負けヒロインが多すぎる! 雨森たきび ガガガ文庫
この一冊で特に印象的だったヒロインたちの言動
『私、イーガン、好き、です! 中身、よ、良く分かんないけどっ』の小鞠さん、
『100mを全力疾走できるならそれを15回続ければ1500mも同じように行けるかもを実証中、一日中走ってれば、1500mが100mに感じるんじゃないかって実証をしてるメソッド』の焼塩さん、
『小説書いてみたら、結構楽しくてさ。小鞠ちゃんお勧めの本を読んだら面白かったし。いいね、小説って』の八奈見さん。
お話は高校の 一学期末試験終わり から始まり
~1敗目~ プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり
では立て替えに至るまでの経緯(ラスト一本のフライドポテトを半分にして二つのソースを味わうアニメ演出は最高!)や温水君が教室で話しかけるに対する「「「えっ」」」って反応から始まる(温水君の)機転の良さをうまく物語っている。
というのも自習時間を設けるのは、資料の印刷忘れが定番だって甘夏先生の傾向を分析済みだけなく、教科書で先生ならきっとできますって励ます温水君の観察、洞察に接した鋭い八奈見さんが何も感じないわけがないでしょう。
さてさて、うっかり生徒会のあの方に書いたりもしてますって漏らしてしまったり、一人で下駄箱直行してるから目立つしって指摘されるなど文芸部という舞台を自然に設けてる運び、うまい!
それにしても玉木君の薦めたSFの中にはイーガンも含まれてて、ちゃんとそれに応えてくれるなんて、この上なく素敵な先輩後輩描写! と個人的には思う次第。高一のこの時期にイーガンの字面を追っているなら急に難しさを感じる(況してや況や地元進学校で習う)高校数学への耐性が文系・理系に関わらず生じてそうで羨ましい(、私も高校時代にイーガンに辿り着いておきたかったよ)。
Intermission いいえ、お腹が空いても神様みたいないい子でした
さて、明日の弁当はどうしよう。料理は得意とまでは言わないが、あの男の反応はどうにも気に入らない
って根性のある良い子ぶりにツワブキ高校に通っている所以を感じる。
~2敗目~ 約束された敗北を君に 焼塩檸檬
アニメの行間を味わう、補完するためにも
プールの時期と二年の水泳大会が重なった、(小抜先生が仕掛けた)スマホの盗み撮りには気づいてた、家庭科室からお皿拝借や忖度、妥協の産物に対してさんびゃく(と言いかけた温水君に)―― 400円の壁、私がこれで破ってあげるや一人で文芸部行ける? 寂しくて泣かない?(の八奈見さん)、志喜屋さんが最近のテストでも学年十位内とか温水君は定期テストが学年で37位とか月之木さんはゾロ目の222位?くらいとか、(小鞠さんの)定番ジャンルが一般書の文庫コーナーの一角の恋愛物やあやかしモノでちゃんと部活に顔を出すようにスマホで『明日だけではなくて、ずっと』とか(って・・・・・・)。月之木さんの『待つ身がつらいかな、独り寝の身がつらいかね』、七不思議や明るくて可愛いという評価、バスケットに二人分、おにぎりにウインナーや唐揚げ、ブロッコリー等の分かりやすい食材が楊枝付きで詰まっている(お弁当も作っててよかった!)、こんな話できるのって温水君くらいだしや一日、50円に対して・・・これが噂のオプションってやつかで回収してた、(水道水談義からの)旧校舎の非常階段が誰も居なくて快適なんだ。俺と違う階で食べればいいだろ、『新入部員』と書かれた紙の王冠を被った八奈見さんや温水君が確かアメリカの偉い政治家だよって誤魔化してたり・・・・・・
Intermission モヤモヤの正体 先生が教えてあ・げ・る
スマホ盗撮は阻止されたけどの盗聴だったんだなどをメモっておこうっと。
~3敗目~ 戦う前から負けている 小鞠知花の撤退戦
引き続き、
