べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

オ~シイ オ~シイ オ~シイナ~

2017年05月29日 | おもしろかった
携帯で動画を見るときはパケット定額で

押井守監督"機動警察パトレイバー2 the Movie"(1993)より後藤と荒川の会話シーン。横浜ベイブリッジや開発の続く湾岸部を背景に、現実と虚構についてのご高説が流されます。この荒川って人物なかなか面白い。声は竹中直人です。押井版ルパンって結局劇場版パトレイバーになったんだね


川崎から千葉浦安へ車で移動しました。東京タワーを横目に、フジテレビのあるお台場埋立地を首都湾岸線で向かいます。こんなとこであの震度7が来たらと思うと身がすくみます。そして広がるなんだかとても現実味のない風景。わたしにとってテレビや映画で目にしてきた"都市"のアイコンが目の前に実物大で迫ってくるから。手垢の付くくらい見慣れたと思ってた風景を現実にすると、まったく見知らぬ風景だった。社会の教科書に載ってる土器の実物を国立博物館で目にしたときのこと思い出しました。いまオレの目の前にあるのは現実?ってなフワフワした感覚です。出来上がるまでの経過や手触りや匂いや、対象に実感を持つために生き物が必要とするものをすっ飛ばして「実物らしい」ものがいきなり目の前に現(あらわ)れたら。モニターや写真越しにものを見ることに慣れてしまった現代人の戯言(ざれごと)です

>アイコン (icon)
>1、コンピューターで、ファイルの内容やプログラムの機能などを絵文字にしてディスプレー上に表示した図形・記号。
>2、偶像。あこがれや崇拝の的となるもの。また、象徴的なもの。イコン。「ファッション―」「時代の―となる」「このブランドの―バッグ」

大辞泉より引用


「…これは、あくまで仮説でして、わたしのボケた頭が生み出した妄想なら無論それにこしたコトは無いのですが。わたしは、こう思っとるんです。」
「昨日も一昨日も、いや、それ以前から、わたしらは学園祭前日という同じ一日の同じドタバタをくり返えしとるんじゃなかろうかと…そして、明日も…」

「なにをバカな!疲れておるのじゃ。疲れて意識が混乱しておるだけじゃ。今日一日、ゆっくり休んで明日になれば…」
「明日になれば、どうなるんです?本当に、今日と違う明日が来るというのですか?今日と違う昨日も思いだせんというのに…」

うる星やつら2 ビューティフルドリーマー(1984)より


アニメってこんな映画もできるんだ!、 高校生だったボクには衝撃でした。 公開前、1)ナウシカ、2)ビューティフルドリーマー、3)マクロス 愛・おぼえていますか、だった期待度が、1)ビューティフルドリーマー、2)マクロス、3)ナウシカと逆転してしまいました。漫画版読んでずっと楽しみにしてたナウシカは期待が膨らみすぎてたんでしょう(アニメージュで追っかけてたし)。ナウシカ見直したら劇場SFとして世界観やら空気感やら桁外れなんですがオチがなんだかな。 ビューティフルドリーマーはクリエーターへの影響強いんでしょうね。ダークシティはあのシーンがまんま出てきましたし、怪奇大家族やらき☆すたでネタにされてました。ジェームスキャメロンのトゥルーライズも怪しいなあw

押井守作品、有名どころ では「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」(1995)。マトリックスの元ネタです。押井関連なら「人狼」(2000)がおすすめ。原作・脚本だけやっていてご高説は(やや)抑え目ですし。川井憲次音楽が最高!(万人向け)

好き嫌いがハッキリわかれる作風ですね。ああ見えて赤字は一本もないそうです。監督として依頼を絶やさないための戦略を持って、"誰かに残る"作品を撮り続けているのでしょう。我"だけ"通すと寡作になっちゃいますしね。ボクは「スカイクロラ」「アヴァロン」「御先祖様万々歳」「紅い眼鏡」も好きな偏った信者なんであまり期待は膨らませ過ぎないでね 。ただし実写版パトレイバーはついていけない…(藤田)

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