写真は、クスノキと祠(ほこら)。祠にはその土地にすむ神様が祭ってあります。トトロのすむ森もこんな感じですね。昔からある森には、燃料(ねんりょう)にする薪(まき)をとったり、みなで使う建物の材木を育てるため、だれのものでもない共有(きょうゆう)の土地がありました。古い小学校もそんな土地にあったりします。
灯篭祭りの会場となる山鹿小学校は、もともと大宮神社の一部で、まちの共有の土地に建てられました。どちらにも、樟脳(しょうのう)の香りがするクスノキがはえています。樟脳は、タンスの防虫剤(ぼうちゅうざい)や痛み止めなど薬に使われます。虫がつきにくいことから、熊本城にも植えてありますね。
また、昔からの山にはブナ科のクヌギ・カシ・ナラ・カシワ・クリなどの広葉樹(こうようじゅ)がはえています。ドングリの木です。まっすぐ伸びるスギの山より水をたくわえる量(りょう)がおおく、わき水がでてふもとには家が建っています。
新聞記事を読みましょう。声に出してだれかに聞いてもらおう。わからない言葉があっても、気にせず読みとおしてください。
くまにちコムより 2009/12/05
水上(みずかみ)村-椎葉(しいば)村の県境(けんきょう)、140年ぶり初確定
水上村と宮崎県椎葉村がこのほど、明治の廃藩置県(はいはんちけん)以来(いらい)確定していなかった境界線を約140年ぶりに確定させることで合意(ごうい)した。
未確定だったのは、水上村の湯山峠(ゆやまとうげ)付近(ふきん)の約2キロ。文献(ぶんけん)などがないため、境界が決まらなかった理由は分からないという。
水上村は土地の面積や境界線を確定させる地籍(ちせき)調査を1986年から進め、これまでに94%が終了。未確定地のほか、国土地理院(こくどちりいん)が示(しめ)した境界線よりも椎葉村がわに食いこむ形で村有林(そんゆうりん)があることがわかった。
日常生活に支障(ししょう)はないため長年放置(ほうち)されてきたが、成尾政紀・水上村長と椎葉晃充・椎葉村長が「歴史的な問題に自分たちの代(だい)で決着をつけよう」と2つの問題を合わせて解決することを決め、5月から本格的に協議(きょうぎ)。11月27日に合意書に調印した。両村議会や県議会の議決などを経(へ)て総務大臣(そうむだいじん)が告示(こくじ)する。
これまで両村の面積は未確定部分を全体の面積で案分(あんぶん)して決めていたが、確定にともない水上村の面積は1・14平方キロ減少し、190・97平方キロとなる。面積は地方交付税交付金(ちほうこうふぜいこうふきん)の算定額(さんていがく)にも影響するため減額(げんがく)となる見通し。
「いつかは決めなければならない問題で、はっきりして良かった。両県知事に出席してもらい、県境で調印式を開きたい」と成尾村長。
熊本県よりに住む椎葉村の住民は、水上村など人吉球磨(ひとよしくま)地域(ちいき)と通院や買い物などでつながりが深い。椎葉村長は「これを機に、現在は下火になっている若者の交流を促進(そくしん)したい」と話している。
国土地理院によると、全国の県境未確定地はほかに14カ所で、県関係では小国(おぐに)町と大分県九重(くじゅう)町にある。(ここまで引用)
まだあるんだ!(塾長)
灯篭祭りの会場となる山鹿小学校は、もともと大宮神社の一部で、まちの共有の土地に建てられました。どちらにも、樟脳(しょうのう)の香りがするクスノキがはえています。樟脳は、タンスの防虫剤(ぼうちゅうざい)や痛み止めなど薬に使われます。虫がつきにくいことから、熊本城にも植えてありますね。
また、昔からの山にはブナ科のクヌギ・カシ・ナラ・カシワ・クリなどの広葉樹(こうようじゅ)がはえています。ドングリの木です。まっすぐ伸びるスギの山より水をたくわえる量(りょう)がおおく、わき水がでてふもとには家が建っています。
新聞記事を読みましょう。声に出してだれかに聞いてもらおう。わからない言葉があっても、気にせず読みとおしてください。
くまにちコムより 2009/12/05
水上(みずかみ)村-椎葉(しいば)村の県境(けんきょう)、140年ぶり初確定
水上村と宮崎県椎葉村がこのほど、明治の廃藩置県(はいはんちけん)以来(いらい)確定していなかった境界線を約140年ぶりに確定させることで合意(ごうい)した。
未確定だったのは、水上村の湯山峠(ゆやまとうげ)付近(ふきん)の約2キロ。文献(ぶんけん)などがないため、境界が決まらなかった理由は分からないという。
水上村は土地の面積や境界線を確定させる地籍(ちせき)調査を1986年から進め、これまでに94%が終了。未確定地のほか、国土地理院(こくどちりいん)が示(しめ)した境界線よりも椎葉村がわに食いこむ形で村有林(そんゆうりん)があることがわかった。
日常生活に支障(ししょう)はないため長年放置(ほうち)されてきたが、成尾政紀・水上村長と椎葉晃充・椎葉村長が「歴史的な問題に自分たちの代(だい)で決着をつけよう」と2つの問題を合わせて解決することを決め、5月から本格的に協議(きょうぎ)。11月27日に合意書に調印した。両村議会や県議会の議決などを経(へ)て総務大臣(そうむだいじん)が告示(こくじ)する。
これまで両村の面積は未確定部分を全体の面積で案分(あんぶん)して決めていたが、確定にともない水上村の面積は1・14平方キロ減少し、190・97平方キロとなる。面積は地方交付税交付金(ちほうこうふぜいこうふきん)の算定額(さんていがく)にも影響するため減額(げんがく)となる見通し。
「いつかは決めなければならない問題で、はっきりして良かった。両県知事に出席してもらい、県境で調印式を開きたい」と成尾村長。
熊本県よりに住む椎葉村の住民は、水上村など人吉球磨(ひとよしくま)地域(ちいき)と通院や買い物などでつながりが深い。椎葉村長は「これを機に、現在は下火になっている若者の交流を促進(そくしん)したい」と話している。
国土地理院によると、全国の県境未確定地はほかに14カ所で、県関係では小国(おぐに)町と大分県九重(くじゅう)町にある。(ここまで引用)
まだあるんだ!(塾長)