突然海水浴に行きたい(だったんだ)、高確率でナンパイベント発生、その気になれば2秒で泣けるよ?、泣く泣かないって自分の話だし(ってここでも大人を感じさせる焼塩さん)、小鞠さんの『あやかし喫茶のほっこり事件帳』、義務教育中は家庭じゃ牛肉を食べちゃいけない、火と刃物を持たせちゃいけない段階の人なのからの膝を抱えてソラ豆のさやを剝いている(焼塩さん)、コンビニのから揚げ棒にあんな工夫があるなんて。意外だったよや部長に声を掛けるように目配せ、キャンプ場の職員さんの気配りを経ての後片付けしながら口いっぱいに頬ばったホルモンを噛みながら訳知り顔で語る八奈見さん、だから最近、部室には行くの控えててさの玉木君、洗い場に戻った温水君は檸檬ちゃんは小鞠ちゃんのとこ行ったし、八奈見さんが部長を探してくるから。早く追いかけて!ってことで荷物を持って宿と反対方向へ歩いて行った月之木さんを追って追いついて、遠回しに探りを入れようのドムドムバーガー! で玉木君も来ての俺がからかわれるより、お前がイジメられる方が嫌だったし、(百年の恋も冷めるからのあとに)じゃあ、百年分、惚れ直させてやる(があったのね)。
(温水君が)クワガタでも落ちてないかなや線香花火一本やったら、飽きて部屋に戻った(は文字通りなのか一人にして欲しいへの配慮か本人希望かなどが分からん)なんてことがあっての(通り雨に翼を休めるや居づらくなったりや昼食会などで)何か書こうと思ったが温水君の『初恋通りの半端モノ』や焼塩らしき人型と手を繋いで倒れている絵日記はTwitterにアップしてたのね
Intermission ふりかえらなくてもそこに居る
温水(佳樹)さんと志喜屋さんなどとメモっておく。
~4敗目~ 負けヒロインを覗く時、負けヒロインもまたあなたを覗いているのだ
電車の横を走る女の子の姿が描かれている絵日記、月に二回ペース頻度から隣クラスの笑いは甘夏先生が間違って入ったのだろうの合宿翌日の朝の風景描写から始まるいつもの学校生活の中、こないだバスケ部のキャプテンに呼び出されてなかったっけ!や俺なんかと噂になったら八奈見さんの噂話を耳にして、 なにより彼女は――まだ袴田のことが好きだ(。って複雑になりつつ何より八奈見さんの尊厳を大切にしたい温水君は)小説を書くって孤独な作業だと思ってたけど、仲間がいるって不思議な気分だ。 『もろきゅう』 ちゃんとパンにマーガリン塗った方がいいかな、クラスでも目立って可愛い八奈見と背景キャラの俺。、適度におバカなキャラも演じれて、でもちょっと泣き虫で。そして十二分に素敵なヒロインだ。
袴田の奴、きっと後悔する日が来るぞ。
八奈見の気持ちと違う噂を、俺は認めたくない。
なんて気持ちが強いけど(神様みたいないい子の)八奈見さんにとっては都合の良い解釈だろうから後回しにすべき推し量り(だからというか、この辺りの若き二人のキモチのすれ違いについてはうまく書けんけど(改めて書き直すかもしれんってことで))弁当箱を俺に押し付け、階段に姿を消した。
終業式の三日前。 色々を失ったことに初めて気付いた。
昨日までは朝から昼食のことを考え、終われば昼食のことを思い返していた。 俺は飼い犬か
昼練は禁止。ぶ、部室であんなのやってたら、当たり前 こいつ、飲み物も持たないのか。 飲まないと喉詰まるぞ
良ければ今度四人で遊びにでも――着地点 二人が食べ過ぎだからじゃないかな
絶対嘘だ。俺を見る目が殺し屋のそれだ。 俺が無理に全部聞き出しだ。温水は悪くない ついに八奈見の震えがチワワを超えて危険水域に。 袴田が震える八奈見の肩に手を置いた。さっきまでの殺気が消え失せ 場違いだ。俺の出る幕じゃない。それでも俺は。
それでも俺は、八奈見の涙も強がりも――すぐ側で見てきた。
ちゃんと事前にコンセンサスを取ってください! 勝手に話しかけてくればいいじゃん! どんな世界観なの?!
