カラ カラ カラ
乾いた音をたてながら
落ち葉が名残惜し気に舞い踊る
乗馬の練習を終えたジンと僕
夕陽を背に家路を急ぐと
遠くから近づく見覚えのある影
お疲れ様、
今日はどうだった?
息子の頬を包む暖かい手
息子だけ?嫉妬・・・
でも自慢げに話す息子を見るだけで
僕の心は温かい
庭園の隅の吹き溜まりに
小さな煙が昇っている
焚き火か♪♪
温かいね~♪
もっと温まりましょうか?
焚き火の中から掻き出した
炭に塗れた十三里
コン内官には内緒よ☆
右の手はママ
左の手はパパ
3つの影が寄り添いながら
ゆっくり歩いて行く
小さな弟妹が待つ
温かい我が家へ