【教育ニュース】日商簿記２級合格９人→２０人の大躍進、理由は？

　資格（しかく）は合格したからと、それだけですぐ仕事に結びつくわけではありません。しかし、2人に1人が4年制大学へ進学する現在、なんとなく大学に進学しておけば就職できるわけではないでしょう。

大学の講義にふれてみましょうか（３）｜尚絅大学・生活科学部・栄養科学科

【教育ニュース】「2人に1人が4年制」時代の大学進学とは


　資格合格には、「期限を区切った明確な目標」と「情報と情熱を共有できる仲間や学習の場」が必要です。


＞昨年まで希望者だけだった課外に、全商１級を持つ全員が参加。これまでは１１月の試験に照準を合わせてきたが、就職活動の履歴書に書けるようにと、今年は６月に全力を注いだ。

くまにちコムより　2010/07/12

＞やった！球磨商高生　日商簿記（ぼき）２級２０人合格　
　６月にあった日商簿記検定２級試験に、球磨商業高（錦町）の３年生２０人が合格した。難関とされる同試験だが、人吉商工会議所管内では全合格者（２１人）の９５％を占める快挙。苦労して勝ち取った“勲章”を手に、生徒たちは就職、進学とそれぞれの道に挑戦する。

　同校によると、同試験は６、１１、２月の年３回実施され、合格率は約３０％。受験者は社会人や専門学校生が多いという。同校の昨年の合格者は、一年を通じて９人だった。

　今回の試験は総合ビジネス、情報処理、国際教養の３学科４１人が受験。全員が全国商業高等学校協会（全商）主催の簿記検定１級に合格しているが、「就職活動や進学を有利に進めるには、さらに上の資格が必要」と、受験指導に当たった片山隆広教諭（３７）。

　昨年まで希望者だけだった課外に、全商１級を持つ全員が参加。これまでは１１月の試験に照準を合わせてきたが、就職活動の履歴書に書けるようにと、今年は６月に全力を注いだ。

　情報処理科の久保田美弥さんは「部活もあって大変だった。本番前は自宅で５時間ぐらい勉強した」。国際教養科の遠山芳晃君は「くじけそうになった時も励まし合い、目標を達成できた」と喜びを口にする。

　残る検定は１１月と２月の２回。片山教諭は「全員合格で卒業式を迎えたい」と話している。（ここまで引用）


日商簿記検定一級
税理士・公認会計士などの国家試験の登竜門と呼ばれる。大学程度の商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を習得している。財務諸表規則・企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができる。

日商簿記検定二級
商企業および工企業における経理担当者および経理事務員として必要な高校程度の商業簿記および工業簿記に関する知識を有し、かつ高度な実務処理ができる。