双子が生まれてかれこれ2ヶ月
あんなに元気一杯で自由奔放に育ってきたジンが
最近めっきり大人しくなってしまった
いつも当り前の様に確保されていたママの膝が
いつのまにか双子の定位置になり、
当然の様に向けられていた人々の関心が
今はチビ達に注がれている
時々寂しそうにする様子が気になって声を掛けると
嬉しそうに手を引いて一緒に遊ぼうと言うジン
双子の世話が大変なのは判っている
内人達が精一杯手伝ってくれても
おっぱいの代りは頼めない
日に何度もおっぱいを飲ませなくてはならない
それも二人だから
チビ達にママを取られた様で寂しいんだよな
せっかくお兄ちゃんになったって喜んでいたのに
でも暫くの間だけだよ
それがお兄ちゃんからチビ達への初めてのプレゼントなのだから☆
判っただろう?<悪>
お前が生まれた時,パパがどんなに寂しかったか。。。涙
お前がママをず~~と独り占めしていたのだからな(笑)
じゃあ、気分転換でもしようか☆
♪
紅葉もすっかり落ち葉に変わって乾いた音を立てる中
お兄ちゃんになった事をちょっぴり後悔しているジンと
馬場に出かけることにした
2歳の割りにはしっかりしていると言われる息子
でも本当は甘えん坊の寂しがり屋さん
誰に似たのかは知らないけれど♪
厩舎に入ると最近生まれた子馬と母馬が
仲睦まじく触れ合っていた
ママとチビ達と同じだって言いながら
嬉しそうに僕を見上げるジン
判っているんだよな。。本当は。
少し気分を良くしたのかいつもの得意げな顔で
手綱を引くと言い張るジン
直に伝わる馬の温かさが僕らの気持ちを和らげてくれた
秋の陽はつるべ落とし、
そろそろお家に帰ろうか♪
馬から下りて歩き出す大きな影と小さな影
ジン、捕まえた♪
パパ、捕まえた♡
お互いの影を踏みながら家路を急ぐ僕達
僕の影を踏もうと下を向いて歩くジン♪
急に影が小さくなったことに驚いて
チラッと僕を振り返り、地面に座る僕に気付くと
パッと明るい笑顔で僕の背中に飛びついて来た
パパのお馬さんだ~☆
僕の背中の半分にもならない小さな息子
しっかりまわされた小さな腕が一生懸命しがみ付いている
小さくて軽いけれど、とっても重い大切な命
ちょっぴり成長した息子に感動
僕の大切な宝物
しっかりくっ付いていろよ
大好きなママの所に超特急で帰るから♪♪