べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

化学の実験といえば…爆発→アフロだよね|水が爆発!アルカリ金属

2009年11月25日 | 理科
携帯で動画を見るときは、パケット定額で

 化学の実験といえば爆発(ばくはつ)だよね。水に「あるもの」を放りこんで大爆発!1分20秒あたりからバスタブがコッパミジンに!これほど大きな爆発はしないらしいんですが、印象(いんしょう)にのこるんで引用しました。

 水は、水素(すいそ)と酸素(さんそ)からできています。水素は、よく燃(も)える気体(きたい)。酸素は、ものが燃えるのをたすける気体です。

 でも、水そのものは燃えませんね。物質には電子(でんし)があります。その電子が水素と酸素をつなぎとめ、水という燃えない物質にかえているのです。この電子のつなぎとめる力によって、いろいろな分子(ぶんし・物質の組み合わせ)ができあがります。

水素 + 酸素 → 水
酸素 + 炭素 → 二酸化炭素
塩素 + ナトリウム → 塩化ナトリウム(食塩)
塩素 + 水素 → 塩化水素(塩酸)

 また、物質によって電子の個数がちがうため、結びつきやすい物質と結びつきにくい物質がきまります。元素周期表(げんそしゅうきひょう)はその電子の個数のちがいによってならべたもので、たてにならぶ物質は性質が似(に)ています。

 ここで、最初の動画にもどります。この実験で水に放りこんでいる「あるもの」は、ルビジウム(Rb)とセシウム(Cs)。元素周期表の一番左はしのたてにならぶ「アルカリ金属(きんぞく)」です。「アルカリメタル」って言っているのを聞きとれました?

 アルカリ金属はリチウム・ナトリウム・カリウムなど、水にとかすと強いアルカリ性をしめし、酸性の物質や水や酸素ともよく反応(はんのう)します。これは、ほかの物質から水素イオン(H^+)をうばいとる力が強いということです。

 水素イオンをうばわれた分子は、物質どうしをつなぎとめる力がよわくなり分解(ぶんかい)します。アルカリ温泉にふくまれるナトリウムによって、水素イオンをうばわれた脂肪が分解していましたね。

 そのため、水にナトリウムを放りこむと→ナトリウムが水の分子から水素イオンをうばいとり→水の分子は水素と酸素に分解→水素どうしと酸素どうしがそれぞれ分子になり→物質がむすびついたりはなれたりするときに熱が発生(はっせい)→水素の分子に火がついて酸素の分子が燃えるのをたすけて…→ドッカーン!!

Today's lesson? / 今日の教訓(きょうくん)は?

Never mix alkali metals with water! / アルカリ金属と水をまぜちゃだめだよ!

 続きます。(塾長)


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