親子・会社・学校・塾…ヒトの集団では多くが上下関係で決まります
写真を見てください。Aは直属の上司ができること、Bはその部下ができることだとします。このとき、AかつBの共有された部分が組織としてできることです
組織はひとりじゃ動きませんからね
Bは、常にAを見ながら共有すべきことを選択しています。そのためAがやって見せた以上に踏み込むことは難しい。だってAの機嫌を損ねるのは怖いもの。サラリーマンならなおさらです。生活がかかってますから。もしあなたがAの立場であったなら、組織内で部下ができることはあなたをなかなか越えません
もちろんBのできることが非常に少ない場合、Aの言うままやらせるほかありません。また、景気が良い場合やライバル組織が小さければ、AもBともに大きく出来るかもしれません。社会状況に助けられて組織は上手く回るように感じ、ボスは大変な満足感が得られます。これも悪くありません
でも今は2017年です
少子化で生徒総数は減り続け、通信の発達により全国規模大手が組み上げる安価なネット教育がライバルです。状況に期待はできませんね。従来の組織では頭打ちが必然。部下が若手ばかりなら特にそうです
どうしましょう
社会状況をコントロールすることは不可能です。でも、自らの組織なら変える余地が大いにあります。これはボスにしかできないことですけど
あなたの役割はなんでしょう。誰にも譲ることができない、同時に周りから求められている役割とはなんでしょう。現場で先頭に立って部下を引っ張ることでしょうか?
組織の大きな枠組みを示し、決裁を下す役割は譲れませんね。他の誰にもできないからです。でもそれ以外は他の誰かに任せることが可能です。任されたことで伸びる期待だってできます。幸いやるべきことを果たしている部下いますよね。任せてみるチャンスです
わたしからの提案です。Aの担当者を試しに換えてみてはどうでしょう。これは役割ですから数年やらせてみてからまた換えたって構わない
大事なのは、個人の上下関係と役割を可能な限り切り離すことです。ほとんどの組織は上下関係に縛られています。切り離すことによってAにBにも組織全体にいままで考えられなかった可能性が生まれます
属人的な人間関係と役割を切り離して、個を生かし共有部分を最大化する。これが、あらかじめ仕組みで組織を整えておく「近代化」のメリットです。法治主義やらなんやら機関説とか。企業の協業だって、ただ仲良く仕事することじゃありませんよ
おすすめまんが~乙嫁語り
時間を守るということ
組織内であなたがAも兼ねる限り、人間関係が個々の選択を強く左右します。給料を払う立場のボスから上下関係は決して切り離せませんから。組織が小さい場合や社会状況が安定している場合ならそれでも上手くいくでしょうが、組織が三人も越えればまあムリでしょう。あなたの立場と役割どちらかが(最悪両方が)おろそかになります
だから、人間関係で決まる組織はトップのコピー精度を上げようと会議ばかりやるかお題目をやたら唱え始めるかあるいはトップだけが空回りし続けるハメになります。どっかで見たことあるような気がしません?
