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→♂♀←_no.35_2022:イワノフスカヤ村

2022-08-14 10:26:13 | 今月のお薦め_XX.20XX
十年以上前、村に来た公共教育演劇団が見せてくれた演劇の前口上で
これは第一次世界大戦のとき、ドイツ軍と帝政ロシア軍との間に実際に起きた出来事だと・・・

最前線の塹壕内には厭戦気分が漂っていた。
主人公のロシア人兵士は無益な戦争をやめようと周囲の兵士に呼びかける。
俺たちは撃たないからそっちも戦いをやめようと綴ったドイツ語の手紙を伝書鳩につけて向かいの塹壕に飛ばす。
しかし、裏切りにより一連の動きは発覚。
主人公は将校によってドイツ軍の的として塹壕を越えて晒される。


主人公は殺されてしまうのだ、とセラフィマは目をつぶったことを覚えている。

しかし、銃声はしない。やがて片言ロシア語が兵士たちの耳に届く。

計画を知っていたドイツ人兵士たちは、彼を解放するために塹壕を越えてやってくる。
そして兵士たちが銃を捨てて抱き合い、将校と裏切り者が連れて行かれる。
両国の兵士が、お互いの国での革命を誓い別れるところで終幕。


大学へ進み卒業したら学んだドイツ語を活かした外交官になりたいセラフィマ

・・・という少女がイワノフスカヤ村で暮らしていた

同志少女よ、敵を撃て_第一章 逢坂冬馬 早川書房



さて、この作品を小説として純粋に堪能する作業について書き足すかも

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