俺の生きてきた世界線では完全にギルティ 時と場合による! そりゃそうだ。思わず口元が緩む 怪訝そう
(すれ違いの微修正だけど大きな修正)
一学期の最終日。(温水君の通知表に委員会活動について書かれていたから他の誰かの通知表に友達がいないようですと書かれているかもしなくて) 今夜は家族会議だ。あいつも家族会議だな。 温水お前、国語と数学得意なんだな 俺の通知表を覗き込んできたの袴田だ。 袴田って帰宅部なんだ 外でクライミングのチームに入ってるから
多分、昨日の残りだ。 今日は特濃 あ、怪しいと思っていたんだ。(キラキラ瞳や上気した頬の様子が普通に可愛んだけど) 八奈ちゃんの秘密基地に案内 こないだはみんながいて楽しかったわけで。 そっとスマホをポケットに戻す。 焼塩メソッド(100mを全力疾走できるならそれを15回続ければ1500mも同じように行けるかもを実証中) 初心者向きを それじゃ焼塩メソッドの第二だね。一日中走ってれば、1500mが100mに感じるんじゃないかって実証をしてるの。 牛乳をリットルで用意しときます。
小説書いてみたら、結構楽しくてさ。小鞠ちゃんお勧めの本を読んだら面白かったし。いいね、小説って――
そう、良質な読書体験は心と人生を豊かに――断食への強い拒否感。 意外と普通に話せてる。
期せずして被る二人のセリフ。・・・・・・訪れる沈黙。イソヒヨドリが一羽。手すりに降り立ち、物悲しげにさえずりをあげる。
……そっちかー、ちょっと待って、さっきからかなり待ってるよ?、意識し過ぎじゃない?、(流れ的に)私がそれを振って完成と言うか!、告白ってのはそんなもんじゃないんだ、恋愛について諭されてる……?、0勝1敗より0勝0敗、2、3年くらいは友達付き合いが必要だろ。、それ、プロポーズじゃん、そんな気もする。、友達の件って……、なんでまたモショモショ喋りに戻るのよ……。そもそも友達でしょ。私たち、ありがと、八奈見さん、どういたしまして(すれ違いの見事な解消! だからといって・・・・・・?)
ところで、もろきゅうサンドにマーガリンを塗った方がよいで愛知県を舞台にした高杉さん家のおべんとうの節子さんを思い出してしまった(というのもドラマ化された#6で登場! してたし、合宿のBBQで育てていた肉が節子ってのが何でか分からないまま引っ掛かってたのも過った一因、誰か教えて)。それからイソヒヨドリ! コンクリートに反響する鳴き声っていい感じなんだよなあ。 それでメモみたいな拙い感想も作者が素敵な作品を世に出してくれたのおかげで、とても楽しい時間を過ごせた一読者が存在したことを捧げられた方にも伝わってるといいなあ。
もう少し書きたい気もするので修正を含めてつづくかも
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この一冊で特に印象的だったヒロインたちの言動
『私、イーガン、好き、です! 中身、よ、良く分かんないけどっ』の小鞠さん、
『100mを全力疾走できるならそれを15回続ければ1500mも同じように行けるかもを実証中、一日中走ってれば、1500mが100mに感じるんじゃないかって実証をしてるメソッド』の焼塩さん、
『小説書いてみたら、結構楽しくてさ。小鞠ちゃんお勧めの本を読んだら面白かったし。いいね、小説って』の八奈見さん。
お話は高校の 一学期末試験終わり から始まり
~1敗目~ プロ幼馴染 八奈見杏菜の負けっぷり
では立て替えに至るまでの経緯(ラスト一本のフライドポテトを半分にして二つのソースを味わうアニメ演出は最高!)や温水君が教室で話しかけるに対する「「「えっ」」」って反応から始まる(温水君の)機転の良さをうまく物語っている。
というのも自習時間を設けるのは、資料の印刷忘れが定番だって甘夏先生の傾向を分析済みだけなく、教科書で先生ならきっとできますって励ます温水君の観察、洞察に接した鋭い八奈見さんが何も感じないわけがないでしょう。
さてさて、うっかり生徒会のあの方に書いたりもしてますって漏らしてしまったり、一人で下駄箱直行してるから目立つしって指摘されるなど文芸部という舞台を自然に設けてる運び、うまい!
