、Windows XPからiSCSI接続します。Windows XPのiSCSI Initiatorの表示で、接続したことが判ります。
■Windows XPが認識したiSCSIディスクを設定する
Windows XPにiSCSIを接続し、Windows XPの記憶領域のディスクの管理画面を見ると初期化されていないハードディスクが見えます。そこでNTFSでフォーマットしてZ:ドライブとして設定しました。もちろん環境に合わせて好きなように設定できます。
■iSCSI(Z:)のプロパティを表示する
Z:ドライブのプロパティを開いても、普通のHDDと同じです。何も変わりません。少しディスクを使っているのは、試験用に幾つかのファイルを書き込んだからです。体感的には直接つながったC:ドライブよりも応答が速いようです。
事務所内のWindows PCからOpenSolarisファイルサーバー上のディスクを使う方法を以下の二つに絞ります。
1.OpenSolarisのCIFSサーバー(smbd)を使う
2.OpenSolarisのiSCSIターゲットにWindows XPから接続する
1.の方法は一般的なファイルサーバーとほぼ同じなので、利用するほうも違いを感じることはほとんどありません。Windows側の設定もきわめて簡単です。
2.の方法はWindows XP側にiSCSI Initiatorをインストールし、接続設定をする必要があります。
今後、この二つの接続方法を試していきます。
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Windows Storage Server 2003ではなく、Windows Server 2003にターゲットをおいて遠隔地からつないだことはありますか?
いま支店からはネットワークドライブで本社の共有を参照しているのですが速度が遅くて問題となっています。
谷山さんの記事をみて、試してみようと思ったのですが「Windows Storage Server 2003ならできる」という部分がひっかかっていてWindowsServe2003 R2自体にターゲットを置けないのだろうかと疑問に思いました。
上記のような構築をした経験はありますでしょうか?
それとターゲットは共有も複数クライアントからできますか?
少し検索して見たところでは、Windows Server 2003 R2は単独で
「iSCSIターゲット」
にならないようです。
Windows Storage Server 2003にtarget化ソフトをインストールして使う形は可能ですね。