べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

自分を律するつもりが|ボクたちの失敗

2017年07月22日 | 私から保護者へ
これはわたしの失敗です。上司が「部下使えねー」とか口にしてたら、そのチームに勝利は回ってこないでしょう。チームとしての親子関係にも似てませんかね?


仕事し始めのころ、わたしテレビで見かけるようなバリバリの塾講師を目指してました。若いと経験では勝負になりませんし、他の選択肢は思い付きませんでした。自分に才能なんてあるとは思えませんでしたから量で埋めようとひたすら頑張りました

成果はあったと思います。部門の統括(とうかつ・まとめ役)を任され部下が付きました。いままでと違い、個人ではなくチームとして結果を求められるようになります。たとえば、二人のチームなら2.5人分の成果が必要です

自分が頑張れば済むとは言えなくなりました。一人ではどう頑張っても1.5あたりが限界で(わたしにはね)、部下は0.8。合わせて2.3です。ただ足すだけではダメなんだ。組織に人員が増えればラクだとは限らないんですね。チームメイトとゴールや情報をきっちり共有していかなければ、行き違いから無駄が増え相乗効果なんてとても期待できません

「つもり」はもう通用しません。いちいち報連相やんなきゃならない。面倒くさいなー。自分で全部やってしまえば早いのに

結局ほとんど自分でやりました。段取りも進捗(しんちょく)チェックも、すべてじゃないけどみなでやるべき作業の準備すらやりました。肉体的限界がやってきます。比喩ではなく死にそうになりカラダ壊しました。でも最悪はココじゃなかった。肉体的限界は精神的限界をも招きます。イライラして回りに刺々しくなっていきます。心底ヘコみます。オレ周りの役に立つニンゲンになりかったはずなのに。やりきった満足感は手に入れました。でもサラリーマンは続けていけません。ココロが折れました。遺留は何度かしてもらいましたけど、成果も出していたし、まあ恨みっこなしと言うことでサヨナラです

まぎれもなく失敗ですね。わたしのなにかを変えなきゃまたやらかします

なにがイケなかったんでしょうか。答えはたいていシンプルです。複雑な状況であるほど答えはシンプル。わたしの出した答えは、ひとを育てなかったから

チームが結果を出せていないときは部下が悪く上司が悪い。部下が甘く上司が甘いんです。精神論ではなく、部下を育てる役割を上司が握っているからです。だから、部下を育てなきゃ永遠に自分が苦しく回りに当たり散らし将来も見えてこない。上司の成長もそこまで。部下以外への影響なんて夢のまた夢

部下が失敗するのは当たり前ですね。未熟だからこそあなたに任されてるんですから。そこで部下が悪いと(言うだけならともかく)責任転嫁をしたところでチームに結果は得られません。チームが結果を出せていないときそれは相手とあなたの共犯関係です。そして自分を変えるのは相手を変えるよりはるかに容易いはず。部下よりはるかに経験があるからです

忘れないでください。ゴールはチームとして結果を残すこと。チームにおいて責任の所在を探したところで詮ありませんよ。あなたが良いか悪いかなんて自己満足のオマケです。配られたカードを上手く使って具体的に改善可能なことに取り組むしかありません。だよね?


上司が「部下使えねー」とか口にしてたら、そのチームに勝利は回ってこないでしょう。チームとしての親子関係にも似てませんかね?(藤田)


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