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→♂♀←_no.10_2013:図書館革命、別冊1、別冊2 有川浩

2013-03-24 18:05:14 | 今月のお薦め_XX.20XX
図書館革命、別冊1、別冊2 有川浩 角川文庫

図書館革命
プロローグ
正化34年1月15日敦賀原子力発電所が国際テロに襲撃を受ける。

その始まり
カモミール(カミツレ)ティー・デート?中に先のテロ襲撃事件が当麻蔵人の原発危機に似ていることを話題にしていたら呼び出される。良化に狙われる当麻の警護に図書隊が当たることに。寮に匿っていたが内部の者による拉致が計られる。江東館長(当時)は未来企画の幹部であることがバレる。

急転を駆けろ
当麻は稲嶺邸で移動したが江東館長(当時)の裏切りで発覚、未来企画は路線変更(革命の挑戦)を迫られる。玄田は折口にメディアの結束の機会ではないかと投げかける。

奇貨を取れ
メディア結束の放送がはじまる。手塚慧が表裏で大活躍。裁判の方は行政訴訟で予想通り?予想以上?に苦戦。敗訴に備えて、良い策がなかなか出ないなか、郁のつぶやきに。
図書館戦争 LOVE&WAR 13 (花とゆめCOMICS)
弓きいろ
白泉社
見守ろうの会など特別編、浦島太郎も楽しい!。というか、他にも逆鱗触れられそうな方々もいる中、朝比奈さんの1コマ、日本を支えて下さい。

嵐を衝いて
最高裁でも敗訴。当麻亡命の決行へ。が、秦野館長代理の裏切り(後に発覚)に予定していたいずれの大使館の駆け込みも断念。二手に分かれ、当麻には堂上と郁が同行し、当麻の意を汲み、予定外の都内の大使館に亡命を試みるが良化にバレ、堂上が撃たれる。追手を撒き、当麻馴染みの書店に逃げ込む。郁は気持ちを伝えた堂上を残し、当麻と堂上カミツレとともに大阪にある領事館を目指す。

その幕切れ
盗聴を恐れ連絡もままならない郁の苦心の伝達に気付く仲間たちの手配、大阪の人たちの機転、郁の陽動により当麻は英国総領事館に到着へ成功。二時間半に我慢できない郁だったが、当麻に最後まで付き添った者としての事後業務に追われ、加えて予告告白を実践するのが怖くて病院に運ばれた堂上の見舞いは公休の日までのびのびになってしまったが、めでたしめでたし。

エピローグ
当麻蔵人亡命事件から3年、基地内官舎で堂上篤・郁夫妻は仲良く楽しく暮らしていました。何でも凝り性な旦那さんは郁の期待も有り、料理の腕も上げ、普段の食事分担の度合いが増すことにやぶさかではないが、などと日常程度のことでも難しい顔をする。で、
「郁が入隊した頃と変わらない難しい表情は、上官だからというわけではなく素だったことが付き合いだしてから分かるようになった。」
で終わる。このラスト好き!!。

※トランプゲーム大富豪の革命は偉大である。

別冊1
明日はときどき血の雨が降るでしょう
基地近くに転院してきた堂上を見舞う、いつものメンバー。堂上の職場復帰。
学術図書盗難があった。手塚と郁が学生風囮。確保後、
「少なくともこっちはお前より早かったことは確実だ。」

一番欲しいものは何ですか?
新調した携帯の試し撮りの一枚の写真から交際相手存在が家族にばれた堂上は堂上家に郁を招き、ファーストコンタクト無事終了。図書館にリストラ酔っ払い男現れ、郁は優しく接してしまう。まさか、前に言っていたことを後からだしてきてタイトルにするところが斬新。

触りたい・触られたい二月
手塚弟がモテモテであるのは当然であろうが、恋愛のいざこざに巻き込まれるのを嫌う柴崎にとっては、かなりのマイナス因子である。これがどう転ぶのか。郁の母親仕込の貞操観念にすれ違い気味の二人。図書館で火災が発生し、聴覚障害のある子が取り残され……。付焼刃の防災で煙に飛び込む郁、郁を追う堂上。無事、男の子を救出し、その夜、郁は堂上にスキンケアをしてあ・げ・る。

こらえる声
前半は情勢立てこもり犯の捕獲。後半は親による子供虐待を偶然気付くことになる図書隊員たちのお話。噛ませるので二つをくっつけているのか?。

シアワセになりましょう
検閲に引っかかる様な違反語を使わず、悪意に満ちた文章を綴る作家木島ジンの作品を軸に物語は進むが、部屋を借りたがる郁を一蹴する時点で物語の着地点確定。でも、指輪じゃなくて、一緒に住む場所を見に行くプロポーズを勝手に期待していた。

別冊2
もしもタイムマシンがあったら
実はなくてもよかったというお話。ってネタバレじゃん。
とおもったあなた、タイムマシンでこれ読む前の時間に言ってくださいって
二次災害を起こす私。

昔の話を聞かせて
大学校時代、首席を争っていた二人は、高校生郁を助けた堂上に共感を覚えた小牧が声を掛けたことがきっかけで話をする仲に。防衛部にいた頃、一年目の検閲対象図書を配達するとき、良化隊の図書を奪われたことや部下・後輩ができた頃の爆弾騒動、三年目に揃って特殊部隊に配属され、絵本展における攻防で相手方の潜入に気付き追いかけるもののバディを崩し一時的に不利な立場に陥った時の話を夫は奥さんにした。

背中合わせの二人(1)~(3)、単行本版あとがき
柴崎・手塚弟編。
作者夫婦が柴崎が一番成長の伸びしろがない人だったと以前からしていたと書いてあったが、
本当にそうですよ。登場時イコール物語の最初では、もっとも出世しそうな、と言うか大物の片鱗満載だったのに、どんどん普通の人化していくというか、おいしいところは手塚兄に持ってかれたというか、柴崎の設定が活かしにくい物語展開。他で書きましたが柴崎指令の活躍を読みたいです!!。さらに、文字が見たいだけですが柴崎提督柴崎大臣ストーリを期待。

ウェイティング・ハピネス
ウェディング・ハピネスと読み間違えました。

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