べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

中三二学期を迎える前に(2)|中一中二の親御さんへ

2014年10月12日 | 学習塾 あすく
 当記事は、現在中一中二の親御さんにお読みいただければと書いています。

 中三は、二学期から受け入れていない塾もあるようです。当塾ではお断りはしておりません。一般的な話ではありますが、親御さんと生徒本人の温度差が大きすぎることもあるのです。前回はこちら


 正直に申し上げます。高校を卒業する"だけ"ならば学力はさほど重要ではありません。三年間、生活面で問題を起こさず学費を払い続ければ卒業資格は手に入ります。それだけなら学習塾は必要ないのです。

 高校卒業後のもっと長い人生、そこで必要なチカラを身につけるのが、中学校まで義務教育の期間です。

1、みなと仲良くできる
2、座ってお話を聞ける
3、自分で準備ができる(忘れものをしない)
4、時計やカレンダーを見て行動する
5、提出物を期限に間に合わせる

 これらが身についていれば、中三二学期からでも高校へと学習面での結果も出せます。実際は、3、4、5、の個人差がとても大きい。中一中二ならばここを指導をする時間が取れますが、中三二学期からではその時間が足りない。学習内容が格段に難しい時期になっているからです。学習習慣に関してはお家でのご指導に頼ることになります。

 中三二学期からの通塾が最後まで続かないことがある理由です。


 現在中一中二の親御さんに提案です。高校でも学力向上が主な目的ではない場合、高校卒業資格が最重要の場合、中三になって通塾を始めるより中一中二の二学期の通塾をお勧めします。

 私立専願入試において合否に差がつきやすいのは中二内容です。この時期に入ると、日々のワークの仕上げ方や定期試験前準備を身につけていなければ、皆と一緒に過ごしたところで学校授業の半分も理解できません。学習内容の難しさからではなく、学習習慣がないからです。なんとなく座っているだけで学校の授業時間が無駄になっています。そのまま中三二学期を迎えれば、学習習慣と学習内容を"同時に"身につけなければならない。

 ハードルが高すぎるのではないでしょうか?

 中一中二の通塾ならば、定期試験の準備をいっしょにやりながら身につけることができます。これは学習習慣を身につけることが最優先になりますから単科受講でも可能です。中三になってあわてて通塾を始めるより、時間的にも金銭的にもずっと現実的です。

 歯が痛くてぎりぎりまでほうっておくより、痛みが小さいうちに治したほうがはるかにラクですよね。でも子どもたちは自分から病院へはいきたがりません。経験が少ない子どもたちにはその違いが分からないからです。親御さんから、あなたならできる大丈夫だよと背中を押してあげる必要があります。


 すでに中三二学期ならば、ケースバイケースです。

 一旦気持ちを切り替えることです。結果を急ぐことから離れて、今からでも高校卒業後の人生で必要な基本的なチカラを身につけてみましょう

 先に挙げた五つのチカラさえ身についていれば、ひとは生きていけます。生きていければ幸せになるチャンスは回ってきます。学力も必要ですが、もっと優先されるチカラもあると思うのです。

 お子さんの生き方は、本人と親御さんとにしか決められません。ひと一人の人生を決めるなんて親御さんにだって不安で怖いことでしょう。「これをしさえすれば幸せになれる」って正解はどこにもありませんから。

 その先は本人にまかせれば良いのです。中学生ですもの。親の役割は、幸せを"用意してあげる"ことではありません。幸せは自分自身の人生に納得がいくかで決まりますから、用意されたなにかで幸せになれるかはわかりません。

 お子さんの背中を押してあげましょう。ちゃんとあなたのことを見守っているよと安心させる役割は、他人でしかない私たち塾講師には難しいのです。


中体連が終わったら、中三は入試までのスケジュールを!

 たとえば、受験までのスケジュールをノートに書かせてみましょう。「やっときなさいよ」では、背中を押したことにはなりません。一度大人が書いて見せ、次に本人にその場で書かせてみる。丸写しはできるだけ避け時間をかけてください。私たち塾講師が日々やっていることだって、特別なことではないのです。

 私たち塾講師は、経験を生かして知恵をお貸しすることができると思います。(塾長)


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