それにしても玉木君の薦めたSFの中にはイーガンも含まれてて、ちゃんとそれに応えてくれるなんて、この上なく素敵な先輩後輩描写! と個人的には思う次第。高一のこの時期にイーガンの字面を追っているなら急に難しさを感じる(況してや況や地元進学校で習う)高校数学への耐性が文系・理系に関わらず生じてそうで羨ましい(、私も高校時代にイーガンに辿り着いておきたかったよ)。
Intermission いいえ、お腹が空いても神様みたいないい子でした
さて、明日の弁当はどうしよう。料理は得意とまでは言わないが、あの男の反応はどうにも気に入らない
って根性のある良い子ぶりにツワブキ高校に通っている所以を感じる。
~2敗目~ 約束された敗北を君に 焼塩檸檬
アニメの行間を味わう、補完するためにも
プールの時期と二年の水泳大会が重なった、(小抜先生が仕掛けた)スマホの盗み撮りには気づいてた、家庭科室からお皿拝借や忖度、妥協の産物に対してさんびゃく(と言いかけた温水君に)―― 400円の壁、私がこれで破ってあげるや一人で文芸部行ける? 寂しくて泣かない?(の八奈見さん)、志喜屋さんが最近のテストでも学年十位内とか温水君は定期テストが学年で37位とか月之木さんはゾロ目の222位?くらいとか、(小鞠さんの)定番ジャンルが一般書の文庫コーナーの一角の恋愛物やあやかしモノでちゃんと部活に顔を出すようにスマホで『明日だけではなくて、ずっと』とか(って・・・・・・)。月之木さんの『待つ身がつらいかな、独り寝の身がつらいかね』、七不思議や明るくて可愛いという評価、バスケットに二人分、おにぎりにウインナーや唐揚げ、ブロッコリー等の分かりやすい食材が楊枝付きで詰まっている(お弁当も作っててよかった!)、こんな話できるのって温水君くらいだしや一日、50円に対して・・・これが噂のオプションってやつかで回収してた、(水道水談義からの)旧校舎の非常階段が誰も居なくて快適なんだ。俺と違う階で食べればいいだろ、『新入部員』と書かれた紙の王冠を被った八奈見さんや温水君が確かアメリカの偉い政治家だよって誤魔化してたり・・・・・・
Intermission モヤモヤの正体 先生が教えてあ・げ・る
スマホ盗撮は阻止されたけどの盗聴だったんだなどをメモっておこうっと。
~3敗目~ 戦う前から負けている 小鞠知花の撤退戦
引き続き、
突然海水浴に行きたい(だったんだ)、高確率でナンパイベント発生、その気になれば2秒で泣けるよ?、泣く泣かないって自分の話だし(ってここでも大人を感じさせる焼塩さん)、小鞠さんの『あやかし喫茶のほっこり事件帳』、義務教育中は家庭じゃ牛肉を食べちゃいけない、火と刃物を持たせちゃいけない段階の人なのからの膝を抱えてソラ豆のさやを剝いている(焼塩さん)、コンビニのから揚げ棒にあんな工夫があるなんて。意外だったよや部長に声を掛けるように目配せ、キャンプ場の職員さんの気配りを経ての後片付けしながら口いっぱいに頬ばったホルモンを噛みながら訳知り顔で語る八奈見さん、だから最近、部室には行くの控えててさの玉木君、洗い場に戻った温水君は檸檬ちゃんは小鞠ちゃんのとこ行ったし、八奈見さんが部長を探してくるから。早く追いかけて!ってことで荷物を持って宿と反対方向へ歩いて行った月之木さんを追って追いついて、遠回しに探りを入れようのドムドムバーガー! で玉木君も来ての俺がからかわれるより、お前がイジメられる方が嫌だったし、(百年の恋も冷めるからのあとに)じゃあ、百年分、惚れ直させてやる(があったのね)。
(温水君が)クワガタでも落ちてないかなや線香花火一本やったら、飽きて部屋に戻った(は文字通りなのか一人にして欲しいへの配慮か本人希望かなどが分からん)なんてことがあっての(通り雨に翼を休めるや居づらくなったりや昼食会などで)何か書こうと思ったが温水君の『初恋通りの半端モノ』や焼塩らしき人型と手を繋いで倒れている絵日記はTwitterにアップしてたのね
Intermission ふりかえらなくてもそこに居る
温水(佳樹)さんと志喜屋さんなどとメモっておく。
~4敗目~ 負けヒロインを覗く時、負けヒロインもまたあなたを覗いているのだ