たからさ、役割に従えって。ただの提案だけど(藤田)
この話、親子関係にも当てはまると思います。親子関係ははるかに属人的です。やりたいことがやれねばならぬことに取って代わりがちで、そのために親子共々苦しみます
親子関係から「役割」だけ切り離してみてはどうでしょう
切り離せない役割は確かにあります。それはあなた自身がひとつ決めてください。わたしは「我が子を二十歳まで育てる」だけで充分だと思います。あとは「できたらやる」努力目標でも構わない
その見方に立って親子関係を見直せば、あなたが思い込んでいるより多くの役割が切り離し可能で、他の誰かにお願いできることだと気付きます
ひとりで抱え込んだところで良いことなんてありませんよ
大事なのは、「できたらやる」が義務に取って代わったあげく、役割そのものを投げ出したり子どもにしかめっ面で当たってしまわないことです。役割をひとつ果たしさえすれば、あなたはもっと余裕を持ってお子さんに接することができるはず
みなハッピーになれますよ。きっと
良いボスと慕われたいなら
写真を見てください。Aは直属の上司ができること、Bはその部下ができることだとします。このとき、AかつBの共有された部分が組織としてできることです
組織はひとりじゃ動きませんからね
Bは、常にAを見ながら共有すべきことを選択しています。そのためAがやって見せた以上に踏み込むことは難しい。だってAの機嫌を損ねるのは怖いもの。サラリーマンならなおさらです。生活がかかってますから。もしあなたがAの立場であったなら、組織内で部下ができることはあなたをなかなか越えません
もちろんBのできることが非常に少ない場合、Aの言うままやらせるほかありません。また、景気が良い場合やライバル組織が小さければ、AもBともに大きく出来るかもしれません。社会状況に助けられて組織は上手く回るように感じ、ボスは大変な満足感が得られます。これも悪くありません
でも今は2017年です
少子化で生徒総数は減り続け、通信の発達により全国規模大手が組み上げる安価なネット教育がライバルです。状況に期待はできませんね。従来の組織では頭打ちが必然。部下が若手ばかりなら特にそうです
どうしましょう
社会状況をコントロールすることは不可能です。でも、自らの組織なら変える余地が大いにあります。これはボスにしかできないことですけど
あなたの役割はなんでしょう。誰にも譲ることができない、同時に周りから求められている役割とはなんでしょう。現場で先頭に立って部下を引っ張ることでしょうか?
組織の大きな枠組みを示し、決裁を下す役割は譲れませんね。他の誰にもできないからです。でもそれ以外は他の誰かに任せることが可能です。任されたことで伸びる期待だってできます。幸いやるべきことを果たしている部下いますよね。任せてみるチャンスです
わたしからの提案です。Aの担当者を試しに換えてみてはどうでしょう。これは役割ですから数年やらせてみてからまた換えたって構わない
大事なのは、個人の上下関係と役割を可能な限り切り離すことです。ほとんどの組織は上下関係に縛られています。切り離すことによってAにBにも組織全体にいままで考えられなかった可能性が生まれます
属人的な人間関係と役割を切り離して、個を生かし共有部分を最大化する。これが、あらかじめ仕組みで組織を整えておく「近代化」のメリットです。法治主義やらなんやら機関説とか。企業の協業だって、ただ仲良く仕事することじゃありませんよ
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時間を守るということ
組織内であなたがAも兼ねる限り、人間関係が個々の選択を強く左右します。給料を払う立場のボスから上下関係は決して切り離せませんから。組織が小さい場合や社会状況が安定している場合ならそれでも上手くいくでしょうが、組織が三人も越えればまあムリでしょう。あなたの立場と役割どちらかが(最悪両方が)おろそかになります
だから、人間関係で決まる組織はトップのコピー精度を上げようと会議ばかりやるかお題目をやたら唱え始めるかあるいはトップだけが空回りし続けるハメになります。どっかで見たことあるような気がしません?
たからさ、役割に従えって。ただの提案だけど(藤田)
この話、親子関係にも当てはまると思います。親子関係ははるかに属人的です。やりたいことがやれねばならぬことに取って代わりがちで、そのために親子共々苦しみます
親子関係から「役割」だけ切り離してみてはどうでしょう
切り離せない役割は確かにあります。それはあなた自身がひとつ決めてください。わたしは「我が子を二十歳まで育てる」だけで充分だと思います。あとは「できたらやる」努力目標でも構わない
その見方に立って親子関係を見直せば、あなたが思い込んでいるより多くの役割が切り離し可能で、他の誰かにお願いできることだと気付きます
ひとりで抱え込んだところで良いことなんてありませんよ
大事なのは、「できたらやる」が義務に取って代わったあげく、役割そのものを投げ出したり子どもにしかめっ面で当たってしまわないことです。役割をひとつ果たしさえすれば、あなたはもっと余裕を持ってお子さんに接することができるはず
みなハッピーになれますよ。きっと
良いボスと慕われたいなら