べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

甘いものを食べると元気が出ます(2)|エネルギーはどこからわいてくる?

2009年09月11日 | 理科
 前回、米・小麦・でんぷんなどの炭水化物(とう)の仲間で、ふくまれている炭素水素がエネルギーになるという話をしました。ほかの栄養素にくらべ糖は水に溶けやすいので血液にも溶けやすく、甘いものを食べると元気が出ます。

 ところで、このエネルギーってどこからわいてくるのでしょうか?栄養があるものを食べればエネルギーが出ます。石油や石炭など何かを燃やしてもエネルギーですね。高いところからものを転がしてもエネルギーだと思います。

 坂の上からボールを転がします。小さなボールでも勢いがついてすぐには止まりません。運動エネルギーが生まれました。ボールをだんだん大きくしてみます。大きな運動エネルギーが生まれます。では、もっと大きな岩にしたら?

 仮説を立てて検証します。ものの重さ(質量)が大きいと、大きなエネルギーが生まれると考えてみましょう。質量のあるもの同士をぶつけたりこすりあわせれば、熱エネルギーが出ます。ものとものをロープで結んでピンとはりナイフで切りはなせば、ばちんと跳ねあがる運動エネルギーが生まれます。
 炭素や水素は目に見えない小さな粒(つぶ)で、小さくても形や重さ(質量)はあるとします。水素や炭素の粒がぶつかったり、くっついていた粒をひきはがしたりすれば、エネルギーが生まれると考えられます。

 仮説が正しいかを検証します。図鑑で調べました。炭素と水素には質量があり、空気中にふくまれる酸素と結びつきやすい性質があります。
 体を動かすと、おなかが空いてたくさん息(いき)をします。おなかが空くのは、栄養をとって炭素や水素を補給(ほきゅう)するためです。たくさん息をするのは、酸素をとり込んで炭素や水素と結びつけてエネルギーにしているのです。これが、呼吸(こきゅう)です。
 動物だけでなく植物もふくめ生き物が「生きている」とは、「呼吸をしてエネルギーを使う」ことなのです。

 続きます。(塾長)


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