電車の横を走る女の子の姿が描かれている絵日記、月に二回ペース頻度から隣クラスの笑いは甘夏先生が間違って入ったのだろうの合宿翌日の朝の風景描写から始まるいつもの学校生活の中、こないだバスケ部のキャプテンに呼び出されてなかったっけ!や俺なんかと噂になったら八奈見さんの噂話を耳にして、 なにより彼女は――まだ袴田のことが好きだ(。って複雑になりつつ何より八奈見さんの尊厳を大切にしたい温水君は)小説を書くって孤独な作業だと思ってたけど、仲間がいるって不思議な気分だ。 『もろきゅう』 ちゃんとパンにマーガリン塗った方がいいかな、クラスでも目立って可愛い八奈見と背景キャラの俺。、適度におバカなキャラも演じれて、でもちょっと泣き虫で。そして十二分に素敵なヒロインだ。
袴田の奴、きっと後悔する日が来るぞ。
八奈見の気持ちと違う噂を、俺は認めたくない。
なんて気持ちが強いけど(神様みたいないい子の)八奈見さんにとっては都合の良い解釈だろうから後回しにすべき推し量り(だからというか、この辺りの若き二人のキモチのすれ違いについてはうまく書けんけど(改めて書き直すかもしれんってことで))弁当箱を俺に押し付け、階段に姿を消した。
終業式の三日前。 色々を失ったことに初めて気付いた。
昨日までは朝から昼食のことを考え、終われば昼食のことを思い返していた。 俺は飼い犬か
昼練は禁止。ぶ、部室であんなのやってたら、当たり前 こいつ、飲み物も持たないのか。 飲まないと喉詰まるぞ
良ければ今度四人で遊びにでも――着地点 二人が食べ過ぎだからじゃないかな
絶対嘘だ。俺を見る目が殺し屋のそれだ。 俺が無理に全部聞き出しだ。温水は悪くない ついに八奈見の震えがチワワを超えて危険水域に。 袴田が震える八奈見の肩に手を置いた。さっきまでの殺気が消え失せ 場違いだ。俺の出る幕じゃない。それでも俺は。
それでも俺は、八奈見の涙も強がりも――すぐ側で見てきた。
ちゃんと事前にコンセンサスを取ってください! 勝手に話しかけてくればいいじゃん! どんな世界観なの?!
俺の生きてきた世界線では完全にギルティ 時と場合による! そりゃそうだ。思わず口元が緩む 怪訝そう
(すれ違いの微修正だけど大きな修正)
一学期の最終日。(温水君の通知表に委員会活動について書かれていたから他の誰かの通知表に友達がいないようですと書かれているかもしなくて) 今夜は家族会議だ。あいつも家族会議だな。 温水お前、国語と数学得意なんだな 俺の通知表を覗き込んできたの袴田だ。 袴田って帰宅部なんだ 外でクライミングのチームに入ってるから
多分、昨日の残りだ。 今日は特濃 あ、怪しいと思っていたんだ。(キラキラ瞳や上気した頬の様子が普通に可愛んだけど) 八奈ちゃんの秘密基地に案内 こないだはみんながいて楽しかったわけで。 そっとスマホをポケットに戻す。 焼塩メソッド(100mを全力疾走できるならそれを15回続ければ1500mも同じように行けるかもを実証中) 初心者向きを それじゃ焼塩メソッドの第二だね。一日中走ってれば、1500mが100mに感じるんじゃないかって実証をしてるの。 牛乳をリットルで用意しときます。
小説書いてみたら、結構楽しくてさ。小鞠ちゃんお勧めの本を読んだら面白かったし。いいね、小説って――
そう、良質な読書体験は心と人生を豊かに――断食への強い拒否感。 意外と普通に話せてる。
期せずして被る二人のセリフ。・・・・・・訪れる沈黙。イソヒヨドリが一羽。手すりに降り立ち、物悲しげにさえずりをあげる。
……そっちかー、ちょっと待って、さっきからかなり待ってるよ?、意識し過ぎじゃない?、(流れ的に)私がそれを振って完成と言うか!、告白ってのはそんなもんじゃないんだ、恋愛について諭されてる……?、0勝1敗より0勝0敗、2、3年くらいは友達付き合いが必要だろ。、それ、プロポーズじゃん、そんな気もする。、友達の件って……、なんでまたモショモショ喋りに戻るのよ……。そもそも友達でしょ。私たち、ありがと、八奈見さん、どういたしまして(すれ違いの見事な解消! だからといって・・・・・・?)
ところで、もろきゅうサンドにマーガリンを塗った方がよいで愛知県を舞台にした高杉さん家のおべんとうの節子さんを思い出してしまった(というのもドラマ化された#6で登場! してたし、合宿のBBQで育てていた肉が節子ってのが何でか分からないまま引っ掛かってたのも過った一因、誰か教えて)。それからイソヒヨドリ! コンクリートに反響する鳴き声っていい感じなんだよなあ。 それでメモみたいな拙い感想も作者が素敵な作品を世に出してくれたのおかげで、とても楽しい時間を過ごせた一読者が存在したことを捧げられた方にも伝わってるといいなあ。
もう少し書きたい気もするので修正を含めてつづくかも
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