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→♂♀←_no.19_2013:一つの大陸の物語

2013-06-20 17:17:47 | 今月のお薦め_XX.20XX
一つの大陸の物語 時雨沢恵一 電撃文庫
一つの大陸の物語 (上) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)
時雨沢恵一
アスキー・メディアワークス
一つの大陸の物語 (下) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫)
時雨沢恵一
アスキー・メディアワークス

ヴィルに尽きる(裏を返せばアリソン)。
頭がよいとか、運動ができるとか、秀でるということに私のような凡人は憧れてしまう。
しかし、ヴィルをみていると本当に能力が高い人はより高度な仕事をする義務・使命めいたモノを持って動くため、一般人では量りしれない苦労をしている。勿論、苦労などを口にすることはなく、むしろ、まだまだ努力が足りないと手抜かりなし自戒をやめない。対して能力に関して、僅かばかり秀でている程度のお方は、そのアドバンテージを効率的にお使いになって快適な毎日を送ろうとする、僅かでも劣っている(ようにみえる)につけ込み食い物にすることで。

日本版国家安全保障局何て言葉も耳にするがヴィルのような人に就いてくれると生活するものとしては安心だし、喜んで税金を納めさせていただける。でも、それだと、ヴィルのような人達に更なる苦労をかけることになってしまうのかな。ヴィルにアリソンがいてくれて、本当によかった。
下巻のカラーイラスト、最高。

※書籍よりスキャンしました

もうちょっと、書こうっと。壁画を見つけた時点でヴィルは学者になるべきだっ!と、物語が始まらない展開を望んでいたけど、これからでも遅くないよね。本当は泥臭いことなど知らない純粋な研究者になってほしいという考えによる希望だったけど、いろいろ知った上での素晴らしい人脈だからできる知の探求を
ヴィルならやってくれるでしょう。と申しても作者も読者もヴィルの完全引退を許可しないかもしれませんが。
本当に能力が高い人は、笑みを浮かべながら我々の望みを叶えてくれる。
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